シドニー生活

中年研究者のお話

HDR Profile

HDR(HigherGegreeResearch)プロフィール

以前に書いた残りの雑務の一つをとうとうやりました。腰が重かったなぁ入学してもう3ヶ月でやっと。

以前に書いたのはこれ↓

ブログにも書いたけど「HDRProfile」を私はやっていなくて、これは何かというと大学のホームページに自分のプロフィールが載ります。載せるから文書を提出してくれとうことです。実はHDRstudentになるまで、学生のプロフィールが公式に公表されるというシステムすら知らなかった私。検索できるのはスタッフだけかと思ってた。去年のmasterの時はもちろんホームページには名前は公表されるわけもなく、載せる招待状も届かず。だからこそ、HDRはこのあたりの扱いも違うという事が私としてはモチベーションが上がる点でもあり嬉しい!のは嬉しいのだけどなんとなく腰が重かった。。。後伸ばしにしてここまで来た。3/4のメールです↓

Dear ○○,

As a Higher Degree Research (HDR) student of the University of ○○, we invite you to request your HDR student profile which will appear on the University's webpage.

This profile will assist you in growing your professional research standing as you will be searchable on the University's website promoting collaboration between you and your peers. You will also receive a personal URL which can be included on business cards and social media.

Your HDR Profile will include the following information:

  • Full-name and Title
  • Supervisor Details
  • Email
  • Publications and Grants
  • Thesis Title and Thesis Abstract

If you need to make further updates to your Thesis Title and Abstract, please do so via ○○. Information on how to update your Thesis Title and Thesis Abstract is available here

In order to complete the request, you need to log into the Research Portfolio Manager (RPM) using your UniKey and password, read and provide 'consent' to activate. You are able to withdraw your consent at any time.

To request your profile, please click http://manage.profiles.........

The Research Portfolio will then need to check your publications and grants. The verification process may take a week in most cases. Once this verification has been completed, your profile will be displayed on the University website.

A few things to remember for the future:

......

Thank you for participating in this exciting HDR initiative.

Yours sincerely,

Professor ○○
Chair, Senior Executive Group - Research and Training Committee
Deputy Vice-Chancellor (Education)

普通の学生は載らないので、HDRは公式に扱われるのは嬉しい。よし、では早速手続きのためクリックすると下記の画面↓

f:id:pskusg:20180524203700p:plain

自動で項目はすでにMPhil Candidateである事、スーパーバイザーの名前、プロジェクトタイトルと入力されていたので同意の欄を「I consent」にしてsubmitをクリック。そしたら完了した。笑。この同意ボタンを押すだけなのも知らずに、私は大学のホームページに名前が載るというチャンスを逃してました。でもアブストは未入力のままです。笑。いつか編集しないとね。とりあえず肝心な自分の名前、研究テーマ、スーパーバイザーは表記できているから十分なんです。というか、今の私はこれしか載せれないからね。ここで一番大切なのはこの大学の学生である事ではなく、「どこのグラント取ったことがあるか/持っているか」「奨学金の受賞歴」「過去の論文」「国際学会での発表実績(poster/oral/symposium)」このあたりが本当の本人の実力にあたる部分なのでHDRstudentにとっては本当は大切で、これがホームページ上で公表できるのは嬉しい所。でも私はこのあたり0です!!!!ヤバし!何もまだかけないので、今はこのままアブストもなしのまま、9月に改めて奨学金とポスター発表の功績をアップデートでするつもりです。

海外へきてから知った日本の文化と違う点は、First author/Last author以外の論文は自分の名前が入っていても自分の評価とは関係ありません。だからCVに書いたりはしません。あとはインパクトファクターが無い論文はみんな書いたこと無いのでは?そもそもファクターが無いジャーナルの話は出たことがありません。グラントも自分の名前で取って無いならそれは実績とは言いにくいし、本当にハードルが高いです。日本では「○○大学へ進学した」「○○大学の大学院へ進学」という用語が一人歩きするけど、ここの大学生は大学に所属しているだけでは何も意味をなさず、本人の実力であるグラントの数、奨学金の有無、学会発表、論文数(ファーストオーサーのみ)がかなり評価されます。日本とは物事の基準が大きく違う。

よって今は魅力0のHDR student。というか能力が無いのにここにいる人間。それはわかっていますが精進します!かなりしんどいし不安で何も手に付かない日もあるけど、勉強になる事しかここには無いので、アラフォー泣きながらも頑張ります。

火曜の講義

火曜はなんとか大丈夫でした。DataManagement、ResearchProtocolのL様の講義の一方的に説明と質問のやりとりでした。これもかなりpracticalな内容です。

自分が論文を書くときはテーマによってそれぞれのガイドラインが今は結構出ているので、それを参考にして書きます。それを探すためのツールとか、実際の検索の仕方を教わりました。私はすでにスーパーバイザーと友人から聞いていたので少し知っている内容ではあったけどかなりかなり有意義でした。簡単にいうと論文のお作法(論文に書くべき項目)を学んだ感じです。私はCOREQを使って進めているのだけど、COREQは有名なので例として話も出ました。本当に本当に本当に勉強になりました。こんな実践的なことを日本は教えているのだろうか?

The EQUATOR Network | Enhancing the QUAlity and Transparency Of Health Research

ちなみに面白い意外なテーマも検索してみようという話になって、基礎研究をしている学生がキーワード「cell culture」と言ったので検索したら、cell culture系論文のガイドラインありました!笑 みんな笑っていたけど、そもそもcell cultureって!!その発想がすごい!そんなキーワード人生で初めて聞いた。あー、この講義の軽い脱線がまた私を刺激します。

やらないとね。不安が大きくて何も手につかない日もあるけど、とにかくやらないと。自分で自分をマインドセットしなおすという作業を朝から頑張ってます。もう水曜日だよ。今週も半分終わった。では。