シドニー生活

中年研究者のお話

Ultra Trail Australia 100 に出場しました!- 2

UTA100 のマンダトリーギア

実際にギアチェックでパスした商品を紹介します。

自身はトレラン歴8ヶ月と短く知識が少ないうえに、ほとんどのアイテムをもっておらず1からの購入でしたので、全て揃えるのにとても時間がかかりました。しかもリストは英語なので、何回読んでみてもピーンと来なくて(笑)。もしかしたら、もっとUTAに適したアイテムがあるのかもしれませんが、、、少なからず誰かの参考になればいいなと思います。

UTA100 Mandatory gear 

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1. Long Sleeve Thermal Top (polypropylene, wool):icebreaker OASIS LONG SLEVE CREW 200 (MERINO 100% PURE BASE LAYER)

*TNFのベントリックストレイルジャケットを持ち込んだらNG。防寒の目的としてベントリックストレイルジャケットはOKだけど、UTAが指しているのは防寒目的のベースレイヤーだと説明を受けました。かさばってもいいので持っていってよいか聞いたらそれもだめだとNGくらいました・・・。なのでその時30%オフで販売していたicebreakerのサーマルトップスを購入し対応!ちなみに友人は、ファイントラックのメリノスピンライトロングスリーブ(ポリエステル65%+ウール35%)でパスしたそうです!

2. Long Leg Thermal Pants (polypropylene, wool):montbell スーパーメリノウール M.Wタイツ(MERINO Wool 100%)

*シドニーの店員さんに聞いたところ、モンベルのこの同シリーズ「L.W.薄手ウール92%+ナイロン9%」「EXP厚ウール79%+ポリ18%+ナイロン2%+ポリウレタン1%」も基準を満たしているとのことでした。

3. Waterproof and Breathable Jacket with Fully Taped (Not Critically Taped) Waterproof Seams and Hood:ノース ストライクトレイルフーディー

4. Beanie, Balaclava or Head Sock (Buff):Salomon ビニー、Salomon バフ

*レース中にビニーやバフって落とす可能性があるので念のため2つ持参しました←初めてのレースなのでかなり心配症です。当日は、スタートから夕方まではNIKEのキャップ、夜はサロモンのビニーですごしました。

5. Full-Fingered Lightweight Thermal Gloves (Polypropylene, Wool):UNDER ARMOUR のランニング用グローブ

*8年位前に購入したものなので記憶はあいまいですが、撥水加工なしのタイプのランニング手袋でおそらくポリ100%。友人Aはサロモンのグローブ(撥水加工なし)で、友人Bはランニング用ではないもともとプライベートで使用していたただのウール?の手袋でOKもらってました。

6. High-Visibility Safety Vest that complies with Australian Standard AS/NZS 4602:1999 - D/N Class for Day and Night Time Wear:Broadway のK-martで9ドルで購入

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*シドニーの街中で雑貨やホームセンターのような場所で気軽に購入できます。Katoombaのエキスポ会場で購入も可能。エキスポ会場だと15ドルと少し値上がりしますが、胸にUTAのロゴが入ってます!←正直6ドル値上がっててもUTAロゴのが欲しかった笑

7. Headlamp:Black Diamond STORM 375

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8. Small Backup Light:GENTOS AUVA VA-01D

*日本一時帰国の際に購入。神田のさかいやさんでセール価格1100円!メインで使用予定のブラックダイアモンドがなぜか調子悪かったので、結局レース中はこのバックアップ用のジェントスですごすことに...200ルーメンですがUTAでは充分な明るさ!霧が強いときはなにも見えないのでヘッドからはずしてさすがに手に持ち替えましたがそれでも充分に役立ちました。これがなかったら死んでたと思う。

9. Mobile Phone in Working Order with Fully Charged Battery and working SIM Card

*携帯の本体を目視しただけで、番号が繋がるかどうかの確認まではされなかった・・・チェックが雑?もしくは自身がシドニー在住であると店員さんが知っていたからかもしれませんが。

