とうとうHK100がやってきた
レース前日の金曜午後は友人と3人でレジストレーションに行ってきた。
会場はTsim Sha Tsui Stationから電車で12分の場所。ここはあえて徒歩30分かけて行ってきた。
ビル内の小さな一室だけど、トレラン好きな大人がひしめいていた。
まずはレジスト。いたって簡単で、受付で自分のナンバーを伝えるだけで即完了。
ギアチェック→HK100は事前のギアチェックはなく、当日ランダムギアチェックのみ。
ドロップバック→CP5とFinishの2箇所のみ。レジスト時にビニールの袋を2つ(CP5とフィニッシュ用)、そしてビニール袋に貼り付ける名前のステッカーももらえた。レース当日に、指定の袋に入れて預けるだけ。
ようは、会場へ手ぶらで行って、ゼッケンと景品をもらうだけの簡単な任務!
その後は品物を物色。
私と同じUDのUltra Vesta4.0がなんと半額だった...あとはBlack Diamondのポールも4割引!
私の戦利品はこのシューズの箱積みから、半額になっているサロモンのシューズ!そこからさらにランナー全員に無料配布されていた50ドルクーポンを使い、最終価格サロモン8300円!
半額サロモンを片手に記念写真。肩にかけている青のビニール袋がCP5のドロップバック用の袋。この中には参加賞がたくさんはいってます。
参加賞→Tシャツ、靴下、袋、バフ、タオル、アウトドア用の折りたたみフォークスプーン、ソフトカップ、コースマップ柄のボディーシール
ちなみにフィニッシャーは、フーディーと完走メダル。ここまで参加賞がたくさんもらえると、フィニッシュのフーディーなくても良いかも?と思えるくらいの豪華さ。
その後、帰りもホテルまで30分歩いて帰宅。ウォーミングアップ?です。
夜ご飯は3人飲茶を楽しみ、お粥でしっかりカーボローディングも完了。帰りにセブンイレブンへよって、レース当日の朝ごはん用におにぎりを2個購入(1個150円とお安い)。
レース当日
スタート地点までは有料の送迎バスを予約していました。Tsim Sha Tsui Stationに朝の6時集合だったので、他のレースに比べたら早くなくちょうどよい感じ。
会場ついたらすごい人!
会場には大人しかいないのに、なぜか着ぐるみ部隊が歓迎してくれる...これいるか?笑
ドロップバックも預け、スタートラインへ記念写真のためにやってきた。
みんなで記念撮影を済ませて戻る途中、友人が「あっ、あの子...」と教えてくれたその先には
シャン・フージャオ Fuzhao Xiang!
数名のランナーが記念撮影をお願いしていたので、私もどさくさ紛れに記念写真をとってもらった!芸能人みかけても記念撮影撮らない私、なぜかミーハーになった瞬間である笑。
シャン選手は昨年のUTMF2019女子優勝!ちなみに今回のHK100も優勝しました!しかも私の半分以下の時間でゴール!
今回もウェーブスタート。3グループに別れる。
私はもちろん、最後のウェーブ3。最後尾を確保。疲労骨折が完治しているかも不明の状態、そもそもジョグができるのかも謎のまま不安いっぱいでスタートです。
Start - CP1
8時10分、とうとうスタート
1kmのロードが終わるとようやくトレイルへ。最初のトレイル4kmは大渋滞。
肝心の左足、違和感はあるものの痛みはない。ジョグも1キロできた。となると、ゴールを絶対に目指したくなった。
5km地点をすぎてようやくトレイルが終了し、ロードになり一気にランナーがばらける。
景色はこんな感じ。
最初のトレイル4kmの渋滞時のスピード(12〜13min/km)で感じたことは、このまま歩くと必ず後半でカットオフになる。ゴールしたいなら、足がいけるところまで丁寧にジョグしなければいけない。
HK100の特徴は、START~CP4(51km地点)までは比較的アップダウン少ない。後半が標高も上昇度もきつい。マップを見れば、前半51kmが平坦にみえてくるくらい。
だから前半で貯金をつくらないと、練習不足&怪我明けの私にはHK100攻略不可能。
ということで、このSTART直後の1時間くらいで一気に作戦変更。
左足の着地を丁寧に丁寧に丁寧に丁寧に丁寧に、毎回気をつけながらそっとジョギングを開始。ジョギングと言っても歩くよりはましといった具合で、上半身はジョギング風で足は徒歩レベルというなんとも変なランニング姿(笑)
結果はこの通り↓
縦軸みるとわかるとおり、アップダウンはゆるかった区間、最大上昇でもたった141m。
渋滞は最初のトレイルで4kmほどあるけど、その後はロードメインのコースなので、渋滞で焦る必要はなし。
<記録>
Start-SP (SPカットオフ10:45)
距離 11.87km (12)
時間 1:48:31
ペース 9.09min/km (11)
高度上昇 467m (420)
カロリー 668
※カッコ内は予想時間/距離/標高
SPへ予定より22分早く到着☆ゆるジョグの成果あり!
