シドニー生活

中年研究者のお話

APR2021

Annual progress review(APR)の季節がきた〜

HDRは毎年大学のインタビューを受けます。

APRレポートは4部構成で以下の4名が関与します。

  • 学生
  • スーパーバイザー
  • レビュアー
  • HDRコーディネーター

学生がアプリケーションを提出し、その後スーパーバイザーがアプリケーションを書く流れ。2021年から新ルールでスーパーバイザーは学生が書いた内容を見ることができません。(※ここで2名が全然違うことを書いたら大変です・・・)

レビュアーのパートは、学生とスーパーバイザーの個別インタビュー(各30分)の結果を書くパートです。

最後に、HDRのコーディネーターが3パートを総合的に評価し、学生がHDRの基準を満たしているかどうか判決がでる~。

 

昨日がそのAPRアプリケーションの締切、

(゜-゜)私はやらかした。

提出は0:55、、、

締切55分も過ぎてしまった(笑)。

これ大丈夫なのかな?(゜-゜)ペナルティーとかないよね?やや心配です。

 

敗因は準備不足。

事前にアプリケーションの準備はある程度のレベルまで終えていたつもりだったけど、、、いざ締切前日に確認してみたら修正に大苦戦したというおち。

(´・ω・`)というか

これは全てシステム変更のせい!

と言いたい。

 

日本の大学だと大学院のルールなんてものは滅多に変わらないのでは?ここシドニーではどんどん変わります。

(^_^.)(^_^.)

今年が最後なのでAPRの概要を書くとこんな感じ↓

APR 2018(HDR1年目)

インタビュー:学生15分

レビュアー:3人(当日までレビュアー非公開)

APR 2019(HDR2年目)

インタビュー:学生15分

レビュアー:3人(この年は学生がレビュワーを選べました←今思うと謎のシステム)

APR 2020(HDR3年目)

インタビュー:学生15分から30分へ増加!スーパーバイザーの30分面接が追加!

レビュアー:3名から2名へ減少(直前までレビュアー非公開)

アプリケーション:変更(COVID-19関連の項目が追加になった)

大きな変更は、学生のインタビュー後、スーパーバイザーも30分個別インタビューを受けることになったのだ。スーパーバイザーが自分の学生を評価するのには変わりないけど、あくまでもスーパーバイザーが学生と意思疎通できていているか指導を怠っていないかといった、スーパーバイザーの指導能力の評価が目的らしい。本当かな?

それにしてもスーパーバイザーの場合、いまPhDが4人いるので30分×4回のインタビューを受ける必要がある。2時間っておおすぎよね?もう雑務にしか思えない。

APR 2021(HDR4年目)

インタビュー:学生15分、スーパーバイザー30分

レビュアー:現時点では情報非公開

アプリケーション:やめて(>_<)~

アプリケーションはもう一言では言えないくらい面倒なことになった。今年が博士課程最後のAPRなのに最後の最後で大革命が起きたのです。4年間同じアプリケーションだったらどれだけ良かったことか…。

 

大革命その1、名称が変更

Annual Progress Review (APR)から、Progress Evaluation Meeting (PEM)へ名称が変更となった(笑)

(`・ω・´)名称を変更するとは

大学も本気だ!

 

大革命その2、システムが変更

2021年から新プラットフォームの運用が始まりました。これはHDR用のシステムで、指導教官の変更やステータスの変更等を行うシステムです。

The new Research Education Candidature System (RECS) is now live.
You can request the following changes to your candidature through RECS:
-Extensions of candidature
-Change of mode of attendance (full time to part time and vice versa)
-Change of supervisor(s)
-Suspension of candidature
-Leave of absence
-Paid leave for stipend holders
To submit a request:
-Select the “My project” button from the right-hand menu
-Select “Candidature Maintenance”

この新システムRECSの中にPEMのアプリケーションが組み込まれた。

We recently released new Progress Evaluation Meeting (PEM) functionality in the Research Education Candidature System (RECS). I invite you to join a PEM information session via Zoom うwebinar from 4 to 5pm on Wednesday 6 October.

(;^ω^)システム変更に関連する動画やQ&Aなどあるけど、もちろん目を通していません・・・。そんな時間ない・・・。

 

RECSが導入されたのは良いことだと思う。HDRは学部生や大学院生(コースワーク)とは全く別の学生生活を送っている。例えば、学部生や大学院生は担当の指導教官や副指導教官を持たないけれど、HDRは指導教官や副指導教官の登録が必要です。我々HDRは何かをするときはいつも指導教官のレターや承認が求められます。そんなHDRの業務に対応するため既存のシステムに後付けでシステムを追加して対応してきたけど、やはり根本的に変えないと業務の効率を上げられないのだろう・・・。

今は移行期なので、新旧2つのシステムが二つとも稼働している(笑)。これはもう学生にとっては大混乱でしかない。

例えば、副指導教官登録は旧システムでは更新してくれない。新システムで対応するといってたけど肝心なシステムの準備が整っていないようで、昨年10月から5回にわたり大学へ連絡し続けた結果、今年9月にようやく完了した(笑)。副指導教官登録完了に11ヶ月もかかるありさま。

なんだかRECSの悪口みたいになったけど、RECSは良いシステムになるはずです!何事も初めはごたごたするものですよね。

 

大革命その3、アプリケーションの変更

APRをPEMに名称変更し、とうとうRECSを導入した大学は、このタイミングでアプリケーションを全力で変更してきたのよ!怒

Your details
Supervision
Milestones and goals
COVID-19
Progress
Resourcing
Thesis
Internship

大項目で8カテゴリーにわかれてます。

質問が多すぎて「さっきもこれ聞いただろ?」って思うこともしばしば。もうむかついたので、同じこと書いてやりました!

これ以外に2本の資料をアップロードしました。

1つ目はprogress plan。各学年ごとに設定されたmilestonをクリアしたかどうかを報告する資料。milestonには、training sessionを受けたか、学会発表はしたかなどが含まれます。これは毎年同じフォーマットなので作成自体は楽勝で15分くらいで書き上げることができる。でもね、この項目ってアプリケーションの質問に含まれているものばかりなので、おそらく将来的にこの資料提出はなくなると思う。

2つ目はHDR progress outline。博士論文のチャプターごとの進み具合を報告する資料で、これは今年から追加された資料。卒業直前の私にはあまり重要ではない資料。だからサクッと作って金曜にスーパーバイザーへ提出して承諾を得ている。

 

ということで、最終学年に入ってシステム変更の被害にあっている私。肝心なインタビューは今月末か来月上旬です!頑張ります!

 

ながくなったからここで終了しておくね。

昨日は祝日なのに遅くまで活動していたので、今日午前はオフをとりました。

午後からは集中して働きたいと思います。ラテも作ったよ。

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では。