シドニー生活

中年研究者のお話

海外で学位を取る難しさ!喜びと恐怖

海外で学位を取る難しさ!

これは去年MPhilの時のクラスメイトのRの話。

昨夜、研究室をでて帰宅しようとしたら偶然にも裏口でRにあった。Rは、本当ならもう卒業して今頃は自宅のあるメルボルンへ帰り、そしてその後はエジプトでバケーションとっていると思っていたから、ちょっと驚いた!

それにしても 久しぶりに会えて嬉しかった~

いままでRと話をしてきた感じの流れだと、こちらとしては、この日大学に来ているということは、てっきり今年始めに提出したMPhil thesisのコメントがレビュアーから返ってきたのかと!論文の手直しのためにスーパーバイザーのところへ来ているのかな?なんて。

でも違った。

 

R「エクステンションしたんだ」

 

私「!?」

 

私が知っているだけで少なくとも2018年12月末は間に合わずエクステンション、2019年2月末も間に合わずエクステンション。いま次の2019年6月末を目指してMPhil thesisを書いているところ。

怖い、怖いね。

これはエクステンションを繰り返すRが仕事ができるとかできないとかって話をしたいわけではない。うまれはエジプトの彼。年齢は私より上で40越え!メルボルンに住んでもう8年近く?だったよ思う。そうなの、英語はバッチリだよね。そんなRでも「struggling」って言ってたからね。確かに卒業論文 (MPhil thesis)は大変だと思う、データをまとめ上げるのが大変だよね。これって英語な大丈夫な人でも大変だよね。私って英語大丈夫じゃないよね?英語できない私、恐怖でしかない。

帰り道に想像してしまった。

考えるだけでぞっとする。

もし私がMPhilからPhDへジャンプアップできなかったら、このプロセスがまっていたんだ。

MPhil thesis提出→MPhilの授与→PhD出願→PhD4年→PhD thesis

ぞっとする!!!

卒業論文2回も書く必要があったかもしれない。ちなみにこれは学位のための論文だからね、、、学位の課程における研究論文は個別でかかないといけないのはあたり前なんだけど。。。

やっぱりThesis を2回書くのは無理やって!ローカルより書くのどれだけ遅いことか・・・。わたくしの作業スピードは牛歩だからね。

MPhil thesis提出→MPhilの授与→PhD出願→PhD4年→PhD thesis

牛歩の私は大きくショートカットできてよかったなと、つくづく運が強くてよかったと思う。

 

あっ、ちなみにRはクラスメイトだけど同級生じゃないです。シドニーではクラスメイトは同級生とは限らない!彼はMPhil3年目なんだけどね。

なぜクラスメイトなのに同級生じゃないかというと、MPhilは1〜2年かけて卒業するまでに終了すべき必須unitが1つだけあって (ちなみに選択科目0、この科目1つしか授業はない)、これはSemester 1にしか開講されない!だから1年目や2年目の学生がミックスになる。1年目や2年目といっても入学時期は年に4期あるので、1.25年目、1.75年目、2.5年目とかみなバラバラ!私はこのunitが開講するつきに入学していたのでこの授業を受けていた時期は0~0.25年の時です。

MPhilがクラスメイトを作るのはこのワンチャンス!これ以外はみな各自の研究室に所属して研究を進めるのみなのだ。これが修士のリサーチディグリーです。

 

あーあ、

懐かしい人に会えた一方で、卒論への恐怖を感じる。難しさはPhDだけじゃなくMPhilも同じこと、大変なものは大変。違いがあるとすれば論文を本にしたときの厚みが2センチか6センチかくらいかな?笑

 

では。