10. Compass:日本のダイソーで購入

11. Whistle:サックにホイッスルがもともと付いているので購入はなし

12. Emergency Space Blanket (or Light Bivvy Sack Equivalent):日本のダイソーで購入

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13. Compression Bandage (Minimum Dimensions 7.5cm Wide x 2.3m Long Unstretched):薬局で約9ドル

*Coles購入した包帯にNGがでました。幅と長さは満たしていましたが、 UnstretchedタイプではなかったためのNG。これがNGの包帯↓

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Unstretchedタイプである理由として、snake biteの時などを想定していると説明を受けました。蛇にかまれたとき?まじ?笑 蛇にかまれたときになぜ包帯がいるか疑問だったので、同じ研究室のローカルの学生に後日聞いたら「毒が回らないように止血するため」だそうです。そしてオーストラリアの蛇情報として「オーストラリアでは茶色の蛇は危険!黒いやつは大丈夫かまし」だそうです。彼女、大学時代にsnake bite時の処置を授業で習ったらしいので信憑性あり!笑

これが正解の包帯↓

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14. Lightweight Dry Sack:ダイソー ジップロック

15. Water Bottles or Bladders, 2 Litre Capacity:ソフトフラスク500mlを3本・250mlを2本

*今回はマンダトリーギアが多いので、手持ちのリザーバー1.5Lを使用すると荷物がカバンに入りきらないので使用しませんでした。代わりにソフトフラスクを追加購入してキャパシティー合計2Lになるように調節しました。

16. Food Bars / Portions:マグオン16本

*ギアチェックの際は一応2本だけ持っていきスタッフにみせました。

17. Ziplock Bag for Personal Rubbish:ダイソー ジップロック

18. Waterproof Map Case:ダイソー ジップロック

19. Long Leg Waterproof Pants:ノースフェイスのストライクトレイルパンツ

20. 100-Weight (Minimum) Long Sleeve Synthetic Fleece Top:サロモン GRID MID FZ W

*フリースの詳細はこれ↓

100-weight fleece is equivalent to 214gsm Polartec Fleece. Must not be made of wool as you will mostly need this item if it is wet and just above zero. If it were guaranteed to be dry weather for the race, a woollen fleece would actually be preferable. The fibres of a synthetic fleece will not absorb water whereas the fibres of a woollen fleece will hold water and make you feel colder and clammier. Also once a woollen fleece is wet, it will never dry out for the rest of the race. Refer to 'Sample 100 weight fleece' link for a suitable example.

*正直、初心者としてはこの意味がさっぱりわからなかった笑。ユニクロのフリースならもっているけど・・・明らかにかばんに入らない笑。日本一時帰国のときにスポーツ用品店の店員さんに数名相談しましたがガイドがそもそも英語だし、みなさんやや不安そうな回答。そしてとうとう詳しい方発見!それは神田にあるサロモンの店員さんでした!まさに救世主。英語の詳細をみながら具体的に素材について説明してくれて、UTAにパスできる商品まで紹介してくれました!もちろん購入!あの時の2名の店員さんにはご丁寧に対応していただき大変助かりました!ありがとうございました!次の一時帰国の際はまた立ち寄りたいと思います!

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(レジストレーション会場の写真)

残りのマンダトリーアイテム21-26はレース前日エキスポ会場でレジストレーションの際に配布されます。

21. Course Map & Course Descriptions

22. Participants Emergency Instructions Card

23. Full Box of Waterproof and Windproof Safety Matches

 

24. Firelighter Block For Emergency Use Only

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*エマージェンシーのマッチとブロックは、レジストレーション時ではなく後に各自で横のブースへ移動しそこで受け取ります。結構臭うし袋をくれないのでジップロックを持っていくとよいと思います。

25. Race Number

26. Timing Tag for Backpack (Bag Tag)

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写真のゼッケンが入ったビニールの中に21,22,25,26がまとまってはいってます。レジストレーション時に参加賞Tシャツもゲットできます!

