シドニー生活

アラフォーの医療系大学院生がシドニーで研究にトレランに奔走するお話

Vibram Hong Kong 100 Ultra Trail Race 2020 に出場しました -2

CP5~CP6 

CP5では唯一のドロップバックをゲット。ベースレイヤーと半袖を脱いで、半袖+アームカバー+ウィンドシェルをきた。

想像していたよりは寒くなかったので、ダウンとフリースはつまないことにして、その代わりに軽いという理由から防寒用にレインコート(ストライクトレイルフーディー)だけつんだ。

おやつにベビースターラーメン、ドリンクはあらかじめソフトフラスクにBCAAとスポドリを詰めたものを2本つんだ。

この日1回目のヘッドトーチのバッテリー交換。どうやらトーチの調子がまた悪いので、換えのバッテリーはすぐにとりだせるようにポケットへいれた。

なんだかんだで、地面に座りながらこれらの作業をしていたら25分がすぎていた。あまりにも疲弊していて、体が動かないので当然かもしれない。地面に座り込んだおかげか、足の疲れが少し取れた感じはあった。

ドロップバックを返却して食事をなる早でとって、結局CP5は合計で40分滞在。

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CP5を出発する前に何度もメンタルのためにマップを確認した。予定では13kmで880mの獲得標高。HK100は後半がつらい、CP5以降は一気にアップダウンが増える。

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結局、最大で一気に550mアップ!

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この区間がぶっちぎりで所要時間が長かった。他の区間は1時間半〜2時間半で次のCPにたどり着けているのに対して、ここは4時間以上かかった!

CP6の途中、マーキングがしばらくない箇所があり、他のランナーに道を聞かれた。この時、この度初のMaps.meを使用!位置確認したが問題なし。

その時思った、GNW Ultraの時は、日中も夜もずっと携帯は手放せずMaps.meで位置確認しまくりだったなぁ笑。

<記録>

CP5-CP6 (CP5カットオフ3:15)

距離 13.02km (13km)

時間 4:08:19

ペース 19:04min/km (21)

高度上昇 905m (880m)

カロリー 957

※カッコ内は予想時間/距離/標高

予定より20分早くCP6へ到着。貯金は1時間半。

この600m級の山登りはさすがに疲れた。ただいえることは、コースロストの心配はないため、夜も安心して進めました!

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CP6~CP7

CP6は最悪のコンディションだった。強風!強風でとにかく寒い!

トイレを済ませ、防寒として持っていたレインコートを上からきた。寒すぎてどうにかなりそうだった。暑くなって脱いでいた手袋をもう一度装着。 

香港人ランナーに「こんな時はジンジャーティーを飲むんだ」とアドバイスをうけ、ジンジャーティーをいただく!しかも2杯!笑

後半は本当にハードなので、ここでも10分以内の滞在で速攻出発!CP6出発は夜中の1時35分。

このあたりからは記憶はあいまいなのだが、、、

記憶では、ロードが多かった。

ロードになると足元への集中力が一気にいらなくなり一気に眠くなった。CP5でつんだレッドブルをのんだけど一向に眠気は引かない。レッドブルを飲むと「羽が生える」というトレイルランナーのブログを何度も目にしたが、私には羽は生えなかった。左右にフラフラしながらトボトボとあるくことが多くなった。とにかく気がつくと目を閉じて歩いている状態。ふらふらふらふらしている。

この頃から、寝ている?死んでいる?ランナーを多く見かけるようになった。トレイルでも突然寝ている、道でも倒れている。これHK100じゃなければ、びびるよね。完全にエマージェンシーコールしちゃいそうな光景。吐いているランナーもみかける。その中でも、エマージェンシーブランケットを巻いて寝ている人も←これは正解だと思う、凍死しないようにね。エマージェンシーブランケットで寝たランナーはその後シートを腰に巻いて走っていたりするので、シャカシャカ音をだして走るという、もう夜ってなんでもありだね。

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CP6-CP7 (CP7カットオフ6:00)

距離 8.06km (8km)

時間 2:44:23

ペース 20:24min/km (20)

高度上昇 616m (462m)

カロリー 498

※カッコ内は予想時間/距離/標高

CP7へは予定より15分遅れ。貯金はこの時点で1時間20分。

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CP7~CP8 

CP7に到着したのは朝の4時20分。今回3度目となるトーチのバッテリー交換をした。やっぱり切れるのが早い・・・。とはいえ、1回目よりは長かったのでよしとする。

ここでは仮設トイレが2つだけ。あまりにも汚くて使えないレベル。スタッフに声をかけた「トイレは他にもある?」「いや、この2つだ」

まじか。。。約2000人のランナーがいるのにCP7にトイレ2つて。。。

結局は、諦めて入ろうとすると、前のランナーがトイレから出て来ず、なんとトイレ待ち10分!笑

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顔が死んでいるランナーがファイヤーを囲んで休んでいる風景

死んでいて当然。

この時点で78km&獲得標高3688m。

獲得標高もUTAの同じレベルまできたのに、まだ22キロもある。おそるべしHK100。というかこの時の私は眠気がさめておりいたって元気。「よしあと22キロだ」と思えた。

