シドニー生活

中年研究者のお話

モチベーション少し右上がり

留学中、モチベーションの維持は難しい

英語の壁に何度もぶち当たり心が折れる。読み書きに時間がかかる、専門用語を知らない&聞こえないストレス。普通のローカルの学生のレベルにまでどうしたらたどり着けるのかとか、研究とは関係のない所についフォーカスしてしまう。でも今日は見失いかけてた自分を少し取り戻せた気がした。本当に何でもない日常からうまく気分転換がはかれることもある。

先週のミスの後始末

実は先週のSystemtic reviewの講義に少し遅刻した。15分くらい。理由は講義室の場所がわからなかったから笑。まじで笑えるよね。そのおかげでFacultyのstaffとHi!って挨拶できる仲になれた笑。おっちゃんが教えてくれたからね。ここの本題は遅刻したあまりテンパって、出席簿にサインするの忘れた。そのことにようやく気が付いたのです。10人くらいのクラスだから手書きでサインをペーパーにすることになってたはず。怖い、、とにかく先生へメール。

TITLE:  Applory letter for not signig in an attendance book last Tuesday lecture (name)
 
Dear ○○,
 
Hello. I'm ○○, a MPhil student in ○○ who took your last Tuesday lacture. My SID is ○○○○○○.
 
I am writing a mail to you requesting you to re-evaluate my attendance. 
realised that I forgot to sing an attendance book because I was late for your class.  An attendance is mandatory in my MPhil course. 
 
I really appreciate if you could re-evaluate my attendance in last lecture "Getting started with a Systematic Literature Review". 
 
Sincerely,
○○
Hi ○○,
 
No worries – I remember speaking to you in class. Thanks for emailing.
 
Cheers,
 
○○

今になって読み返すと変な英語がしかも何箇所も...情けない。かなり気になるけどもう時すでに遅し。でも嬉しい事にすぐに返事は来た。あの授業で私は失態を犯した挙句、授業後に質問にいったから覚えてくれてたみたい。名前と顔を覚えてもらえたならこれも良い経験だったかも。しかも彼はProfではなくFaculty唯一のLibralianだった。まじか!頼もしい存在じゃん。インパクト残せてよかった。質問がしやすくなるね。

学部長との出会い

研究室へ行くとなぜかDeanがスーパーバイザーの部屋にいる。出てくるなりスーパーバイザーが私を紹介するのだ。やばい超大物だ。。。あの背の高さと自信ありげなオーラ、威圧感すごいってば。彼が間違いなく私の来月のプレゼンをジャッジするし、再来月のプレゼンもジャッジするし、私の進級についても意見するのさ。それでも日本人の女子がいることは改めて知ってもらえたよね?それにしても、外国人の名前と顔って本当に覚えにくい。

今日のDM4講義

DataManagement4は今日も何とか大丈夫だった。今日は隣に座ってたオナーズに1問教えてもらった。香港出身の彼女、私が日本人だと知ると「cool!!」「 COOL!!」って何でも連呼する。聞かれたのは私のresearch project, supervisor, data collectionなどなどさすがオナーズ、興味が多い。質問ぜめ。私のスーパーバイザーのことも知ってて、彼は○○で有名だとか何でも情報を持っている。彼女曰く1学年250人、FacultyのBachelor1000人近くいるのに日本人は0。しかもこの大学でMPhilで日本のリサーチしていること、これがどうやら特にCOOLらしい。目がキラキラしてどんどん質問してくる。少し持ち上げられている気分で少し嬉しかった。年の差は15歳近くあるよね?それにしても下の学生に言われると自分がベテランになったかのような気分。そしてこんな目がキラキラした勇者(オナーズ)に囲まれる、そんな環境下で研究者として修行が出来ることのありがたさを改めて感じた。

ガントチャート作成

2時間講義のあとに早弁をして、その後ガントチャートを再作成した。理由は、自分の研究を進めたいけど、MPhil courseについつい振り回されてしまう。もっと研究を進めないとと思う。とにかくこの講義に振り回されてしまう現状を打破しないと。で、daily, wekly, monthlyベースでかつ自分の研究とMPhil Course平行しているものを作成。机にこれを貼って気合いを入れ直す。

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突然のMeeting

突然スーパーバイザーがよって来て「Can I catch up with you?」コーヒーのみながら話をしようって誘われた。その前に他のPhDの学生とMeetingしてたのをみてたからその続きみたいな感じ。なぜスーパーバイザー突然ミ、今日みんなとミーティングしたがるのかやや違和感あり。

とりあえずラテを奢ってもらい、現状や今後のプランについて話をした。まずは私が先週ストレスフルな1週間だったからその心配をしている。これはもう立ち直ったことを説明。次に年内のプラン「10月にファーストペーパーを出す」「どこのジャーナルに投稿するかはその1ヶ月前くらいに一緒に選定する」の確認。スーパーバイザーに今の段階でどこか心当たりがジャーナルはないか聞いたら怖い答えが返って来た。私のテーマにあったジャーナルが今は2つくらいあると。Impact factor 2以上でいくから。2以上あればハッピー、3以上いけるとそれもハッピーだとさ。さらっと言われたけど、それってすごいことだよ?、と心の中でツッコミを入れる、私にしたらギャクの域。先生は本気で言っているから逆に笑える。まぁ良い意味でのプレッシャー。次は私のPhD進級について「可能性はある」と。10月にペーパーを1本サブミットすることが大切。それはファクター2を越えていかないとねってさ。もう、本当にここ戦場です。会話のレベルが高すぎる。落ち武者になったらどうしよう。

最後に私のPhDで一つ新たな研究提案があった。これは私のResearch Proposalには入ってないやつなんだけど...笑。「○○のreview、これがもしできたらすごくいいぞ」ニヤけていたスーパーバイザー。「おい、お前、すごいことを思いついたな」と心の中で思ったけど英語の壁がある以上、私にはそんな追加で何かをする余裕などはない。そしてスーパーバイザーの勘違いが発覚。私をOverestimateしてます。

突然のドーナツ事件

スーパーバイザー突然、つまらないジョークを「お前のために1箱ドーナツ準備したぞ」って。さぶっ。絶対うそやん。これは朝8時半ごろの話。

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夕方に気が付いた!2箱になってるやん!おいおい、今日出勤しているの3人の先生と3人の学生だけよ?なんて大量のドーナツ。とりあえず今日は2個食べた。明日は何個食べようかなと嬉しい悩み。

  

こうした日常の中の小さなイベント一つ一つが、モチベーションを上げてくれたりすることもある。もちろんこの小さなもイベントがいちいち疲れを引き起こすこともある。

でもね、私、なんだかんだでモチベーションは整え直すことができて少し右上がりになった。その代わりに英語で頭が疲れちゃって夕方5:20にはもう自宅のベットの上でした。笑。5時少し前に研究室を去った。頭と心のエネルギーの消耗が半端ない。今日のこの微妙な早退は明日返上しないとね。明日はいつもより1時間早く学校へ行くことが目標!では。