シドニー生活

中年研究者のお話

グッとくる

良い言葉

世の中には「名言」って結構ある。本になったりインターネット上でも結構出てたりする。昨日グッとくる言葉をたまたま目にしたので書いてみます。

A ship in harbor is safe, but that is not what ships are built for.

John A. Shedd  

「あー、それ有名だね」って思う人もいるかもしれないけど、今のこの私にはこれグッとくる。「アラフォーにもなって、なんでこの選択なんだよ」たまに疲れた時に思う。自分の選択を後悔はしてないけど、でもやっぱり時々思う。なんで今更こんなに勉強し、しかもそれを英語でやるという。しかも挑戦は去年で終わりのはずが卒業にチャンスをもらう。新たなチャンスはもっと茨の道。チャンスをとりあえず言い訳せずにまずは掴んでみる決意。人はcomfortable zoneを探しているしそこを大切にする。私もそう誰よりも強く思っている一人なのに、なぜかシドニーにいる。笑、この矛盾すごい。この過程で何度も心がくじけたり、放心状態で感情を失ったり、泣いたりしていることは誰も知らない事実としてある。あーあ。

それでもただただ自分の選択肢が正しかったと思いたいから、とにかくcomfortable zoneにいるのは私らしくないじゃない ?とかって言いきかせてみたり。冒険や挑戦は人生を有意義にすると本気で思っている。

そんな私には

A ship in harbor is safe, but that is not what ships are built for.

これはグッとくる。

「船は港にいると安全だよ。でもその為に船は作られたわけじゃないよ。」

私は「港」にいるのか「大海原」にいるのか、今どこにいるのか。とりあえず友人に昨日質問してみた。そしたら友人から逆に質問が返ってきた「どこに自分はいると思ってる?」って。

私の答えはこれ「港にはいない。鳴門海峡でみたうずしお」笑

完全に渦の中だよ。毎日もがいて、恥を書いて、悔しい思いをして、でも発見や学びもあったりして。感情が豊かになりすぎて、本当に心がエコじゃない暮らし。しかも船もボロぶね。

渦潮って、観光客からすると綺麗の一言でまとめられちゃう。それに簡単に船でアクセスできる。渦の中に何があるのかは飛び込まないとね。渦潮をみて真っ先に飛び込みたいと思う人はいない。何年かかけて飛び込む決意を固めて、準備にも時間がかかるし何よりも勇気がいる。歳を重ねると責任が増えてきてだんだん重くなるからね。

では今週も頑張ります。くらい?話題になった?いやいや、そんなことはない。不安が高まりすぎてこんな感じになってる。今週も怖いしやるべき事が進められるか心配で仕方がない。でも1週間なんてあっというま。嫌だけど頑張らないとね。今日明日の決断や転機は人生でみたら数あるうちの一つでしかない。本当にあっけないもの。自分が思う以上に時間は早く流れるし、とにかく進むしかない。もう頑張る。講義は怖いけど研究を進めないとね。私の場合は、宿題をとにかく早く終わらせて、研究を進めないとね。自分に言い聞かせながら登校。