CP7ではトイレ問題もあり30分滞在。

記憶は曖昧なんだけど、ここでは長い下りのロードが続いていたきがする。

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記憶は曖昧なんだけど、たしかこの区間に超危険な山登りと下りがあった気がする。あまりにも急な階段の登りコースコンディションもあまりよくなくて躓いたら死?ってなりそうな感じがしばらく続いた。頂上は強風であまりにも寒く危険な感じがあり止まらずに急い下山した。凸凹した階段なのでこれまた危険で、この頃はもう前腿が死んでいるので、足が自分を支えられなくてポールに助けられながら危険な下りを一歩ずつすすんだ。霧が一面立ち込めているので、景色もなくとにかくライトで目の前だけ照らして進む感じ。とにかく夜に進んだ区間の一部が本当に危険だった。

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夜間パートは記憶が断片的になっているけど、街に近い時は、一瞬だけど夜景がみれた

CP7-CP8 (CP8カットオフ8:30)

距離 7.42km (8km)

時間 2:01:26

ペース 16:22min/km (17)

高度上昇 429m (281m)

カロリー 450

※カッコ内は予想時間/距離/標高

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CP8-CP9

CP8は広い公園のような場所。この頃はもう明るくなってきていた。トーチとヘアーバンドを片付け、キャップとサングラスを装着。トーチをしまう際にバッテリーをみたらバッテリーのローサインがでていたので荷物を軽くするためバッテリーを取り出して捨てた。いま思うと、軽くするためではなく、バッテリーを3回も変えたことへの苛立ちからバッテリーを捨ててやりたかったんだと思う。

ここではマッシュルームスープを3杯、ジンジャーティーを2杯。この頃は固形物が入らなくなっていたので、液体でエナジー摂取を心がけた。エナジー切れが一番よくない。トレランはどれだけ食欲がなくても食べるのが仕事!

ここで、朝方に白人ランナーに話しかけられた。彼のことはよく覚えていた。途中なんどか追い抜かれたが、私が追い抜く時は必ず上半身裸にザックで、ライトをつけたまま山道の途中で寝ていた。時にはいびきをかいていた笑。

彼とは、トヨタのガス事業の話やなぜ撤退したのかなぜかビジネスの話をした笑。86km&獲得標高4000mをすぎたところでする会話でもないのだが、やっぱりトレランをするような人に普通の人はいないらしい笑。彼は、薬の副作用による眠気で、レース中に7回も寝たらしい←冬山なのに眠気をとりたくて裸にザックをしょっていたと思われる。

この区間は相変わらず階段地獄だったと思う。というかあまり記憶はない。いま思うと、かなり高い山をまた登らされていたようだ。本当に記憶がない。

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CP8-CP9 (CP9カットオフ11:15)

距離 7.05km (7km)

時間 2:25:12

ペース 20:36min/km (22)

高度上昇 638m (596m)

カロリー 558

※カッコ内は予想時間/距離/標高

CP9には予定より20分弱はやい9時半すぎ。貯金は1時間10分。

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CP9~FINISH 

CP9に到着したときは朝9時半ごろ、ここはトイレも含めて長めの20分休憩。

この頃は固形物はどうしても食べる気になれなくて、ジンジャーティー1杯とお味噌汁を2杯のんだ。このCPだけが大根入りのお味噌汁!最高に美味しかった。

このCP9はなぜか椅子が6脚くらいしかなくて・・・笑。座りたいけど、椅子待ちの時もあったくらい。あとね、ここのトイレも和式。もう前腿もパンパンで椅子に座ることもやっとなくらいなのに、トイレのたびに和式。。。新手の嫌がらせだった。私の記憶では、CP7の仮設トイレ以外は全て和式!

一緒に参加していた友人にメールしていざゴールへ向けて出発。貯金は1時間ある。どんなに遅くても歩き続ければゴールできる。そしてペースを落とさなければ、13時にゴールできる。この時、ようやく完走を確信した。

ところが

最後のエイドCP9を出発した最初の1キロは36分12秒・・・。

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(写真はネットから)

もうヘトヘトなのに、前半はロッキーなエリアで腿上げの連続。この1キロで1時間貯金のうち25分も失くした。もうゴールできるものと思っていたけど、一気に絶望につきおとされ、絶望のなかでポールをカバンにしまった。

私の足はとっくに動かなくなっているので、この頃はポールに頼って一歩一歩歩いていた。それでは間に合わないような気がしてきた。歯をくいしばって自分の足だけで痛みを我慢して前にすすむ。

この時、後方に体調不良のランナーがずっといて「おぇ〜」って吐くような音を出し続けている。この音はいつまでたっても聞こえるので、おそらく吐ききって何もでないランナーがおぇ〜ってやりながらも頑張って歩いていていたんだと思う笑。そんなに苦しいなら休めばいいのに笑。

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ロッキーのあとは、山の上をひたすら歩くトレイル。

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(写真はネットから)

このあたりにくると、ハイキングの観光客がちらほら。このあたりでは霧がでていて景色はさっぱり。

その後、最後の最後にで坂地獄。かなりの傾斜のきつい上り坂を4キロ弱かな・・・。なんども心が折れそうになった。ロードなのにキロ17-20分もかかった。

コンクリの長い急な登りが終わると、今度はそのまま体が思わず前に出てしまうような急なコンクリの下り3キロ弱。この最後の区間はメンタルが一番きつかったかも。ただ、この急な下りロードのおかげで無理やりジョグ状態にさせられ、キロ11,12分とタイムはよくなった!

