シドニー生活

中年研究者のお話

上京、2019年始動!

あけましておめでとうございます!

とうとう仕事はじめです。

5日に東京入り←新幹線満車につき東京まで立ちっぱなしで自由席の通路にたつ、そんな仕事はじめ。

そして今日6日は他の研究者の研究報告会に勉強をかねて参加させていただきました。とても良い経験。自分の研究じゃなくても学びは多い。まだまだ人をinspireする側ではなく、inspireされる側にいる自分にもどかしかも感じつつもとてもエンジョイしてます。とても有意義な時間となりました。アラフォーになっても、まだまだ周りのパッションに心うたれたり「あついわ〜」などと言いつつ、業務に関する各々の思うことを語るディスカッション(ただの飲み会)がまたたまらなく楽しい。

留学してからよく聞かれること、

「留学何がきっかけですか?」「なぜシドニーなんですか?」「今後将来はどうするつもりですか」「方向性はどうお考えですか?」

これはもう飲み会の鉄板の質問です。とりあえず言えることは「これといったきっかけはない」「自分でもわからなくて、いまもきっかけはこれだというのはわかっていない」などと答えることしかできません。でも色々と心当たりはないこともない。ただそれらが細かく積み重なっていき、プラス日々の業務に対する情熱や思うところがあったりで、それらが複雑にからみついて、とにかく一言ではまとまらない。ただ、こうしてお会いできてお酒を飲めるのも何かの縁なので、できる限りで自分の分岐点にあたるイベントをあげてみたりして説明します。

じゃあ進路は?「そんなわかりきった将来がいいならそもそも留学はしておりません」といういことになります。やっぱり目の前のことを一生懸命にやっていると、その過程でだれかに出会い、興味や進路はかわっていくもので、誰にもわかるわけない。それがいいのか悪いのかすらわからないけど、どうしても必要だと自分にみえてくるステップがあってそれが勉強や留学だったの←これ私の場合。

今日あってお話した少し年上の女性の方の場合、昨年仕事をやめて独立したそうです。そしてこの1年は事業の立ち上げに時間を費やしつつ論文を書く予定だそうです。アラフォーも後半にさしかかり、そんなことをやってのけようとしている同じ女性をみてすごく嬉しい!大変そうだけど、応援したいとまじで思う!人と違うことをするとさ、「あの地位を捨ててまでそれやるの?」とか「そんなのうまくいくわけないよ」とか逆境も多かったはず。私はやりたいことをそのまま走り抜けてほしいなぁと思うし将来を楽しみにしています。

あとは

よく言われるのは、英語ができるできない問題......

私がみなに進めるのは1つ。留学経験なんてなくても本当に自分がかわりたいと思えば、英語だって日本で働きながら日常会話くらい話せるようになるからと「オンライン英会話」をすすめてます。

仕事に真面目に向き合えるタイプなら、自分の生活や趣味を充実させることができそうなタイプという推測(私の勝手な推測)をもとに「あなたならオンライン英会話を毎朝やれるって!」といって個人的にアドバイスしています。ポイントは何もない。どの英会話でもいいからとにかく始めること、週6で継続すること。ただ1時間早く起きて毎日英語を50分口にすれば、英語への抵抗なんて簡単に消える。そうなった頃には、次にライティングを習うのかグラマーをやるのか、自分のやるべきことが見えてくる。ということで、とにかく英語を始めることが大切。これだけ無料の教材がよに溢れていて、重い腰をあげれない人のほうが変だって!

「PhDを取得すれば素敵な将来がまっているの?」これも聞かれた。世界的に有名大学のPhDをとれば就職がもう導かれるようにあるものだと勘違いしている人がいる。先がわかっていないとPhDはとる価値がないのか?先がわからなくても学びたいからくる人がいる、世に貢献したいとまじで思う人が集まる、そこにはPhD取れば安泰とおもう人はそんなにはいないようにみえる。みな取ってから苦戦している、卒業生を見ているとそんな感じ。就職が1年以上きまらない人もいる。だから学生時代の論文数やImpact factorの数字は重要、自分の成果は全て跳ね返ってくる。学位そのものではなく、学位をとるまでの間に何をやったのかがとても重要。

人が「いいなー」「すごいなー」「うらやましいなー」という言葉は本心だけど、そこから行動変容が伴うのは少数だよね。

誰かに言われた小さな一言が、いつまでも心に引っかかって数年後の自分の進路に影響することってあります。私の場合はそうだった。でもこの場合って、日頃からアンテナはって、行動をしてないと小さなきっかけって得られないものだったりもする。

敏感になろうぜ!

と、やや熱い感じのよっぱらいブログでした。

では。