シドニー生活

中年研究者のお話

1泊2日のワークショップ

週末は外資系企業の財団が開催するワークショップへ行ってきた。

ワークショップのお話は昨年7月の話へさかのぼる。

1日で応募書作って、80ドルかけて日本へ郵送して、バタバタしたけど採用された話はこちら

↓( ^ω^ )

pskusg.hatenablog.com

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結論、

相当たのしかった!刺激を受けすぎてモチベーションアップ! 

 

自分の経験上、ここまで業界の垣根をこえて人に出会う機会なんて、ここ以外にあるのだろうか?そう思える濃いイベントだった。

一応主催者は「ヘルスリサーチ」に関する財団なんだけど・・・蓋を開けてみるとね、参加者の職業は、

経済学者、医療経済学者、行政や研究機構に勤務する者、医療従事者(医師・薬剤師・看護師・理学療法士・ソーシャルワーカー・介護士)、大学関係者(研究者)、基礎研究者、マスメディア、医療機器検査機関、トイレ研究者、弁護士、郵政、コンサルタント、学生(私)、などなど、約40名参加。

いま思い出しながらでも書ききれないくらい、様々な業界から集結。しかもこれらの業種の人って、私がその業種や肩書き対してもっているイメージとは違うことも多く、、とにかくみなが思う職業の一般的な枠にとらわれていないという笑

様々な業界からというより、各業界から偏った人たちだけが大集合。

例えば社会人で博士課程に在籍している人は普通にいる。しかも一流の国公立大学。一流だからすごいのではなく、通っている本人の居住地とは離れていたりする。定期的に交通費(自費)使用してでも通いたいという熱意はすごいよね。しかも家庭ももっているし、お子さんの学費もかかるだろうに。

ある看護師さんなんて現役で働きながら大学院で法律を専攻している。その看護師さんのうけもつ患者全員、症例数が激少ない難病。その延長として法律を学びたくなった学ぶ必要だでてきたそうな。

仕事と学んでいるエリアが必ずしも同じとが限らないし、転職経験ももちろんある人も多い。資格は1つじゃないのです笑、ERの医師&弁護士のダブルライセンスの人もいる。よりによって激務のERの医師が弁護士資格とらなくても。。。なんて心でおもってみたり。

 

( ・∇・)

自分のキャラが

とても薄〜く感じた笑

というか、私のキャリアはいたって普通。自分では、転職して海外博士は大きな挑戦であり決断だったのに。。。

 

ということで、

責任感と向上心を持って仕事をしていくと、その先には転職や新しい学問へ飛び込むという流れって、決して私だけではないなと思ったしだいです。

そして「まだまだ若い者には負けとれん」と思っていた自分自身がまだまだ小僧だと実感した。

 

ちなみに参加者は約40名で、"初めての人"と"リピーターの人"の2つに大きく分かれる。

一度採用されると最大5回まで参加することができるシステム。5回マックス参加する人もいれば、数年振りに参加2回目とかの人もいる。今年は初の試みで、新規の人をかなりの受け入れたらしい!ということは・・・、私の応募タイミングはかなりラッキーだった!ここに参加できたのも奇跡。

サポートは、交通費、宿泊費・カンファレンスセンター費用、土曜ランチ/ディナー・日曜ブレックファースト/ランチ、その他飲食費が全て補助される。

※このWS参加応募書類には推薦状が必要だった。スーパーバイザーの推薦状を添付したが、このパターンはレアだったことが判明。笑。ほとんどの新規参加者は「WS参加者の〇〇さんの紹介」という形で参加するみたいで、だから何回も聞かれた「誰の紹介ですか?」と笑。

誰の紹介でもないぜ!

あえていうなら共同研究者にいただいた情報から応募しただけ!笑

 

ちなみにリピーターを重視しているのは、様々な人は垣根を越えて集まることで新しいアイデアや共同研究が生まれるよう、そんな願いがあったりする。だから継続で参加することで結束を強めていく流れ。要は研究者のマッチングが毎年行われているということ。

実際に、ここから出会って科研費を2つももって研究開始している人たちもいた。ここではかけないけど、かなり先進的な研究で、話を聞いただけで「こういう人たちが世を変えていくのだな」とも思った。これが実現したら世のインパクトは大きい。外資企業の種まきが成功した例ではなかろうか。

あ〜、そんなことを見聞きしてしまうと、自身の研究の将来性も意識していく必要があるなとわかった。というか、研究の今後ももっていきかたは日頃から意識してきたつもりでしただ、まだまだあまかった。

ふふふ。

 _φ( ̄ー ̄ )

だから

早速アクションを!

このワークショップで知り合った人を通じて、来月に意見交換の場を調整中です。自身の共同研究者を踏まえてね。

 

そうそう、フルタイムの学生は私1人だったけど、そこに関しては、他の人と壁を感じることはなく普通にすごせた。みな向上心や社会貢献へのモチベーションが高い人が多いので、学びや挑戦というキーワードに過剰に反応することもなく、すっと理解してもらえる。肩書きなんてものは、しょせんは肩書きでしかない。すぐに変わるし変えられる。やはりここまでくるなんかでの自身の経験が全ていかされて今があるのだなと。

 

日本には、こんなにも素敵な人がいることを知ることができた。「世の中まだまだ捨てたものじゃないよ!」と思える2日間でした。もう参加券はもっているので、次回もエントリーしたいと思います。

では。

 

※ワークショップでやっている内容を今回は割愛しました。これは日記ブログなので、自身の感想だけかきました。来年は内容をかけそうなら書いてみますね。