SP~CP1
SPで休憩は2分、急いで出発。
この区間はビーチが数回ある↓
シドニーと違い、香港のビーチは砂が硬く足が埋まるようなことはなく、普通に走れました。
私はゲーターをつけたけど、ゲーター率は低い。
ゲーターなしでもいいと思う。
標高はこんな感じ。300m級のお山が1つ。
コースコンディションも良く
山の上も日中はさむくない
この区間だけが予定距離より1.5km以上短かく測定された。
<記録>
SP-CP1 (CP1カットオフ13:15)
距離 8.69km (10km)
時間 1:46:59
ペース 12:19min/km (14)
高度上昇 596m (454)
カロリー 634m
※カッコ内は予想時間/距離/標高
到着予定は25分早い。この時点で貯金合計約1時間。
CP1~CP2
CP1での休憩は7分。ここでは水、コーラ、オレンジ、バナナを補給。タマゴサンドにトライしたけど、味が合わなくて破棄(←ごめんなさい)
CP1はビーチ沿いにあって、海の家みたいな感じ。椅子もたくさんある。
コース途中には、石垣にチョークでHK100の案内があったりしてほっこりする
この区間の難関は400m級の山
この山をポールなしで登っていたら、ランナーに「お前ポール持っているんだから使えよ!ここの登り長いぞ!わかってるのか?使わないなんて馬鹿げてる」的なことを、言われた笑。
とういうことで、これまで背中に背負ってたポールをようやくこの登りから使い始めた。
この山で、ブラインドのランナーさんに出会った。視聴覚障害とリュックに書いてあって、ヘルパーの人の肩に両手を置いて登っていた。ロードも大変なのに、トレイルを走るってすごいよね!がっつある!
そしてこのランナーさん、私とほぼ同じスピードで、この頃はよく出会いました。最終的には、彼がはるかかなたに消えていって・・・、私負けた。
<記録>
CP1-CP2 (CP2ットオフ16:30)
距離 12.83km (12km)
時間 2:36:39
ペース 12:13min/km (15)
高度上昇 763m (641m)
カロリー 867C
※カッコ内は予想時間/距離/標高
予定より30分到着がはやい。貯金合計約1時間半。
CP2~CP3
CP2では5分休憩。ここでとうとうお待ちかねのRICE BALL。でもおにぎりのイメージとは少し違う。俵形の酢飯ごはん笑(←ようはお寿司のしゃりの部分だけ)。それに塩をつけて食べるという新しいスタイル!
写真中央がその酢飯の俵にぎり。
おにぎり?を4つほど流し込み、オレンジを食べていざCP3へ向けてスタート!
この区間はあまり記憶がない。
<記録>
CP2-CP3 (CP3カットオフ18:30)
距離 8.72km (9km)
時間 1:45:40
ペース 12:07min/km (12)
高度上昇 287m (212m)
カロリー 597
※カッコ内は予想時間/距離/標高
ここは予定通りの速度で、貯金は1時間半を維持!
CP3~CP4
CP3の休憩は10分。CP3にはお待ちかねのSoup Noodles!!がある
もらってわかった笑。参加賞の折りたたみスプーンフォークは、どうやらここで必要だったらしい笑。
飲み込むように麺をいただく。お汁は薄味のミソスープ。
ここでも酢飯おにぎりをいただく。酢飯とお塩だけでもなかなかいけるかもしれない。
これまでで一番賑わっているエイドでした。
この頃は16時半、夜に備えてキャップとサングラス→ヘアーバンドとトーチへ装備を変更。ちなみに周りは誰も夜の準備をしていなかったけど笑。
この区間は相当ボーナス。
CP3出発後4キロをすぎると、ほぼふらっとのコンクリートのコースになる。水辺沿いのコースなので、景色も最高。夕焼けがみえました。
この区間で走っているのは私だけでした笑。水辺で綺麗だけど、フラットなら走るべし。
<記録>
CP3-CP4 (CP4カットオフ20:30)
距離 7.59km (8km)
時間 1:24:13
ペース 11:06min/km (13)
高度上昇 235m (143m)
カロリー 471
※カッコ内は予想時間/距離/標高
予定より20分ほど早く到着、貯金は2時間へ!
CP4~CP5
CP4到着は18時。なんとか明るいうちに到着できた。CP4は51km地点なので、ここでようやく半分が終わったということになる。スタートから10時間経過。ウルトラトレイルはここからがつらいぞ〜
CP4ではトイレ休憩も入れて10分滞在。CP4にトイレはない。正確には、CP4出発して500mくらいいったところにあるので注意!
この区間は、CP5ドロックバック前の区間。
この区間はたった6キロなんだけど、獲得標高もある。
ここは辛かった。香港の階段地獄に翻弄されて、登りのペースは、キロ23分, 23分, 32分といった感じ。区間後半の階段はキロ17分だった。そしてたった2時間程度でトーチのバッテリーが切れた。UTA100の悪夢再び。
<記録>
CP4-CP5 (CP5カットオフ22:30)
距離 6.28km (6km)
時間 2:07:26
ペース 20:18min/km (16)
高度上昇 513m (476m)
カロリー 558
※カッコ内は予想時間/距離/標高
20時25分にCP5へ到着、この区間で頑張って貯めてきた貯金を一気に40分も失う。。。貯金残り1時間25分。
とりあえず、CP5(57km地点) まではなんとかたどり着きました。どれだけ遅くてもジョグはしたほうがよい。HK100はなめちゃいかんぜよ!
後半はまた書きます。では。