シドニー生活

中年研究者のお話

ついに決意した!デビューじゃ

はなきんだ。

(^ ^)ふふふ。

朝のコーヒーは、前日スーパーバイザーからもらった、スタバのネスプレッソから始まりました。

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ラテを飲んで、Pythonと戦ったよ。半日もね。

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あーーーーーーーーーーーーー、難しすぎる。やりたいことがあるのに、そのコードが書けなくて、本当に辛い。牛歩にもほどがある1日だった。ただこれをマニュアルでやるのは相当時間かかるしミスが起きる可能性があるのでやりたくない。何より、自分の元々もっているスキルでやっても自分の勉強にならないので、ここはプログラミング上達のためにもPythonでこれらを全てやりたいというわがままが私の時間を奪っていく・・・。Python初学者の壁・・・この壁高すぎる!データサイエンティストを勝手に1人まじリスペクトしてます〜!。

 

さて本題へ。

今週の水曜、日本の大きな学会の国際誌から査読依頼が来た。

I invite you to review this manuscript.  The abstract appears at the end of this letter. Please let me know as soon as possible if you will be able to accept my invitation to review.

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信じてもらえないかもしれないけど、本当に依頼が来たの。HDRの私にね!

すごくない!?

メールをが来た時の感想は、

「ようやく、まともな国際誌から査読依頼がきたぞ!やったー!」

って感じです。

まともな?←はい、まともな国際誌から来ました。

というのも、今年2月に私の1本目となるP1が世に出た。その少しあとから、国際誌から査読依頼がくるようになり、記憶では4回(?)依頼があったように思う。

1回目は嬉しくて早速ジャーナルを調べたら「???」ってなりました。気になったので、HDRで査読経験のある学生とスーパーバイザーに聞いたら「無視でいいよ」と笑。その後もきたのはおなじく聞いたことがないジャーナルから。共通して言えることは、peer-reviewed open access journalだった。

peer-reviewed open access journalはうちの大学では論文投稿先として推奨されていない。ようはPredatory Journal(ハゲタカジャーナル)のリストには入ってなくてもこれらはハゲタカ扱い。我々HDRは、歴史のある・質の高いジャーナルへ投稿することが前提とされていて、加えてImpact factorが高い低いということを競わされている⇦プレッシャーです^^;

もちろん、オープンジャーナルの全てがダメなわけではない。ほんのわずかだけど、良いジャーナル(例えばBMJ Open)も含まれている。ただ、スタンスとしては研究論文はお金を払って掲載してもらうものではないということ(=オープンジャーナルには投稿しない)。質の高い研究をすれば、しかるべき所に掲載してもらえるからっていう教え。だからこそ研究始める前が一番大事 (目的とメソドロジー)。

それにしても、私も随分大人になりました。生意気なことが発信できるようになってきた笑。私は入学する前は、ハゲタカ・インパクトファクター・威厳あるジャーナル名とか知らなかった。2年半たった今では研究のお作法なるものをセミナーや学会や日常会話からどんどん学んでいる、そんな感じです。HDRライフは修行・苦行だけどそれなりに成長していたりもする。

 

どんどん、話がそれちゃったけど、今回はとうとう普通のジャーナルから連絡がきたって話でしたね。

 

水曜にメール見た時は、心の中はほぼ査読依頼に「Agree」する気でいました。ただ急いで決断することでもないので、丸1日寝かせてから返事をする事にした。だって、私よくよく考えるとスケジュールいっぱいなの。やりたいことがあっても、時間は有限なので、ちょっと査読する時間を算出できるか自信がなくて。

それに、もしかしたら翌日には気が変わって「Decline」したくなる可能性だってある。

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そして、翌日木曜、自分に問いかけてみたけど、Agreeしたいけど決心がつかない笑。答えなんてでるわけがないよね、だって初めてのことだから。

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冷静に考えたら、国際誌の査読ができる事は名誉な事なんだけど、まだ博士もとっていない学生の私にこんな大役務まるのか?自分の研究だけでも必死なのに、他人の研究論文を査読できるの?不安いっぱいです。それに・・・

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それに・・・、私って結構忙しいの。

さっきも書いたけど、いまのデータ解析を終わらせたら、来週水曜のオンラインディスカスのプレゼン準備および再来週の学会発表(口頭)ある。周りに月2でプレゼンしている学生なんていない・・・。周りとは比べても仕方がないのだけど、もう今月もカツカツに予定を詰め込んでいるとうことが言いたい。

私、査読する余力あるのか?(笑)

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自分にはやらない言い訳・できない言い訳は山のようにある。だからこそ最後は、「挑戦する」という選択肢になる。やるかやらないかではなく、やらなければならない状況を作ることが大切なんだな。

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最終的には、「私これまでの経験と持っている知識を総動員してレビューしてやろうじゃないの!」という覚悟ができましたので、

⬇︎⬇︎

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ようやくAgreeをポチッと!しました。

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よくぞ、Agreedを押した私!と思った矢先。

もう一度確認されたよね笑

⬇︎⬇︎

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そして、I confirmをポチッと!

続いてアカウントを作成を求められた。

あ〜、いつ終わるの笑。初めてなのでだんだん面倒に感じてきた。アカウント作成は「ORCID」のアカウントと連動させることができるようだったので「ORCID」のIDとパスワードを入れて連動させると、なぜか画面がログイン画面へ移動。続いてORCIDのIDで入れるのかと思ったらエラーになる。もう一度ORCIDと連動させてログインしようとするとエラー。

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もう、英語だしね、全然わからんのよ。

大きな決断後だけに、なんだかアプリケーションのプロセスがわかりにくいので、だんだんムカついてきた(⇦短気?)。

そしてとりあえず放置した。

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査読はボランタリーなものなので、査読者の登録とかの段階で段取り悪いと「できてないならできてないでいいわ」というスタンスに気持ちがなってくる(⇦短気?笑)

そして少し後にconfirmation mailきた笑。私が英語の説明を理解できてなかっだけかも笑。

Thank you for agreeing to review Manuscript ID ----- entitled "-----" for Journal of -----.  Please try your best to complete your review by 25-Nov-2020.

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期限を指定された笑。なんだか宿題っぽくなってきたよ笑。ちなみに私は22日の学会発表までが今月のピークなので、22日以降にしか査読ができない。まぁ、3日あれば大丈夫かなと。

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じゃーーーーーん!

なんだかんだで論文の中身が気になったので、帰宅時に印刷してしまった!

そして、パブでチリバジルヌードルをつまみながら、オールド(村上春樹が本の中で褒めていたビール)を飲みながらさっくりよみました。

パブで読んだのは、アブストとメソッド。

_φ( ̄ー ̄ )

気になった箇所にチェックやメモをしていったところ、あまりにも読んでいてきになる箇所が多い・・・。だから帰宅後は玄米茶を飲みながら、リザルト・ディスカッション・コンクルージョンさっくり読みました。つまりイントロ以外をさっくりと本日中に読んでしまった!

ちょっと生意気にも、

レビュアーデビュー

しちゃいました!

またちゃんと深く読み込む日がきたらかける範囲で書きたいと思います。

では。