4月26日(月)、とうとう新しいオフィスの鍵をもらった。
この鍵は私にとっては神である。ようやくスクール内のもめごとから私は解放される。しかし、気持ちがのってこない。
だって私はこの鍵を受け取る数時間前に、
ボス猿にすごまれて心に大けがを負った(←大げさ笑)。鍵を見つめながら、ただぼーっとしていた。
本当に我々学生からすると今回の引越しの件は完全に貰い事故。我々は悪くないので、一部のスタッフの嫌味なんて適当にかわせばいいやん?って思うのだけど、現実はそうあまくない、気持ちが全然切り変わらない。これまでのストレスが結構たまっていたから、今回のボス猿の一撃で私の脳は停止した。
自分が思考停止になってしまった一番の原因はやっぱり英語。この状況が日本語だったらどれだけ良い事か、何度も思った。日本語なら最小限のエネルギーで対応できるのに…、英語だからうまく立ち振る舞えないそんな自分への苛立ちが一番のストレスです。
私の英語は30歳になって突貫工事で習得したレベルなので、若い頃に留学経験があり英語の感覚をもって暮らしてきた人たちとはまた違うわけです。どう頑張ったところで戦闘能力が低い英語なんです。どうしても英語つまずいてしまう。それが情けない。
それに、最近の環境が私を弱くさせていたのもある。数少ない友人たちは既に卒業し、周りにはローカルの学生しかいない。しかもローカルもパートタイムが多いので、彼らに私の身に起きていることを笑い話として愚痴ることすらできなかったので、結構ストレスを抱え込んでいたのもある。唯一の救いはスーパーバイザーと良好な関係が築けているのもあり、この件についてなんでも話せたこと。
で、やさぐれている私は鍵を見つめながらブログを書いて気分転換をしたのであった。そして、ようやく1人で新オフィスへ向かい写真撮影。この日は1日大学にいたのに久しぶりに生産性0で帰宅した。
4月27日(火)、心が重すぎて遅めに登校。
やさぐれている私、レベル5(自分のオフィス)へ行く気分になれない。もはやトラウマ?とりあえず引越し前の空っぽのオフィスで時間を過ごす。
(>_<)孤独すぎ
とはいえ、逃げてもいられないので、少しずつ動くことにした。
STEP1:スーパーバイザーへテキスト
前日はスーパーバイザーはWFHだったので、新オフィスroom308に入ったことがない。「時間があるときに308を案内する」と業務連絡を済ませる。スーパーバイザーから9時半過ぎに到着すると電話がきた!
STEP2:ROOM308のお掃除
スーパーバイザー到着予定まで30分と少し、急いでお掃除を始める。デスク、シェルフ、デスクキャビネットの中、部屋の中を雑巾でふきふきした☆
思っていたよりキレイなお部屋だった♪♫
STEP3:リクエストをリストアップ
お掃除の次はお部屋の問題点をリストする。
・drawerの開錠/交換、古いPCの引取り
1つのキャビネットだけ鍵がかかっていて開かない。PC1台が部屋に置いてあったけれど、PCはCOREi5、我々が使用しているパソコンよりスペックが低いので私の判断で返却することにした。ただしモニターはこちらでキープ!KかLちゃんがデュアルモニターとして使用する予定。
・電球の交換
4つの電球のうち1つだけがwarm lightなのでcool lightへ交換を依頼する必要がある。ちなみにこのwarm lightは私のデスクの上にあり暗いので早く交換願いたい。
(よくみると写真手前のデスクだけオレンジでしょ?このライトを交換する)
・絨毯掃除
床が絨毯なので我々では掃除できない。掃除機をかけるように大学へ連絡する。
STEP3:スーパーバイザーを招待
ちょうどよいタイミングでスーパーバイザーが出勤。やっぱり、スーパーバイザーが心から笑顔じゃない感じ。
今回のお引越しの経緯が経緯なので当然かな。
確かにね、学生7名確保できる部屋から4名部屋へ移動したのでサイズは小さい。デスクも小さくなった。キッチンなし、窓なし。
しかも、スーパーバイザー曰く、第一候補だったルーム402は、研究業績もない講師が獲得し、7人部屋を3人で使用する予定。うち2名はオナーズとサマースカラーの学生なので、実質1名が7人部屋を使用することになる。この件に今は腹を立てている・・・。
でもさぁ、「それって欲深すぎない?」って、心の中で思った。確かにレベル5を立ち退くことになったけど、私が思うにスクールの中でも我々はかなり待遇良いと思う。基本的に学生は空いている席にバラバラに配属されので、スーパーバイザーごとってことはないし、しかもオープン席です。だからスーパーバイザーだけが学生用に一部屋確保できていること自体がかなりすごいことなんだけど(他の先生と違いスーパーバイザーはたくさん学生を持っているため)。
ということで(/・ω・)/
出来る限りルーム308をほめちぎって、スーパーバイザーのご機嫌とり!でも、スーパーバイザーはやっぱり100%の納得ではないご様子で…。
あ~
どういつもこいつも
めんどうくせーな!
