シドニー生活

中年研究者のお話

箱入り娘とお酒をのむ

Victoria Park付近で平日からのむ

木曜の夜は初めての試み→先月卒業、来週の水曜に母国へ帰国するGちゃんとサシ飲み。この飲み会はGが卒論で死にそうになってた先月からきまっておりました「帰国前に2人でバーにいこう」と。

Boroadway Crownで飲む!

ブログでも何回か登場したお店です。

ここ↓

Broadway Crown | Home

写真はどれもとれてないけど、木曜Specialのジャイアントチキンカツ17ドルを食べた。2人でシェアしても食べきれずに残しちゃった、残念。美味しいしかなりのボリュームでおすすめです。今度は他の友人と出直します。そして写真をここへ。。。貼りたい!

タイのお嬢さん

Gちゃん留学経験ないけど英語ぺらぺら。(私ほど英語が話せない学生は今のところ1人しか出会ってない。)それをみて本当に英語が上手になりたいアラフォーです。

Gちゃんは一人っ子、私と同じ年のアラフォーのシングル。Gは両親と毎日かかすことなく電話をします。うぎゃー、アラフォーの娘に毎日電話だなんて、、、タイのご両親過干渉にもほどがある。よくそんなに話すことがあるなぁと驚く。

Gママの教えは「レディーはお酒はのみませんよ」、なのでGはお酒にも興味なければ飲んだこともないまま30過ぎて、いざシドニーへきてお酒でビュー!ヒューヒュー

タイの奨学金

奨学金によっては卒業後は国に帰るのを約束されているものやそうでないもの、契約内容はばらばらです。

Gの奨学金の内容をしったので、ここでご紹介。Gが持ってる奨学金は一般的には大学勤務の人で海外PhDの奨学金を争うことになる。かなりハードらしい。実際に彼女も奨学金に何度か落ちて、やっと取得して学生になれたみたい。Gいわく、実際は奨学金以上にスーパーバイザーを見つけるほうがはるかに難しいらしい。

Gの奨学金はフルサポート。学費も生活費もすべて。でも卒業したら(=卒論を提出日)21日以内にタイへ帰国することになっている。そして留学期間の倍の期間、自分のいた大学で勤務しなければいけない。Gの場合は約10年タイの大学で働かなければいけない。

国際結婚や海外勤務で国を出る場合はなんと総額の3倍を国へ返済しなければいけないらしい!Gがもしいまシドニーに残ってこのまま勤務する場合は総支給額(5年分留学費用)の3倍となる1millionドルを払う必要がある!

うぎゃーーーーーーーー

ざくっと計算しても1億円弱、、、ありえん。だからおとなしく国で10年働く予定のG。Gの元同僚はアメリカでPhDを取ってこの契約のためタイへ戻り、アメリカとタイで3年遠距離恋愛したけど、限界を感じて、結局は国へお金を支払い国際結婚したらしい。タイとはおさらばってなったけど、相当な額を払ったよね。彼氏がビリオネラーじゃないとなりたたない!笑

ただこれで思うことは、発展途上国って意外と良い政策をもっているなと思う。とっても良い手段だよね。国民によい教育を施すために海外から知識や技術を持ち込んで国の発展に役立てる。少なくとも、頑張った人には海外でPhDのチャンスがあるのさ。

G「日本はいいなー。先進国だからたくさん奨学金あるでしょ?タイは本当に一握りなのに」私「student loanはたくさんあるよ」G「えっ?何で?あなたもってるやん」私「私はラッキーなだけ。日本の多くの人が自費留学。学生も最近は留学するけど親のお金だね。」

日本で意味する奨学金(貸付型)は海外でいうStudent loanです。奨学金(給付型)がscholarshipです。

私の個人的な意見を少し書くと、日本の奨学金制度がたとえ学生ローン主体だとしても私はそれでいいと思う。大切なのはお金を得るチャンスがあり大学へいくというチャンスがある、そこが大切だと思う。実際に私は2つの奨学金を借りて大学を出ていまにいたっているので、私は奨学金という名の学生ローンに大変感謝している。私は自分で奨学金を探して、奨学金は借金だとわかって印鑑を押したし、借金だけどこれは自己投資だと私の未来への先行投資だと思うようにして自分の背中を押した。この先行投資がなければ、私は勉強を継続するチャンスもなくたぶんあきらめた可能性がたかい。奨学金の制度は給付または貸付でもどちらでもそうだけど、制度が悪いのではなく、制度の活用の仕方が大切。そこにもし何か問題があるとしたら親も本人も借金という認識が薄いまま契約したことが自体が問題。そのときに周りも借金であることの十分な説明をしたのかどうか、それが問題。私のように、人より卒業が遅くても、アラフォーで留学できる可能性もあるのだから。人生はなにが起きるかわからない。笑

今日は金曜ですよー。はやいね。では。