シドニー生活

中年研究者のお話

博士課程の重み

課題ギリギリ提出

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昨日の月曜16時締め切りの課題を16分前に提出。間に合った。奇跡だ。未だ心労が取れず。

以前にも書いたけどこの課題が15-20pagesのボリューム。今回semester1の成績の40%weightを持っているので重要。ちなみに博士課程前期はこのsemester1の1Unitしかない。去年の5units, 8unitsを1semsterあたりこなした私としては、ラクそうに思えそうだけど、たった10人程度の学生の中でこれをこなすのは本当にきつい。やっぱりプレッシャーすごいです。とりあえず絶対にスコア取らないと。出来が悪くてもそれなりに成果を出さないと。

月曜提出の課題は、2週前にfirst draftを2週間かけて書き上げていたし(この時点で13pages書いていた)、それに課題はResearch Protocolだからなんとかなると思っていたのだ。博士課程の出願時にたった2pagesとはいえResearch Protocolを書いたことがあったし。と私らしくもなく、なんとかなると思っていた。土曜にState Theaterへ行き劇場の雰囲気に大興奮、その後State Libraryへ行って気がつく!これやばい。

・Backgraoud/rationaleのフローが確実によくない。完全に流れが悪い。2/3くらいを取っ替えた。それでも出来上がったものは未だしっくりこない。こんなの嫌だけど、友人曰く、これは論文ではないから、あくまでも課題だから割り切るように言われた。本番の論文では絶対に切り口を変えたいと思う。

・自分の意見を述べている箇所がいくつもある。これは研究のプロトコルなので研究の詳細を述べるだけで自分の意見は書いてはいけない。ガンガン削除。ボリュームがさらに減った。これに気がつけたのは友人のおかげ。日曜に友人にサクッと読んでもらい意見を聞いたら「自分の意見が混じっているから見直した方がいいよ」って。私は公式な研究プロトコルを英語でも日本語でも今まで書いた事がないから、この指摘は当たり前なの事だとしてもとても貴重。友人よありがとう。問題がさらに発生。ボリュームが全然ない。削除して訂正を加えると11pages。Qualitative studyだからtabel/figureなどでボリュームをかせぐことができない。もしこれが基礎研究なら色々とpreliminary research dataなどを貼り付ける事ができるから本文はシンプルでデータであとは埋まるのに!

・Referenceにwebpageは使わないと書かれている。疑問!政府のデータを使用しているのでreferenceをはっている。annual reportをしてpdfにしてくれればいいのだが、webpage上でしかデータを公開していない日本政府よ!私を困らせないでくれ。

Students may select any reference style used in a journal. References to websites / pages are not allowed.

もちろん信用性の低いjournalやその辺のwebpageを使用はしてないけど、日本政府のはどうしたものか。政府だから公式なんだけどwebpageには違いない。他の資料を月曜に色々探したけど、でもそれに変わるreferenceが見つからなかった。だからルールを破ってwebpageのreferenceを貼って提出した。怖い。もし課題の要旨を読んでないと思われたらどうしよう。

 

とりあえず15pagesで提出。結構ショック。出したけど、自分のスペックの低さをまた痛感した。あーあ、もうダメね。やるだけはやったけど、月曜になってreference追加したりまさかの探し直したり、appendixを2つも新たに作ったり、本当に疲れた。疲れた。codeとcordのスペルミスも発見!金曜のプレゼンでまさかのこのスペルミスが3箇所あったよ笑 あー恥ずかしい。そして、昨日月曜は祝日だという事も知らず朝早から大学へ行った笑。今週はあと1課題だよ。頑張るよ。頑張らないと。かろうじてまだ私は生きてます。では。

Sydney Film Festival へ行こう!

シドニーで映画祭です6/6-17まで!

去年は忙しすぎて存在は知っていたけど行けなかった。今年こそは!と言うことですでに先月チケットは購入済み!

Sydney Film Festival

ホームページを見てみるとわかるけど、映画はどれもマイナーなものばかりでかなりの数があります。私には高くて買えないし時間もないから無理だけどフリーパスも存在するようです。

私がみるのは”JIRGA”

Jirga — Sydney Film Festival

Made under extraordinary, and extremely dangerous, conditions, Jirga tells the emotional story of a former Australian soldier who travels to Afghanistan to seek forgiveness.