怒
もうね、スクール内の政治力の問題はおたくらでどうぞって感じ。スーパーバイザーは「スタッフ間の問題はそのスタッフについているPhDにも影響するんだぞ」って言ってるけど、まぁそうだけど、その政治的な問題にそれだけの熱量あるなら、自身の研究や学生指導にももっと熱を注いでほしいなって心から思う←生意気なコメント(笑)。
STEP4:こっそりお引越し開始
掃除と招待が終わり、ようやくレベル5にある自分のデスクへ移動。すると、オナーズのAちゃんが今日は登校していた。でもね、なんだか、ボス猿の件もあって誰とも話したくない気分なので挨拶だけ済ませて、デスクに座り仕事もせずになんとなくブログを書いて時間をつぶした(笑)。
そも後、重い腰を上げて、お引越し感をださないよう、そーっと資料整理から開始。
(なぜ私はこんなにもコソコソしているのでしょうか笑)
これまた大量に資料を捨てることができた。すっきり。
その後、ケーブルを買いにofficeworksへお出かけ。大学の前にあるので徒歩5分で到着。
ネットに載っていた5.48ドルのHDMIケーブルを探したけど、なぜか高級なケーブルしか見当たりません。店員さんに聞くと、
それは背面の棚下に無造作に放置されていた(笑)。やっぱり40ドルと5ドルの商品では、取扱い格差があるなと。
あとは、レジ近くのワゴンセールで1ドルだったので購入した。最初レジへ行くと、「7.9ドル」と言われ衝撃!結果的に1ドルで買えたけど、こんな紙切れにこの国は8ドルという値段をつけている。完全にふざけている。
STEP5:本格的にお引越し
オフィスへ戻るとAちゃんは帰宅していた。
ここから本格的にお引越し開始だ!
なぜ私はこんなにも
|д゚)コソコソ
Σ(゚Д゚)ビクビク
しているのでしょうか?(笑)
以前のデスク所有者M君の置き土産だったクッションを捨てた。ついでに友人からいただいたピンクのタンブラーももう捨ててもよかろう。うんうん。
新しいオフィスへ移動後もいらない資料が見つかり思い切って捨てる~捨てる~(^^♪この日2回目の資料破棄!すっきり!
最後にPCとモニターを接続してこの日は18時に終了。
この日は月がきれいだった!満月かな?
4月28日(水)、朝からどうしても心が前に向かない。向かない代わりにスターバックスへ向かう。
pastry&coffee combo 7.95ドル(約650円)を買うために、大学と反対方向へ歩く私。
ソイラテとチョコレートクロワッサンをチョイス。このセットは2ドル近くお得!
写真に右側のコーヒーカップは、この日スーパーバイザーとおちゃしたときに飲みきれずに持ち帰ったカプチーノ。朝にスーパーバイザーが部屋へきて私のデスクの上のコーヒーをみて「もうコーヒー飲んだか…」と言う(笑)。イエスマンの私はもちろんタプタプのお腹で一緒にカフェへ行きコーヒーのお付き合いを。「飲みにケーション」はどの国でも大切ですよね。
片付けを再開。この紙の束はスキャンしてから破棄するもの。例えば、日本から持ってきた郵便物は基本的にシドニーへ持ち込んでスキャンしてから処理をしています。面倒なのでこれらを貯めてから気が向いたらやりたいなって…思ってもう1年以上貯めている。今回もスキャンせずにキープ。
じゃーん!簡単な任務もある。4年目マグカップのお披露目!以前購入してたけど、お引越しが済んでから使おうと思って我慢していました。
4年目はブルーだよ!大人っぽいでしょ?
この日は、13時から私の所属するスクールの卒業式でした!学部生がガウン着てビル前にたくさんいて、なんだか微笑ましい。
午後遅めからは、隣のデスクにいたLちゃんの荷物をお引越しです!
Lはメルボルンに住んでいるので自分では引越しができません。大学のスタッフに荷物を触らせるのが嫌なので、私に代わりにやってくれないか電話がかかってきたわけ。
MY PLEASURE♪
私は超絶優しいので、Lちゃんのデスクの写真を撮り、
思い出作りにも協力(^^♪
ちゃんと、ROOM507へお礼を込めて、私とLのデスク、キッチンを拭き掃除しこの日は終了。
私のデスクはこんな感じ。
奥のシェルフにはLの荷物。ピンクの毛布が見えるのが笑える。オフィスが寒いので、毛布にくるまり作業していたLを思い出す(笑)。
そうそうLの引越しを終えた直後、スーパーバイザーが現れて、きれいになったデスクを写メで送ってました。もちろんLからお礼の返信がありそしてスーパーバイザーが再返信していた。その内容は「お礼をいう相手は俺じゃないぞ。99%は○○(←私)がやった」と。
うそにもほどが...
おまえ何もしとらんのに
なぜ1%手伝ったことに
なっとるんじゃ!
( `ー´)ノ ゴラッ!怒
って心のなかでツッコミが出てしまった。でも面白いのでこれはこれでオッケー。
私のデスクを横からみるとこんな感じで、以前より狭くなったのがおわかり?多分ね、スペースは以前の6割くらいしかない。それでも私にとっては十分な広さを感じるので、全然問題ないよ~
私の席の後ろにはエアコンのパネル、すりガラス、と入口。廊下を誰かが通るとどんどん響くので驚くこともしばしば。まあ、これもそのうち慣れることでしょう。
この日は、オフィスを出ると、グレートホールの入口が開いていた。
どうやら、卒業式が全て終わったようでお片付けの真っ最中。
今年はこんな感じの卒業式。椅子の数が限定的なので、人数制限を設けていたのがよくわかる。とはいえ、卒業生1名につきアカンパニーは2名までオッケーだったので、卒業生はご両親や友人を誘うことが出来たのは大学の粋な計らいって思う。
こうして突然やってきたお引越しウィークの前半はあっという間に過ぎた。次は残り2日について書くね。では。