シドニー生活

中年研究者のお話

先週の日本帰国のこと

日本への一時期帰国の理由

今回の帰国はバタバタだった。

研究でもなくバケーションでもなく、祖母に会うためだけの帰国。90歳を超える祖母が心不全で先月入院し今月無事に退院。命に別状はないものの、いつ何があってもおかしくない…。そもそも私の当初の予定では8月に研究の関係で日本へ一時帰国を予定したいたのだけど帰国が延期になった。それだけやらなきゃいけないことがあるのだけど…でも祖母の頭には「○○は8月に帰省する」という情報が深く深くインプットされており…、ここは一旦帰国が妥当と判断!

それにしても研究帰国のときよりゆっくりできなかった。祖母の話相手になったり、送迎したり、ご飯のちょっとした手伝いをしたりと、何気ないことばかりで体力は使わないのだけど、とっても気疲れ。一日中ではないものの、一日の中で細かく自分の時間がおばあちゃんに割かれると、こっちの仕事へのモチベーションまで奪われてしまうこともしばしば。そしてお年寄りなので、私の話などには耳を傾けてくれない。自身の価値観を全力で押し付けてくる笑。これはどこの家のお年寄りも同じことがいえると思うので、そういうものだと受け入れて、いつもどおりのケアをしてきたよ。カリカリしたって仕方がない笑。

1ヶ月の入院で祖母は5キロ体重が減った。もちろん水が2キロ抜けたという利点もあるが、残り3キロは脂肪と筋肉ということになる。お年寄りが筋肉を失うと一気にADLが落ちる。わかっていたことだけど、この現実と本人の気持ちが追いつかないところが大問題!私からのアドバイスはこれ↓

「筋肉はリハビリでつけるしかない!がんばれおばあちゃん!!私だってトレーニングサボるとすぐに筋肉落ちるよ!筋肉の塊は努力の塊なんだよ!」

筋肉を熱く語るアラフォーの孫。シドニーへ留学してから筋肉の必要性を熱弁するようになった。そんな私って一体?(笑)

 

まとめ

今回の一時帰国は仕事のスペックを落とすことになったけど(こんな忙しい時期なのに・・・)、丸一週間おばあちゃんとお付き合いできてよかった!帰国目的はすべておばちゃんのためだったので、これはこれで目的達成。

日本へ帰国当日のこと

今回は日本へ帰国する日にスーパーバイザーがP1のサポートをしてくれたので、P1の最終版をもらってばたばたのままシドニーを発った。オフィスを出たのは16:20、自宅帰宅後シャワー浴びてすっぴんで空港へ向かい、20:55のフライトにのった。P1が投稿が目前に迫っている喜びもあったけど、いざ空港へ着いて思うことは「なぜこうもばたつかないといけないのだろう」ということだけだった笑。自分の計画通りにいかないことって本当に疲れる!

P1仕上げ

そもそも、P1はほとんど終わっているといわれていたものの、実はそうでもなかった。帰国当日だけだでなんだかんだで3度ほどメールでドラフトをやり取りし(もちろん口頭でもディスカッションもした)、この日中に終わらせないといけないという焦らされた状態で私は修正を繰り返したのだ。しかもP1の編集も終盤へさしかかっているため、スーパーバイザーの指摘が深くなってくるのだ。すごく深く聞かれるので、これが日本語だとしてもなかなか言葉が浮かんでこない・・・。

(・・;)どうしよ・・・

そんな状態がつらかった笑。

いま思うと、これらのスーパーバイザーからの指摘のひとつひとつがすごく重要なんだと思う。これらの指摘なしで投稿していたなら、きっとレビュアーから同じことを指摘されてた気がするから。

カバーレターについて。

「もしカバーレター仕上がっているなら、いま提出すればチェックしてあげるぞ。この雑誌○○のカバーレターはシンプルに簡潔に書くことが大切なんだ」とエンジンのかかったスーパーバイザーはどや顔で言ってきたぞ!

( ゚д゚)

それドヤ顔ちゃう

だって過去にカバーレター送ったしな!なんなら数日前にもカバーレター送ったところ!

(・Д・)

何を今更…

と一瞬思ったが、素直に「カバーレターも見てほしい。いますぐに送ります。」と返事。そして戻ってきたカバーレターはシンプル?というか、私が思っていたこととは違う感じの仕上がりだった。これをシンプルというのかはわからないけど、次回にも活かせそうだ。

そして、わたしは一度も論文を投稿したことがないので、スーパーバイザーに「投稿の手順のなか知っておくべきことはあるか?」とバクッと聞いてみた。何でも素直に聞いてみるものだ。

雑誌にもよるみたいだけど、今回私がP1を投稿した雑誌○○は、suggested reviewersを4人を挙げることができるらしい(私の論文に関する分野に詳しい人を4名)。これはEditorがReviewerを探す際に役立てられるという設定。

もちろん私にはReviewerを4名と突然いわれても困る。これに関しては、スーパーバイザーが具体的に4名の名前を挙げてくれたのでその4人の名前をメモした。2人は私も知っている研究者、2人は知らない人だったので後日その名前を慎重に検索して所属・役職・メルアドなど確認した。

スーパーバイザーも友人も言っていたけど、レビュアーを書いたところでその人がレビュアーになることはおそらくないそうです笑。じゃあ、いったい何の意味があるんだこのシステム!って感じ笑。

面白いなと思ったのは、これとは逆に「こいつだけは私の論文のレビュアーになってほしくない!」ということを記載する欄もあるそうな笑。そこは「No」にしておけとアドバイスを受けた。

こんな感じで、帰国前日はバタバタしてた。

 

最近アップできてないので、今回は少し振り返りのブログでした。

では。