そして、ようやく悲惨なロードのアップダウンが終わり再びトレイル。トレイル入口で久しぶりに大会スタッフをみた!

あと何キロ?と聞くと「1.5キロ」だと。実際は嘘。その後また次に出会った大会スタッフには「残り1キロ」と。これも嘘!とういうか、ゴール前のラスト2キロは下り階段地獄だった! 

ロードのアップダウンの後も悲惨な階段地獄2キロ以上!相当つらい。

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そして感動のゴール。

まさか自分がHK100を完走できるとは思ってもみなかった。トレランはまじ頭脳とメンタルのスポーツだ。

レース中は何度もやめようと思った。先月の骨折を考慮したら、もう十分やったじゃないか、何度も何度も思った。結果的にやめなくてよかった。

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I'm proud of myself.

<記録>

CP9-FINISH (カットオフ14:00)

距離 9.57km (10km)

時間 2:59:19←時計を切り忘れたので、10分くらい誤差あり

ペース 18.44min/km (18)

高度上昇 686m (735m)

カロリー 599

※カッコ内は予想時間/距離/標高

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☆記録28時間38分

☆順位1381位(1859人中)

☆女順位303位(326人中) 

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※女子1位11時間28分

私より17時間はやい!笑

 

HK100 (2020)

☆距離103.6km

☆制限時間30時間

☆獲得標高5300m

☆ITRA5points

☆完走率78.6%

 1832名が出走

 1462人が完走

 370名がDNF 

FINISH後

GOAL後が楽しかった〜

Finishバック🛍を受け取りまずは着替え←🦵足が動かないので服が脱げず着替えに20分もかかった笑

先にゴールして待っててくれていた友人らと🍺ビール(無料)で乾杯

友人オススメの揚げとちくわ(無料)をいただく

最高すぎて揚げとちくわをおかわり

🍲わかめうどん(無料)も食べる←28時間も動き続けたのに食欲旺盛

後から聞いた話では、ホットドック(無料)もあったらしい←私がゴールした時には完売だった〜

その後は、最終ゴールした🏃‍♂️ランナーを見守って

最寄り駅までの大会送迎バスチケット30ドル🚌を購入し駅へ

最寄り駅からはウーバー🚕でホテルへ

そして

🛌汚いまま眠りについた......

大会後はあれだけシャワーを浴びたいと思っていたのになぜか寝れた笑

2時間半💤寝たあとは

シャワー🚿を浴びて

友人と打ち上へげ!

🍻青島ビールで乾杯

🥩🍤美味しい中華料理&温かい紹興酒🍶

そして

レースを振り返る!

かなり楽しい〜

振り返った結果、

難易度HK100>>UTA

ということでまとまった。

そしてこの時のメンバー全員UTMF出場が決まっている!UTMFの話で最後は盛り上がり解散!

この日はそのまま朝まで爆睡

こうして私の初めてのHK100は幕を閉じた!

HK100番外編

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レジスト会場でゲットした半額サロモン!

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参加賞

袋、靴下、Tシャツ、バフ、タオル、折りたたみスプーンフォーク、ソフトカップ

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Finisherメダル

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Finisherフーディー

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胸とバック左肩にワンポイントあり

着心地◎

レース後はこのフィニッシャーフーディーを来て日本へ帰国!

自分の中では凱旋帰国!笑

 

昨日送られてきた写真の数々がこちら↓

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これはレース前半のランニング姿

後ろのランナーは歩いているでしょ?頑張って走った自分を確認できる貴重な一枚!

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これは、ビーチを走りながらポールを組み立てている姿。走りながら食べたり飲んだりポールを出し入れしたり、これぞトレランって感じ。

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ポールを組みたてて、山にさしかかった瞬間の一枚。

山→ビーチ→山、この繰り返しがレース前半の特徴。

というか、

GNWUでは写真は0枚だったので、HK100では多くの写真があって嬉しかった!瀕死の顔の写真もたくさんあって、こんな顔してまでお金払って100キロ走る私って一体?まぁ、それだけ完走する達成感は半端ないのだ。

ちなみにGNWUで写真が0枚だったのはゼッケンが服で隠れていたわけではなく、30人しかランナーがいないなか、私は圧倒的に後方を走っていたので撮影を終えたカメラマンとすれ違うことしかできず笑。

 

ということで、長くなったけどアラフォー2020年最初のレースでした!写真は自身撮影、友人、ネットからで〜す。

次レースはUTMFを予定。

では。