Three years after an Australian army helicopter raid on a small village led to the killing of an unarmed man, former Australian soldier Mike (Sam Smith) returns to Afghanistan to find the victim’s family. Doggedly, he sets off on a perilous journey over a terrain where both the Taliban and ISIS are active. Mike is determined to make amends and so puts his life in the hands of the Jirga – the village justice system. The risky trek has remarkable parallels with the making of the film. With an earlier version of the screenplay in hand, director Benjamin Gilmour and actor Sam Smith headed to Pakistan to shoot a film on the border with Afghanistan. When the script was deemed too politically sensitive, the promised funding disappeared and along with it the possibility to make the film. Gilmour says: “Returning to Australia to make alternative plans would’ve been the sensible conclusion to our adventure. Instead, we went with Plan B and decided to shoot the whole film ourselves in Afghanistan.” With a camera bought at a Pakistani shopping mall, Gilmour shot the hastily rewritten film himself, while frequently in danger of kidnapping or worse. The result is a sensitive and compassionate tale on the impact of war and the cost of redemption.

Jirga is my response to the proliferation of war-porn in the media, and the generalised depiction of Afghans as extremists. I wanted to counter the Islamic terrorist stereotype of contemporary American war propaganda by giving a human face to combatants and civilians alike, demonstrating the true cost of war on all sides. – Benjamin Gilmour

Benjamin Gilmour is a filmmaker, author and paramedic, based in northern NSW. His films include the feature Son of a Lion (SFF 2008) and documentary Paramedico (SFF 2012). As a published author, Gilmour’s titles include Warrior Poets: Guns, Movie-making and the Wild West of PakistanParamedico – Around the World by Ambulance and most recently the children’s book The Travel Bug.

Festival guests: Benjamin Gilmour, John Maynard and Sam Smith

Talk: After the Saturday 9 June screening of Jirga, is an Extended Q&A with Benjamin Gilmour, Sam Smith and John Maynard in the Festival Hub, starting at 2pm

Film festivalのページ上で予告も見れます。JIRGAはシリアスな映画のようで、しかもアフガニスタンで撮影したし、かなりセンシティブなトピックなのでは?ノンフィクションやドキュメンタリーが私の好みなので、この映画は私の好みに近い!どこまでが実話なのかな?とか思うけど、、でも楽しめそうな予感ぷんぷんです。

JARGAは今週の金土日の3日間上映される予定ですが、本日土曜は2時から主演と監督がきてトークするようなので、様子見てそれにも潜入しようかなと検討中。

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いつも通りGoogleMapにイベント掲載ありです。イベント時はピンクで掲載されます。

会場はState Theater!

State Theatre

State theater は今回初めて入る。ホームページ見たけどかなり歴史のあるシアターのようで作りもアンティークで素敵!会場の雰囲気だけで満足できそうな予感。お値段は大人19.9ドルです。この歴史あるシアターに入るきっかけもできたし私としてはそんなに高くないと思う。以前ミニオンの映画をシドニーで見たときは30-40ドルくらい出した気がするし、そう思うと安い!

12時から映画を楽しんで、その後はState Libraryへ行きます!月曜締め切りWritten report 15-20page仕上げますよ。

高貴な気分になれる会場で映画を観て高貴な気分になり、高貴な会場へ移り高貴な気分で勉強すると言う壮大なプランです。今日は1日曇り小雨ですが気にしません!では。

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State libraryの過去のはこれ↓

 

とうとう終わった、Oral presentation!!!

やっと開放!

あー疲れました。11人が発表しました。私も含めみんなよく頑張ったよ。

今回はHDRstudent (higher degree research student)として今やっている研究のプロトコルについて発表する。研究によってはマクロの世界なのでbackground&rationaleの段階でかなり長い。安易に理解できる「そうだよね、そんな1枚のスライドでまとめれる内容じゃないよね」と思い共感してしまう部分がスライドをみるだけでよくわかった。

プレゼンの要旨はこれ↓

今日の出来は、自己評価は、

前回より下かもしれない!

