シドニー生活

中年研究者のお話

2019年1回目の日本一時帰国 - その4

はぁ。

前回の続き。

 

プレゼンも終えたし、あとは帰国までの数日は休暇モードで過ごしたいところ。でも実際は総簡単ではない。めちゃ心がざわついた数日を過ごすことになった。

 

4/29(月)、11時にホテルをチェックアウト。その際に同じホテルに滞在していた他の研究員とスーパーバイザーと3人でロビーに集合してお別れの挨拶を交わした。

ここでのスーパーバイザーの一言

「この後アブストを見てコメント送るから。メールを確認してくれよ、締切近いからな」

というのも、スーパーバイザーはもう一泊東京に延泊して仕事をして翌日の30日夜のフライトでシドニーへ帰る予定。アブスト締切は5/1なので、もし29、30日のうちに国際学会のアブストのコメントもらえないと、私は国際学会にエントリー間に合わない!締切のときはスーパーバイザーは空の上なのよ!

もう何週間も前に提出はしてあるのだけど、やっと締切の前々日になって重い腰を上げたスーパーバイザー!頼むよっ!私が送った、国際学会のアブストとPRSSのドラフトはもうメールボックスの中に埋もれているだろうから、もう一度リマインダーかねて送信しておいた←優しい私?

 

こちらは新幹線で地元に戻り、スーパーバイザーのメールを待つ。

待つ。

待つ待つ。

待つ待つ待つ。

待つ!

えーっと来ないですけど?

一体いつアブストのコメントが送られて来るんだ。。。もう胃が痛くなる。

で、前日の30日の夕方来た!

 

いつもならコメントもらったあとは「かなりいい感じ」と思うのだけど、どうもスーパーバイザー勘違いしていると思われる箇所が。全くわたしの研究と関係ないことが書かれているのよ。追加されたコメントが全く違うのよね。

 

これがコメント後↓

Participants were provided with  information on quality dimensions of -- services and an initial set of 52 --, based on our review of published data

このan initial set of 52 --, based on our review of published dataのくだりが事実無根なのよね。そもそもまだレビューの途中だしフルスクリーニング後の結果なんて報告すらしてないのに・・・泣。

でどうなったか?

もうスーパーバイザーの返事が来ないので、えーっと、他の共同研究者に相談して、スーパーバイザーの勘違いしている箇所をこちらで直して、スーパーバイザーへとりあえず新しいものを送信。で、ぎりぎりまで待っても返事がなかったので、GOをもらってないままSUBMIT!!!!!

You have successfully submitted and completed to the final stage an abstract for the ---, to be held in Abu Dhabi, United Arab Emirates from -- to -- September 2019.

Your final abstract submission is recorded under the identifier ---.

You have the possibility to modify your submission until the submission deadline 1 May 2019, 23.59 CET.

SUBMITすると、締切はCETで5/1らしく、それまでは修正が可能らしい。うん、だから提出から数時間まったけど、結局スーパーバイザーからは返事こず。

はぁ

In the last week of May 2019, the submitter will be informed whether the abstract has been accepted for the Congress. The notification will be sent to this email address. Please ensure that the notification can reach you by adapting your spam filter accordingly and by putting our address on your white list.

結果は今月末にでる。

コメント待たされた挙句、コメント間違ってるし、さらに再修正したものを送信しても無視で、えーっと、えーっと、

はらはらさせるんじゃないよ!

って気持ちになる。でも最終的にはなんとかまとめて締切に間に合ったのでオッケーかな・・・

アブスト提出したのこれで2度目。今年はこれだけばたついても準備をしっかりしていたので、大事には至らなかったんだな。本当によかったぁ。

ちなみに去年は人生初の国際学会のアブスト、試行錯誤してなんとか仕上げて、大興奮で提出のお話!

これが去年の結果↓

努力の甲斐あり無事にアクセプト。あの時は嬉しかったなあ。今年もなんとかアクセプトされたい!

 

 

まだまだはらはらは続きます。

やっと学会のアブストを提出できたものの、次はPRSS(大学研究助成金)の締切が5月3日に控えておりました。アブストと一緒にPRSSのアプリケーションのコメントは頂けたのだけど、肝心な

推薦状がない!

えっ?なぜそれ忘れる?かな?

推薦状ないとエントリーできないよ?

5/1にアブストを提出し確定された報告をメールでした際に、PRSSの推薦状を催促してみた。うん、無視された。さすがの私も愚痴がでるよね。友人に相談。

私「このまま返事こないなら今年はPRSSにエントリーあきらめるよ。そもそもPRSSハードで負け戦なのは承知だから、まあこれも一つの結果として受け入れる。」

友人「ここでまけちゃだめなんだよ!ちゃんともう一度メール送ったほうがいいよ!」

なんかね、海外でなれない英語に苦戦しながらも準備を念入りにしてたし、やりきった感もある。だからこそあきらめようかなとも思えたの。でも友人のアドバイスが頭に残ってて、PRSS締切の5/3朝、あきらめずに再度メールをしてみた。

 

ータイトルー

Support letter for PRSS - (私の名前)

ー本文ー

nicelyにメールしよう、わざわざタイトルの中に私の名前を入れ込む。メールはなるべく短く!挨拶のあとはすぐさま本題へ!

I need a support letter from you by today in order to apply for PRSS 2019 - due is today

Could you please send me a letter of support (confirmation letter for PRSS) ?

I would be greatful if you could give me your reply as soon as possible. 

 

なんと3時間後に返事来たよ!うぎゃーーー!

感謝!

 

実際の推薦状はこれ!

ータイトルー

PRSS Letter of Support

ー本文ー

Dear PRSS Committee

 

This letter is to confirm that I fully support the PRSS application of Ms (私のフルネーム), a doctoral candidate under my supervision. The PRSS application is to support attendance at the annual International Congress of the --- (---) in Abu Dhabi , UAE, in September 2019. The --- Congress is the leading International congress for --- and ---scientists from around the globe. Ms --- has submitted a research abstract for this congress based on data collected during her doctoral studies on the development and evaluation of --- for the evaluation of the new Japanese Government’s --- --- programme for --- in Japan. This is a new area of health services evaluation for Japan and I suspect that this will be of high interest to other delegates at the congress. Therefore I fully support this opportunity for Ms --- to attend and present at this international congress as it will provide an excellent opportunity for her to present her research at this prestigious international forum and network with --- scholars from around the globe.

 

Kind rgds

---

一部は個人時情報だから ---で消したけど、かなり英語素敵だよね?どう思います?

私では絶対に書けない英語。ネイティブだからっていうのもあるけど、教授だから書ける英語な感じもする。こういうきれいな英語をみると、「えーなー」ってなる。

この推薦状はメールをPDFにしてPRSSのアプリケーションにアップロードしました。うん、これでまた一つ、PRSS提出というミッションが終了!

おつかれー

 

もう2つとも大事なのに、締切当日にバタバタと提出のパターン。。これ嫌なやつだけど、今年で2回目だけになんとか乗り切れたよね。

それにしても「挑戦したい」という私をサポートをしてくれるスーパーバイザーには感謝でしかありません。はらはらされられても、それでも満足できるのは、やっぱり挑戦したという結果があるから。あとは結果を待ちます!どんな結果も受け入れるよー

 

あーあ。

これにて、一時帰国のお話はおわりにします。

では。