シドニー生活

中年研究者のお話

大人が張り切るって素敵

大学の先生たちの活躍

まずは先生の紹介から。私の部屋には3人の先生の部屋と7つのデスクがあります。7つのデスクの内の1つが私の机。

  • Professor T
  • Senior lecturer C
  • Lecturer S

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Professorが私のSuperviosrです。木曜にC先生と話をしていろいろ知ったことがあったので書きます。

まずは先日書いた記事↓

この記事にも以前書いたけど、かなりの豪雨でS先生はお休みしたとおもってたけど、違った!休暇ではなくて会議でキャンベラにいってるらしい。C先生「Sはキャンベラだよ」私「学会?」C先生「違う違う、彼はNSWのrepresentativeだからその会議があるんだ」って。えー、NSW州の代表として会議に参加って、いったい何者?何の会議なんだ?なんのNSW代表なんだ?そんなS先生のことを大雨で休んだと勘違いした私はかなりの大ばか者です。

 

次はうちの大学の先生が緊張するプレゼンの話。C先生が今日は午後1時ごろに登校。ドレスアップしてるから「素敵だね!どこへいってきたの?」と聞くと「これから。3時半からR先生のプレゼンテーションがあるからそれに参加するんだ。Rはもうすごく緊張してて練習もたくさんしてて、俺れは応援団だ。喜びの拍手か負けの拍手かはわからないけど応援してくるよ」とわくわくして話てました。

R先生は女性で、ベテランなのでプレゼンなんて数こなしてるのに、シンポジストとして海外でも発表したりしてきたのに、緊張したり練習するプレゼンって何?って思ってきいてみたところ、、、

どうやらbig ideaの大会のファイナリスト4人のうちの1人に選ばれたみたい。きっとかなりのインパクトのあるトピックなんだと思うな、すごいね。詳しくは聞かなかったけど。チームメンバーは、Faculty Dean A先生、私のSuprevisor、医師、移植外科医、ナース 、C先生のチームみたい。なんか面白いメンバーです。賞金は45000ドル(約380万)!

金額に「おーーー」となるとC先生がすかさず「45000はそんなにもたいしたことないよ、この45000はただのshowcaseにしかすぎない。会場にはスポンサーがたくさんいるからアピールの場として最高でそこに価値があるのだよ。」と教えてくれた。実は去年から始まった大会らしく、今年は2回目だからいろいろ集まって去年より金額が跳ね上がっているらしいけど、そこは関係ないらしい。ここで4名がプレゼンをできることが今後のチャンスにつながるとかなんとか・・・未熟者の私には金額しか気に止まらなかったけど、先生たちもエキサイトするくらいの大会ってなんだ?いろんなスポンサーになりそうな人たちがくるから興味持ってもらえたら次の研究に繋がるってことか?と私なりに解釈してみたり。先生達の話であり、学生の私とは全然違う次元の話なので、その大会の存在を知れただけでも私はラッキーです。

ちなみに、C先生が応援のダンスを冗談混じりで披露してくれたけど、日本の小学校の「フレーフレーあかぐみ!」レベルのかわいい感じでした。実はここ2週間くらい発表者のR先生はうちの部屋に何度もきてて、私としては親交がない先生なので、声が大きくて強面なイメージを持ってました。しょっちゅうくるし、ガンガン話すし何事かと思っていたけど、これで解決した。大人になっても大人同士でこうして仕事でナーバスになったりわいわい楽しめるっていいよね。

 

最後の話。このプレゼンへ向けた鋭気をやしなう前日のディナーについて。C先生が「昨日はRがJerusalem artichokeをみんなにご馳走してくれたんだ」私とGちゃん「アーティチョークしってる!」C先生「これはJerusalem artichoke。artichokeとは違うぞ。フラワーがぜんぜん違から。味はお芋みたいだけど、でも香りや食感はLotusに似てて」

ってもう、しらない単語だらけで話が続かない。綴りもわからずスペルを教えてもらいながら検索するとこれでした↓

Artichoke - Wikipedia

Jerusalem artichoke - Wikipedia

そしてLotusもわからなくて「は?」ってなってるところにGちゃん「Lotus日本にもあるよ。ちなみにタイは日本より水耕栽培に成功して今では上手に作れるんだよ。すごく上手に開発されたから美味しいの」ってもう会話が全てIELTSの試験以上の難題。会話が成り立たない。

Lotus - Wikipedia

そうですロータスはハスのことで、つまりC先生はレンコンのような感じだといってた。そして甘いらしい。「Lotusみたいだけど甘いんだけっこうね。ほらここにかいてあるだろ It is rich in the carbohydrate inulin (8 to 13%[8]), which is a polymer of the monosaccharide fructose.」Wikkiの文章を指さしておしえてくれる。でも今度はinulinって何だ?ってなるよね。もうイヌリンは果糖ですよ。はいはい、すいませんね。もう会話続かないよ。ということで、いつもこうして自分がまともな会話をできないことで落ち込むのです。英語さえ話せればもっといろんなことを知ったり学べる環境にいるのに、上っ面の会話しか出来てない自分に嫌気がさします。まとめると、先生達が大きなプレゼン前夜に食べるものはJerusalem artichokです。ここシドニーでは珍しいものだそうです。日本なら「試合に勝つ=とんかつ」とかじゃない?私には先生達のこの高貴なディナーにはついていけず。おしゃれすぎる。笑

「明日はがんばろーねーJerusalem artichok食べてがんばろう!」ってなるのか?もうローカルの次元についていけず。ヘルシーすぎやしないかい?

長くなったけど、こんな日常を送ってます。

 

そして今日はやっと晴れました。今週平日としてはやっと2回目のジョギングしてきました。そこで気が付いた。吐く息が白いくらいシドニーの朝は寒くなってる!私の体格ほどある大きなプードル?の吐く息が白くて気が付いた!笑 すれ違った巨大プードルが一生懸命呼吸している姿はなんと可愛いことか。

ではではもう金曜、最後の力を振り絞って頑張るぞ。