今朝は自宅で鏡の前に立ってパソコンのスクリーンを使ってプレゼンの練習を3回行った。3回とも制限時間10分内でまとまり「結構仕上がりがいいのでは?」なんて調子にのってしまったのが間違いでした。わずかな緊張とともにいざプレゼント始めると、自分の声が震えているのがわかった。録音を聞いたくないな。あーあ。なぜだろう。なぜこうなるのかな。そして、問題の質疑応答、、、

質疑応答、予定では質問2つと書いてあるのに、4つも食らった。4つともprofessorから。今回はドヤ顔できず。質問の内容は理解できているが、うまく答えれなかった気がする。。。結構ごちゃごちゃ回答してしまった。なんか思ったより頭が回らなかった。ちなみに2つしか質問を受けていない学生もいた。数人だけが3,4人から受けることになった。これはネガティブな意味では私は捉えていなくて、教授たちが私のテーマに興味を持ってくれたと受け止めている。

それにしても、あー悔しい。練習の時はもっとうまくできてたのに!悔しさ残る戦いでした。負け戦となった。もう挽回するチャンスはない。今日が今学期最後のプレゼン。

ちなみに強み!は、今回も唯一、自信があるのは「パワポのスライドの仕上がり」スライドの作り込み!は本当にこれだけは前回に引き続きよかったと言える。10分のプレゼンだから10枚以下にするのが平均的なんだけど、慣れてない学生は15枚以上だったり、あとは文字だらけ文章だらけ。極端に枚数が少ない学生も1人いてほぼ口頭でプレゼンしてた。彼の反省点は「手を抜きすぎた」と自分で話てた。笑。この場合だと今どこを話ているのかフォローしにくい。私のスライドが自分でも良いと思える点はいくつかあるのだけど、例えばスライドの1枚あたりのボリューム(文章/フルセンテンスを書かない)が適度、フォントが他の学生よりも明らかに大きくクリア、スライドのフレームを明確に表記している。最後の点についてもう少し具体的に言うと、もちろんフレーム(Backgroud, methods, analysis, preliminarydata, limitation, strength, significance)はみんなつけているのだけど、私の方がカラーや配置の統一が徹底しているのが一目でわかる。スライドを早送りしてもスライドごとのフローが圧倒的に自分の方が綺麗でかっこいいと思う笑。ここだけは唯一の自信!笑

情けないが、これしか特技がないのかも私。しかもこれ特技ではなく経験、センス、いやいや日本人特有の性格からきているだけという説もある。

あー悔しい。もっとうまくできたのでは?アラフォーにもなって、こんな失態は恥ずかしい。「たかがプレゼンでしょ?」って言いたいし、友人にも言われそうな気がするけど、私は緊張している方が実力出せるタイプなのか?今更だけど自分がそんなタイプだと知る機会となったか?はぁ。。。

今回はプログラムにある「ALL STAFF」とは言わないまでも、結構教授たちが見にきていた。2部制で行われたので、半分だけ参加する先生が多かったようなイメージ。フル参加は3人だけで少なかったけど、立ち替わり入れ替わりで10人くらいいたのかな?その辺りは数えていないけど、教授たちは結構楽しんで学生に質問してた。意地悪な質問はなかったように思う。

 

質問の中の一つに「analysisiは日本語で行うか(analysis後に翻訳するか)、analysisは英語で行うか、どちらで行う予定なのか聞かれた。

  • インタビューの内容を日本語で書き起こし、日本語の状態でAnaylsis(Cording)していく。Cordingが済んでから英語に直す。
  • インタビューの内容を日本語で書き起こし全てを英語に翻訳する。英語の状態でAnaylsis(cording)していく。

私は前者で行う予定。翻訳の段階がどのように分析に影響するのかを私は考えてなかった。もちろん日本人なので言葉の意味を深く理解するには日本語の状態で分析した方が良いに決まってるけど、英語の表現は人ぞれぞれなので、翻訳がどの段階で行われたのかそして誰が行なっているのかペーパーの中にちゃんと明確に示す必要があるのだとその質問からなんとなく汲み取った。

第一部終了後の15分休憩の時に、上記の質問をしたQualitative studyを得意とする先生に質問してみた。「どのタイミングで日本語から英語に翻訳するのが妥当?」もちろんどっちが良いとは言えないから言わないのだけど「私と同じような分野とあとは他のqualitative studyをいくつか読んで翻訳の部分をどのようにしているか調べてみるといいよ」とアドバイスをもらった。うんうん。超勉強になる。もっと勉強しなきゃね。

自分の英語プレゼン力の低さはあるけれど、やっぱり今回もこのプレゼンを通して学びが多かったなと。クラスメイトの研究内容もわかり、彼らの知識の深さもわかり、本当に本当に良い経験でした。みんな同じように悩みと戦っているのもわかった。モチベーションが高い人がこんなにもいるなんて!私も頑張らないと!残るAssigmentは2つ!どちらもプレゼンではなくペーパーベースなので楽勝な気がしてきた笑 では。

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戦いのあとは気持ちを落ち着かせるためにoff campas。そして一人ラテタイム。(80 Bay St, Glebe NSW 2037にて)

とうとう来た、Oral presentation!!!

