シドニー生活

中年研究者のお話

落ち武者 再び

落ち武者モード

入ってます。5月末ぶりに落ち武者モード入ってます。

今回の落ち武者モードはこの記事の続き↓

オーストラリアと日本の共同研究つまり私の研究費として、オーストラリアと日本の国際交流に関する助成金にエントリーしてました。それが落ちたの。あーあ、落ちた。落ちた!落ちた!

実は先週の水曜のミーティング後に不合格通知を受け取った。ミーティング後にそんなメールを受け取るとは思っていなかった私、ミーティングで「もし○○獲得したら2019年に使い切らないといけないから、忙しくなるね。研究どんどん進めないとスケジュールに遅れないように進めないと」とか言ってたけど。笑

スーパーバイザーが「もう急がなくても時間はたくさんあるから」とウィンク付きで言ってきた笑。くそーーーーー!悔しいぜ!

スーパーバイザー曰く、基本はコンペティティブだから獲得できるほうがすごい。落ちるのはnormalだからと。

はい、またいつものメール公開。very very nicelyに不合格ですよーって書いてるやつ↓

Dear ○○○ Grant Applicant
Thank you for your application for ○○○ grant earlier this year. I regret to advise that your application was not successful.
The applications that we received were all of a very high standard and it was a difficult decision. The ○○○ Board appreciates the time and effort involved in preparing your applications, and recommends that you do apply again next year.
The Board met on 4 July 2018 and considered your proposals against the following factors: the ○○○’s priority areas, the funding guidelines, ○○○’s Strategic Plan for 2017-22; as well as Government trade and foreign policy priorities. The Board is particularly mindful of the quality of the application and projects; the relevance to ○○○ goals and objectives; the extent to which the bilateral relationship would be promoted through the proposed activity; long-term sustainability; level of contribution to be provided by the project partner; and the capacity of the project to develop new and strengthen existing partnerships between Australia and Japan. 
Unfortunately, due to the high volume of applications, we are not providing individual feedback to unsuccessful applicants. Should you wish to find out which applications are successful, you can visit ○○○ website in the near future. You may also wish to know that the ○○○ has a Facebook page which is used to announce ○○○ grant information and share interesting stories on Japan and the bilateral relationships (please follow the page if you would like to be updated on ○○○ events and future grant announcements).
On behalf of the ○○○ Board, I sincerely thank you for your application and efforts in the advancement of the Australia-Japan relationship. I also encourage to keep applying for the ○○○ grants in the future.
○○○ Secretariat

私はまだリサーチ経験少ないから、一つ一つのコンペが全力で、一喜一憂してします。「そんな状態だとこれから大変だ」「落ちるのはノーマル」と言われても、やっぱり悔しい。英語のエントリーって本当に小さな書類1枚にも相当な時間を費やす。内容の理解にも時間かかるし作成にも時間がかかる。あまり理解できてない箇所もある。そもそも私の英語の解釈が合っているのか間違っているのかすら不明な中で進めていく。これって本当に怖くて不安でしかない。

大人になると、勝負事をする機会はグッと減る。負けるとか勝つとかスポーツでもやってない限りには感じることのできない環境になってしまう。だから今回の経験はアラフォーにはとても良い経験。だってこの助成金のコンペは日本とオーストラリアから参加していているから私には初めての国際助成金取得というチャレンジ。チームのみんながほとんどドキュメント作り上げたようなものだったけど、大人が全集中力をかけてまさか1日足らずで書類を作り上げるさまは今も印象に残っている。全てが良い思い出です。

ただどうしても悔しい。アラフォーともなると「みんなで素敵な思い出できましたね」なんて小学校の先生みたいなコメントだけではどうにも収まりきらない。落ち続けでも絶対に挑戦はやめない。落ちるのがほとんどだとしても、過去の実績や経験、研究テーマの価値、そして運をも味方につけて次こそは!と思ってやまない私です。

あー、落ち武者モードからもうすぐ1週間になります。このモードから抜けないといけないのだけど、これを獲得していたらPhDのジャンプアップへの強い強い武器になっていたので、この武器を無くした私は不安でいっぱいなのです。研究費だけでなく、PhDコースへトランスファーの道も狭くなった。どうしよう、不安。7月中旬には仕上がってるはずの論文のドラフトもまだできてない。そろそろ9月の学会のポスターも作らないと。ますますやばい。ピンチがチャンスですとかよく言うけど、この英語環境の中ではそうはない。カメさんのような低速でしか物事が進められない私、検索・読み・書きどれもノロノロ。もうピンチはピンチなんです。ピンチはピンチでしかないからね。ラッキーだけでは論文書き上がらない。引用文献も集まってこないからね。もがきすぎて疲れた。この船は沈没しそうな予感です。では。

 

最初の落ち武者はこれ↓

5月にPRSSに落ちた。あれも悔しかったなぁ。