UTA100 Other recommended items

下記27-36は大会から推奨されているアイテム。こちらも33以外は全部持参しました。

27. Collapsible Cup (important if you want to take soup, tea or coffee at checkpoints):サロモンのソフトカップ

28. Anti-chafe Body Glide / body lubricant:GurneyGoo

*足のクリームはこれ↓

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ネットで定評があったニュージーランド産のクリーム。写真はレース用として購入した小さいチューブのもの。スタート前,CP3,CP4,CP5と4回塗りましたが、水ぶくれが4箇所も出来た笑。効果はわからないけど、なかったら水ぶくれがもっと出来てた可能性あり。

29. Sunscreen:日本の日焼け止めの試供品

30. Cap or sun hat:NIKEのキャップ (日中用に使用)

31. Spare socks:C3Fit ドライソックス (チェックポイントで履き替えるソックスとは別にエマージェンシー用としてリュックに常備)

32. Spare headlight batteries:メイントーチ用(単4電池4本)バックアップライト用(単4本電池2本)の合計6本

33. A spare good quality headlamp in case your primary headlamp stops working and so you don’t have to run the rest of the way with only your backup light:なし

34. More substantial first aid kit (sterile dressings, roll of strapping tape, blister care such as blister block patches or Compeed, antiseptic wipes and any relevant personal medications):絆創膏、靴擦れ帽子テープ、薬

35. Additional warmer clothing at supported checkpoints:UD Marathon Shell

*ウィンドシェル持参して正解!日中は半袖、夜は長袖で走り、スタート前と夜にウィンドシェルを使用しました。朝方3時頃は寒かったのでウィンドシェル脱いで長袖+フリースでちょうどよい感じ。

36. External battery charger for your phone:Anker PowerCore + mini モバイルバッテリ超小型スティックタイプ (Garmin充電ケーブルと携帯充電ケーブルもセットで所持)

*ガーミンのfore athlite 35を使用し充電はCP3,CP4,CP5の休憩時に少しだけ。モバイルバッテリーの充電スピードが早くて驚きました。お陰で最後までガーミンもちこたえました!

ギアチェックのお店

UTAホームページにgear check storeがリストされてます。

How it works

First, check to see if your preferred store requires a booking to perform a gear check. Then take all your mandatory gear to the store (except for the items that are provided by the organisers). At the store, your gear will be checked and, if you pass, you will be given a ‘Gear Check Certificate’. Bring this certificate with you to race-check in. If you are missing some items, in order to complete your gear check, you can simply return to any participating store at a later date and bring only the items that you were missing the first time. 

自身はMountain Equipment Sydney491 Kent Street Sydney, NSW 2000でギアチェックを受けました。担当の店員さんは若い男性。予約してなしで日曜12時ごろに直接お店へ荷物を持ち込みましたが、嫌な顔せずにレジでチェックをすぐにしてくれました。NGのときは丁寧に説明があり、大変満足しています。

あえて言うなら、想像以上にチェックが雑?な感じでした。。。おそらく慣れている?だけなのかもしれません!タグや素材も細かく確認せずにすぐにオッケーというときがありました。こっちは人生初のギアチェックなので、イメージとしては試験みたいなシリアスな感じを想定していたので笑、なんだかカジュアルすぎる?かなと感じた次第です。

これがapprovalです↓

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なんと、ギアチェックした定員さんが私の名前を手書きで書いただけ!初のトレランロングの大会なので、あまりのカジュアルさに驚き!もっと袋に封印したシールとか貼るのかと思ってました笑。

最後に裏情報。

UTAホームページではローカルのお店でギアチェックを受ける場合は「2019/05/15まで」と書いてあったけど、実際は5/16木曜も可能でした。私はフェイスブックのUTA100という非公開グループ(1251人←結構大きいグループでランナー大半が入っているかも?)に入っていて、そこからUTAの情報を得ていましたが、これはそこからの情報になります。あとローカルランナーいわく、やっぱりエキスポの会場のギアチェックよりローカルストアでギアチェックがお勧めだそうです←特にその理由は述べてなかったけど。

 

ということで、長くなったけど、これがUTA100のギアのお話でした。

次は、レースの話へとうつります。

では。