決戦は10時

5. Research Project Protocol – Oral presentation (Compulsory to pass)
Description: Oral Presentation of research protocol.
Instructions to student:10 minute presentation using powerpoint slides. Focus is on presenting the research protocol developed during the course. Preliminary data, if available, may also be presented.
Individual or group: Individual
Maximum group size: NA
Peer assessment: No
Submission method: Oral presentation
Referencing: NA
Mark:100
Weighting:15 %
Max. word or time limit: 10 minutes (plus 2 minutes for questions)
Due time: In class
Due date
8 June: Feedback
Grade / Written comments 15 June
Attendance: Please read the Policy module for more information.
Late submissions: Please read the Policy module for more information.
Compulsory to pass: Please read the Policy module for more information.
Additional information: Graded by staff using RESEARCH PROJECT PROTOCOL Oral presentation grading rubric

内容はこれ↑

いまやっている研究のプロトコルのプレゼンです。実際はもう研究はスタートしているけど、スタートしていない前提で未来系で説明していきます。これは将来にもリアルに役立つやつ!ただ問題は時間です。また10分。これが悩ましい。時間が短いので、何をどう端的に伝えるのか、全部を言えないので、オブラートにするところも多い。

今回は前回と比べると緊張は少ない。だって自分の研究内容だからね。

今回の問題はまた質疑応答。ただこれに答えれない場合、うーん、これは非常にまずいことになる。

もう一つの問題は、観客が確実にやってくる!前回とプレゼンの時と部屋が変わりました。かなり部屋が広くなった!でかい!笑 そしてスケジュールには前回と同じく「ALL STAFF」って書いてある!もう以前のように騙されはしないぞ!と思いつつ、、、前回と違って部屋が大きくなったので、観客がやって来ることは安易に想像がつくのよね。何人くるのだろうか。Invitationをもらっている先生のうち何人くるのかしら?と思ったりして。ハァァ、書きながら怖くなる。

今回は前日の日中にスライドが完成したので、少し練習もできた!もうやるしかない。頑張れ私。情熱を出し切るしかない。では。

SydneyMochaデビュー

シドニーでモカを自分で作る

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研究室にはNepresso(左)ともう1つ別のコーヒーマシン(右)があります。どちらもカプセルを入れて作るタイプですが、右のマシンを使っている人を見かけない。先月スーパーバイザーに思い切って聞いてみました。その後の話です。どうぞ。

どうもマシンはメーカー違いでカプセルの種類が違う。じゃあなぜ2種類もカプセルタイプのマシンがあるかというと!

これ↓

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Nespressoではないメーカーはホットチョコレートが作れるらしい。つまり、エスプレッソとホットチョコを混ぜてモカを作るためだそうです!笑 モカのために他社のマシーンを配備するとは、この研究室の3人の先生はなんて贅沢、そしてオーストラリア人のコーヒーライフへのこだわりすごい、コーヒーライフ超楽しんでいる。私はそれに便乗させてもらうしかない!

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どうやらマシンのカプセルはALDI(シドニーの格安大型スーパー)で買えるらしいので、それを聞いて実は3週間程前にこっそりモカデビューしました。自宅近くのBroadwayにあるALDIへ行って来ました。

1ドル以下でモカ、ラテ、なんでも飲める研究室ってすごく最高。ちなみにホットチョコのカプセルのお値段は15カプセル5.99ドル(1個0.4ドル!)超安い。

デビューから3週間経ち、勝手にアレンジもはじめました!

モカ以外も作れるよ!

Nespressoのミルクウォーマーでホットミルクを作り、そこへホットチョコを足してココアの完成!最近寒いのでこれがたまらなく美味しい。今朝もココアから1日をはじめました。

 シドニーでは珍しい5日連続雨。昨日にいたっては数回豪雨!どうなってんだか。しかし今日からは晴れ!よっしゃ、この気分で明日のプレゼンを仕上げます。嫌なことばかりだけどやらないとね。やらないとね。では。