シドニー生活

中年研究者のお話

Ultra Trail Australia 100 - コース試走

ウルトラトレイルオーストラリアのコース下見

UTA8週間前☆

土曜朝4:24Central Station発の電車にのってKatoombaへ向かった。これが始発。

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今回の電車はなんがかごつくてボロいオーラ全開

シティーを走るいつもの電車はこんな感じ↓

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この電車のオーラの違いにすこしびびるが「Blue Mountainへいざ!」って感じがしてきてちょうどよいかもしれない。ちなみに始発なので朝の4時は駅はガラガラ。

Leura stationまでは約2時間。

ついた時は真っ暗&かなり寒い!

今日のメンバーは2人。私は短パン長袖、友人は短パンTシャツ。もうひとりの友人は怪我により欠席。

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トレイル入り口まで徒歩30分。歩いているうちに朝が明けてきた!

それにしても寒い。

シドニーとKatoombaってこんなにも気温差あるか、しらなかった。UTAがある5月はシドニーも冬に突入している頃なので、朝と夜はこの時以上に冷え込むはず。それがわかっただけでも装備の準備について参考になった。夜は長袖準備しよう。

UTA 100 試走コース

UTA100kmのコース後半、69.4km-100kmの合計30km

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69.45kmのWater point〜100kmのゴールまではUTAの中で一番テクニカルなコースらしい。だから、なんどもUTAい出場している選手が、このコースの練習をおすすめしていた。このコースを歩いて完走することがこの日の目標。

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なぜ歩きなのかというと、70km山を走って体がボロボロの状態になってからこのコースに挑むことになる。となると、この区間は間違いなく歩きだな笑。だから歩きでのタイムを測っておきたかった。あとは、今回の試走する70km付近を通過する時は夜になっているので、このコースはヘッドライトをつけて進まなければいけない。ナイトランは難しいので歩く可能性高い。ナイトランだとコースロストの可能性も高まる。確実にコースを確認しておきたい。あとは、リモートエリアなので無理して走って怪我して走行不能になった時が怖い。日が暮れるまでに戻れない可能性がある。

もうこの後半のコース試走はネガティブなイメージしかない!鬼門となる後半を早めに見ておくことが大事と思い、友人を誘って早速挑戦。

コースコンディション

さすがBlue Moutainです。Ku-ring-gai国立公園とはちがい、整備が行き届いてます。

夜でもなんとかコースロストはなさそうな感じ。特に後半は坂道しかなく、しかも一つの坂が長く、一度登り始めるとひたすら登る。下りもしかり。一度下り始めるとえい永遠に続くかのような長さ。でも救いは、道幅が車が通れる幅が確保されていて広いのだ。後半で選手が怪我しても車は出入りして迎えにきてもらえそうな感じ。これは安心。

70km山を走るor歩くをしたあとでこの坂道地獄が30kmやってくるとは恐ろしくて想像したくのない。今回一度下見したので心の準備はできたと思う。

景色

始発で乗り込んだため、朝日が綺麗。

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スタートそうそうに、雲海が眼下に広がる。朝焼けでピンク色。

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UTAのためのコース整備も進めているみたい。

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石でステップを作っているところ。写真奥の白い袋の中には大きな石が入ってます。おそらく袋に入れて上から石を担いできたのかなと思う。

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それにしてもこの日は快晴。

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Blue Mountain の景色は壮大なんだな。

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滝も綺麗だけど、雲海は別格です!

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出会うLookoutのポイントからは毎回この雲海を見ることがでる。雲の上からのスタートなんてすごく幸せ。

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で、コース前半はずっとこんな感じで眼下に雲海が広がっている景色をみながら進むのであった。

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で平坦な箇所にでると、一気に開ける!そして雲が超近い!

そして地図を片手に歩いているので、親切なローカルがわざわざ車を止めて道を教えてくれた←迷ってたわけでもないし聞いてもないのにね、親切すぎる。

そしてこのローカル2人組、この数時間後に山でまた出会った笑。次はトレイルランナーとして山道で声をかけられる。初めは気がつかなったけどさっきのドライバーだと会話の途中で気が付いた!少し会話をしたあとやつらは激坂を駆け上がっていった。かなり早そうな選手だったよ。私もあれくらい体をつくりたいなぁ。結局のところ、日本人がUTAに参加すると知り嬉しそうでした。

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ここから急な下りが始まる。このゲート以降は笑えるくらいトレイルランナーと出会いました。みんな体も仕上がっている。細くてしなやかな筋肉!歩いているの私たちしかいない笑。単独ランナーがほとんどで、女子の1人ランナーもちらほらいた。トレランってこんなにも人気なの?ここリモートエリアなんだけどな、、、みんなすごいな。

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さっきの門を越えてどんどん坂を下っていくともやが。

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というかこれ雲!さっき上から見てた雲海のあたりまできたってことになる。

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雲の付近は幻想的でした。

でも雲エリアは下り坂を駆け下りるとあっという間に終了して、気がつくと普通の林道の景色に戻る。

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そして水がやってくる。

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この川は渡らないと先へ進めないシステム!

川は2回ありました。もちろん靴ごと足を入れて歩いて渡る!これもトレランの醍醐味!

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これは下りが終わり上りへむかうあたり。この景色の上までこのあと登ります。

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苦しい上り坂の写真は0。必死でした。

途中はあまりみたことないお花などをみることができたけど、動物は0、途中でトカゲ1匹。

かなしいのが、この日のUTA70-100km区間の絶景は当日は夜なので見れないということ。20時間以内で走る早い選手なら、このコースは全部夜中で真っ暗。制限時間ギリギリのランナーなら(私のこと)前半は深夜、後半の登りあたりから朝なので雲海はみれなくとも朝日は楽しめる可能性あり。

UTAの70km-100kmの記録

33.17km,

1830Calories,

Evelation2283m,

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 !!!

今回はすごい!ガーミン見てびびった!

あまりにも数値がたかすぎて目を疑った。人生最高記録のElevation。想像以上に負荷が高いコースでした。

Elevation gain 2283m

Elavation loss 2262m

Min Elavation 211m

Max Elecation 951m

これが100kmレースの後半30kmなのかと思うとビビる。

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週末はまたトレランの旅ができて楽しかった。というか毎週ハイキングしているだけでこんなにも平日の疲れを吹っ飛ばせるとは!絶景は毎週みるに限る!

今週も頑張ります!

では。