シドニー生活

中年研究者のお話

お引越しです(後編)

これまでに、私とLちゃんの引越しが終了した。新しいオフィスは4人部屋なので残りは2名(MとK)です。

 

4月29日(木)、この日も本当に気持ちが前に向かないので、遅めに登校し、新しいオフィスでボーッと時間をつぶした。

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気分転換に新しいキッチンと新しいマグでコーヒーを作ってみた。なんだか新鮮で良い感じ♪♫いまのオフィスにはネスプレッソマシンがないので、卒業生から譲り受けインスタントコーヒーでしのいでおります。

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共同キッチンは広いくてきれいだし、

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エアコンが常時ついているので、臭いや熱がこもることもない。

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キャビネットの中を確認すると閑散としていた。なんだかルールなさそうだったので勝手に一棚を占拠し、ルーム308の棚を作ってみた。

とりま、手書きのサインを付けておいた。我々は食器やカトラリーをみんなとシェアするのは大歓迎!だけど紛失はいやなので使用後に返却する旨を紙に書いて貼っておく予定です。

これらのアイテムは、以前のオフィスからスーパーバイザーに確認を取ったうえで持ち込んだものです。ボール3種類、プレート4枚、ナイフ3本、コップ4つ、パーティー用の紙皿等。これで十分でしょ?カトラリーは古いものばかりだったので持ち込むのはやめました。パーティー用の使い捨てが大量にあるのでそれを使用することにする…エコじゃないって…それはわかっているから言わないで(>_<)

 

 

(/・ω・)/

この日は15時からミーテイング。私は全然やる気がしなくて少し遅刻した挙げ句、P2のディスカッションを早々に終了しあとはスーパーバイザーと雑談。そして今週は頭が動かないので大学へきても何もしていないことを告白した。

「お前、honestだな」

スーパーバイザーが笑っていた。何をしてるのかときかれたので、grow lights(観葉植物を太陽光なしに育てるためのUVライト)の検索していることを伝えると

「お前、very honestだな」

と爆笑された。でもさ、この3年かなりのスピードで突っ走ってきたから1週間くらい手を止めてもいいよね?私の中では引越しした日にもうつかれちゃったからこの週は大学へ登校したらそれで合格とした。スーパーバイザーは3年間私を見てきたので、ここまで疲れ切ったところはあまりみかけたことがないのでやや心配気味。

でもさぁ、心配はありがたいけれど、1つだけ言わせてもらうと、今回私の身に起こったことはどれも本当にくだらないし小さなことばかりで、その小さなことの積み重ねで私は疲弊していったのだけど、その原因はスーパーバイザーだからね!怒

あっ、言っちゃった(笑)

そうなんだよね、本当はスーパーバイザーのせいで面倒なことが増えていたの。もう引越し終わったし曝露してもいいかな?(笑)

スーパーバイザーは2月末に引越しするべきところを、いつものように仕事を後伸ばし後伸ばし後伸ばし後伸ばし。はたから見ると忙しいからというよりかは、意固地になって引越しをごねているようにしか見えなかった。というのも、引越しの指示を受けてから1週間以内にICTのスタッフを呼び自分のPCだけはすぐに移動させ、スーパーバイザーは新オフィスで仕事を開始した(ここまではかなり素早かった)。そこから1ヶ月半、スーパーバイザーは忙しいから引っ越す時間がないと言いながら、1日に1~2回オフィスへやってきては本を2冊だけ引っ越すという作業を繰り返した(笑)。ようは新しいきれいなオフィスで仕事をして、レベル5の古いオフィスを確保し続けた。往生際が悪い。。。何度も言うが、この幼稚な態度のせいで私はこの部屋へ引越したいスタッフだけでなく、大学の事務員、大学の管理職(School  managerやDean)に対して現状を説明するという日々が毎週続いた。もちろん、オフィスへ誰かが訪ねてきたり説明を求められたときは何を説明したかをスーパーバイザーへ報告していた。はぁ。

段ボールに入れてさっと運べば一瞬なのに「おれは他のスタッフと違い20年の歴史があるから引越しに時間がかかる」とか「シニアのスタッフに対して引越しのアシスタントを付けないのは失礼だ」とか「大学のスタッフが俺の荷物を無断で移動させないようにおれはトラップを仕掛けている」とかそんな話を毎週聞くという任務、これはもっとも苦痛でした。このトラップというのは「積み上げた本の上に息子の幼少期の写真を置く」とか「額縁にいれて飾ってあるアワードの数々は飾ったままにしておく」とか、事務員がカギを開けて勝手にオフィスへ入ったとき、エモーショナルなところへ訴えかけ強制引越しをするのは気が引けるという状況を作っている…そんなしょーもない作戦です(笑)。そして私が事務員が来てオフィスの写真を撮っていたと伝えたばかりに、、、その日から毎日引越し作業を進めていることをアピールする目的で本の積み上げ方を微妙に変え始めた、、、

え?

そんなことに毎日自分の時間を使ってるの?

