Sydney Trail Series - Spring 2018 St Ivesに出場
これ1週間前の先週の日曜の話。
このブログでもちょこちょこでる話、PhDを目指しているアラフォーがWalking → Jogging → Running → Coastal Running → Trail Runningへとステップアップしていく様子をお伝えしてきましたが、とうとう前触れもなく勝手にデビューしました、トレランの大会!
SyndeyTrailSeriesの概要
Sydney Trail Seriesはシドニー郊外で行われるトレイルランの大会。
大会の概要はこんな感じ↓
Spring 2018 - St Ives
Dates: 9th Sep, 14th Oct, 25th Nov 2018
Distances: 8km, 11km, 24km, 30km (Nov only)Summer 2019 - Manly Dam
Dates: 13th Jan, 24th Feb, 24th March 2019
Distances: 10km, 12km, 21km, 30km (March only)
年に2回場所を変えて開催(St Ives/Manly Dam)。どの会場も市街から車で30分以内の国立公園です。
日本人の私には少し馴染みのない点はこれ→同じ大会が3ヶ月連続で開催される!笑 普通「大会」って年に1回ペースで開催するよね?
さらにすごいのは、3回申し込むと3回目が無料に!
Pay for 2 Races, get the 3rd Race Free! - Entries close 4pm Friday 19th January!
Short - $120 pre registered
Medium - $130 pre registered
Long - $170 pre registered
さらにさらに3ヶ月目は3種目(8/11/24km)にプラスして”X Long 30kmコース”が増設され合計4種目に!
私が出場したのはこの”XLong30km”←人生初のトレラン大会としてはぴったりかなと。
残念ながら私が出場したSt Ivesの動画はHPにもYouTubeでも見当たりませんが、代わりに2019年の1/13, 2/24, 3/24に行われるManly Damの過去の動画はHPにあります。このManly Damの3ヶ月目の”X Long 30km”も出場計画を建てております。本当にトレランが楽しかったので!いまから3月が待ちきれない!
SydneyTrailSeries-ManlyDamの動画はこれ↓
St Ives 2018 - Registration
日本だとランニングの大会はRunnetでオンライン申し込みが一般的ですがシドニーも同じでオンラインが主流。
しかし私は大会当日に会場でエントリーしました!笑 ここがシドニーの不思議。出場したくなったら吉日ってやつです。
以前から大会をチェックしていたけどなかなか勇気がでなくて、やっと決意ができた時にはすでに11/23(金)の夜!大会2日前。会場でエントリーすると10ドル余分にかかるけどもうこれは勢いの問題。
本当に当日エントリー出来るのか少し不安はありましたが、11/25(日)朝6時に会場でエントリーを無事に済ませ出場できた。私たち以外にも当日エントリーの人が数名いました!一安心。
Adults (17 years and over)
Short (8km) - $60 pre registered, $70 on the day
Medium (11km) - $65 pre registered, $75 on the day
Long (24km) - $85 pre registered, $95 on the day
X Long (30km) (Available in November only) - $100 pre registered, $110 on the day
料金はXLong30km AUS100(8200円)。私は当日エントリーなのでプラス10ドルで合計110ドル(9020円)。当日会場でのエントリーにも関わらず、カードで支払い可能でした。さすがシドニー、ICTは進んでおります。
St Ives 2018 Photos
スタートは30kmと24kmスタート。正確には30kmが先にスタートして24kmはその後です。
当初のスケジュールでは
5:45 Parking open, 6:00-6:15 Registration start, 6:30 Race start
しかしレジストレーションが大混雑(事前登録した人へゼッケンを配布するのに混雑)で結局15分遅れでスタート!
日陰の場所は幻想的
民家の庭を通過
舗装されてない道ばほとんど
ピンクのリボンを探して進む
一番キツかったのは岩場
両手を使いよじ登ることもあった
岩の上をぴょんぴょん飛ぶように走る
岩の上を走るコース、落ちたら濡れる
勢いをつけて飛ぶこともある
コースに水たまりかと思いきや、完全に湖だったりというハプニング。
感動のゴール!
周りには観客もランナーもほぼいない
撤収済み。
Cut offされてないし、それまでは待ってて欲しかった。
そうなの、このローカルの大会、
みんなさっさと走ってさっさと帰宅。
でも完走した!大満足!