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これを聞かされたときの私の衝撃はんぱない。

しかも、自分の引越しは先延ばしにしているのに、自分の学生のための部屋(私の新オフィス)に関するリクエストだけは数回にわたり事務局へ入れている。最後のほうはメールを無視されていた(笑)。だから送るのをやめた(笑)。引越しをしない状況が1ヶ月ともなると学校もほおってはおかない。だからSchool  managerやDeanがわざわざオフィスまで来て、私にいまどうなっているのかを説明を求めてくる。いま思うと完全に事情聴取だったな…笑。

そしてようやくイースターにスーパーバイザーは完全に引越しを終えた。スーパーバイザーの引越しも、私が知恵を絞りってスーパーバイザーをうまくのせて、イースター中に引越しを完了させるように促したことは誰もしらない。スーパーバイザーに「俺はお前のストラテジーが気に入った。そのとおりだな。イースター休暇に引越しを終えることにする。」と言わせたこの私の技に学位を与えて欲しいわ!

また毒ブログになってしまったことをお許しください。

m(_ _)m

私は毒を吐き終わって少しすっきり☆

話はそれたけど、この日のミーティングの最後に一つだけスーパーバイザーへお願いをした。今かけているところまででいいので、P2のコメント送ってくれないか頼んだのだ。答えはイエスだったから、ミーティングしているその場で私のメールに送ってもらった(目の前で送らせないと送ってもらえない可能性があるので)。

これで、少なくともP2の原稿のリバイスを始められる!

がんばるぞ!

P2の負けられない戦いには負けた。4月中にP2をサブミットすることは出来なかった。どうするかな。とりあえず翌週に作戦を立て直すことにする。

 

4月30日(金)、みんながくる日。午後にKとMがくるので、それまでボーッとしてすごす。

お昼に少し気分が回復したので、前日手に入れたP2のイントロのコメントだけ読んだ。そしてイントロのリバイスを開始。印刷のために最寄りのプリンターへいくとプリンターに、複数束で置いてあった(笑)

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これ前日に8ドルを1ドルでゲットしたのと同じ(笑)。仕事せずにオフィスワークスをブラついた結果が1ドル無駄遣い。。

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15時、K君が登校。K君は忙しいのでとりあえず仕分けせずに全て段ボールに詰め混んでデスクの下に押し込んだところでこの日は終了。K君の偉いところは忙しいけれど、期日までに引越しを終えたこと。この日の夜は来客があるそうで、ダッシュで帰宅した。

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そしてちゃんと以前のデスクの拭き掃除もして、自宅から持ってきた掃除機で絨毯の掃除もしたところ。完璧やん!

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15時半、Mちゃんが旦那様と登校。Mちゃんのパソコンは私が事前にセットアップしたので、問題なく作動するかどうか確認してもらいたかったけれど、、、この日は鍵の受けとりと、息子の卒業写真を撮影するために登校しただけなので、パソコンチェックまでには至らず。これはまた次回へ持ち越し!

ということで、ルーム308の引越しが完了しました。

いえ~い(^_^)/~

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金曜の夕方、ここに悲しい荷物が。

スーパーバイザーが、この日みんなの引越しが完了したらみんなでハウスフォーミングをするために大量の食材を持ち込んでいたのだ。もちろんスーパーバイザーは事前にみんなへ(私にも)声をかけていないため、私以外のみんなは予定があり速攻で帰宅。ハウスウォーミングは月曜以降に延期となった。

ここでもう1つ、切ないストーリー(毒ストーリー)がある。

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人間、あきらめが肝心だよね。でもスーパーバイザーはそうでもない。

金曜夕方にみんなが帰ったことを伝えた際、以前のオフィスの鍵を返却したかどうか確認してきた。私は月曜に返却するつもりだったので、その時まだ手元に持っていた。この日の日中にも鍵の返却について聞いてきたのでこれは何かあるなと思い。私から以前のオフィスを見にいかないかと聞いたら「是非オフィスへ行こう」って。。。ハナキンなのでレベル5には誰もいない時間帯だったので、レベル5へ行きたかったのだ。

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以前の私の席には、他のPhDが引越しを始めていた。

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LちゃんのデスクもすでにPhDは引越しをしていた。

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そしてオフィスのネームもはがされていた。

20年近くいたのだから、名残惜しいのはわかるよ。そしてオフィスを去るときに「very glad」だと言ってくれた。最後に目に焼き付けることがでてきてよかったと。

ここまでは良い話ね。

そして18時過ぎたのでオフィスに戻ったあと雑談をしながらも私は帰宅準備を始めた。なのにまだスーパーバイザーが自分の部屋へ戻ろうとしない。。。以前のオフィスの電話番号の変更が出来ていないとかなんとかごちゃごちゃいっている。

ぴーんとくるよね。

「私は週末は大学へくる予定がないので、私のレベル5のカギを使っていいよ」と伝えると

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「この鍵はお前のだから俺が預かることはできない。でも、お前のデスクの上に置いて帰ってくれたら、もし週末に大学へ来たときに鍵を借りれるのでありがたい。でもかなりの確率で俺は週末に大学へは来ないから鍵は必要ないけど。」と。。。

えーっと、最後にわけのわからにアピールが来たけど、スーパーバイザーがオフィスとお別れする時間も必要だろうから、鍵を置いて帰った。

あ~、長かった1週間がようやく終わった。

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最後の夜はパブへGO!ハナキンだしね!飲まない理由がみあたらないのよ。この日はビール&タイ料理でした☆

愚痴が多かったけれど、お引越しのお話はこれで終了です。

では。