どうやら、マーケットやBBQもあったらしいけど、、、いいのよ。完走できたのだから。
初のトレイルランの大会の完走は、一言で言えば「よかった!」
でもたった1回の経験でも学んだことは多い。
まずは恐怖。スタート直後の3km以降は私1人のことが多く(出場選手が少ないのとレースのかなり後方にいたため)、この森を1人でひたすら走る孤独、これはなんとも言えない感情でした。ピンクのリボンは間隔ではなくて……それがまた不安をあおる。トレランって大人のスポーツ。大自然の中を走る、岩の上を飛ぶように走る、もう非日常がここにはある。それがよくわかった。でも全ては自己責任。途中で怪我をした人が自力でスタート地点までも戻っていくのを見た。。。地面がふらっとじゃないから気を緩めると転倒したり足をくじくことになる。大惨事が起こる可能性もある。なのに周りに人はいない。私が滑落してもみんな気がつかないのでは?と不安になるシーンもあり。
そして友情。レース後半から前方にランナーが1人いることが時々走りながら見えて、なんだか孤独から解放された気分でいたら、そのおじちゃんがなんと途中コース前方で立ち尽くしていた。理由は数十メートル先にピンクリボンがあるのだけど、そこへ向かう道がない。道は途中で切れていてそこには水深も不明な湖が。入るべきか?と人生初のトレラン参加中の私に聞いてきた。キョロキョロしても私とこのおじちゃんの2人だけ。うーん、私が出した答えは水には入らず、唯一の地上である右手の急な斜面のぼうぼうの木が生い茂る森を登ること。おじちゃんもびびってたけど、これが正解でした。頑張って数十メートルのぼるとブッシュウォーキングしている御一行にであった。彼らの歩いている道も木が生い茂りコースは崩壊寸前なんですけど…….でも彼ら曰く「obstacleはすごいけどここはtrailで間違いない」って。そしてレース再開。その後もこんな感じで、道が途中わからない箇所が合計3つもあった。そしておじちゃんとそれを2人で解決するという、なんか同盟ができた笑。
最後に体力。ロードの登りを走るのと、岩場やオフロードなどを走るのは全然別の筋肉。私は小柄なので、岩場を走るときは腿をかなり持ち上げないとのぼれない。かなり上下に開脚しないとクリアできないので、股関節の硬さは非常に問題。
これら含めてもう一度まとめると、大自然の中を走るのは最高です!ビルもない建物もない、自然の中に身を置くと、頭がクリアになる。脳を消耗している平日と肉体的に疲労もさせる週末、いまちょうどよいバランスが保てていると思う。このままこれからも頑張ります。
そうそう、コース途中にいた大会関係者に聞いたら「水かさが増してコースが水没しているところもあるんだ」って…….初のトレランの大会はobstacleが多くてかなりメンタルは鍛わった。「こんな茂みをいくの?」という気持ちから「えい!」っと勇気を振り絞って乗り込む。これとても良い経験。大人のスポーツに間違いない。
順位は下から5番目ですが、これでも岩場と急な登り坂以外は全て走ったんだけど……休憩もしてないし。エイドステーションもグミだけ鷲掴みしてドリンク補給もせずに休憩なしでひたすら進んだのにさ。それに後半の8kmで7人抜いたし!総合的にみてもよく頑張った!
そして、Resultをみていて気がついた。私より2つ後方でゴールしたランナーの名前「伊藤さん!」絶対日本人やん!
伊藤さん、もしこのブログに気がついたらご連絡ください!
もしやあの岩場で追い抜かした人が日本人だったの?とか色々妄想しています笑。
そして、こんな大人の大冒険でしたが、この日は12時には自宅でお昼ご飯にラーメン食べたよ。自宅から車でたった30分でこんな大会に参加できるなんて、シドニーはすごいな。大自然に囲まれる大都会です。
写真は今回すべて友人が撮ったものです(私のカメラが壊れているため)。友人ありがとう!無事にブログがかけたよ!
今日のシドニーは30度こえるらしいのでRunは無理。だからいまから閉館の5時までState Libraryにこもります。そして夜にダーリンハーバーを走る予定。
では。