シドニー生活

中年研究者のお話

P2の旅-22 修正原稿を提出しました

昨日ブログを書いている途中で寝落ちしてしまった。

これは昨日のお話です!

\( ̄︶ ̄*\))ニヤニヤしております。

ではこちら。

↓↓↓

 

P2の原稿を再提出しました!

うわぁー

(#^^#)

嬉しい♪(^^♪

今のステータスはこれ↓

f:id:pskusg:20211203074722p:plain

11月10日にMajor revisionの連絡を受けたので、コメント返信までに3週間と2日つかいました。期限は4週間だったので、少し時間を残しての投稿です。

(日付が12月2日ではなく12月1日になっているのは時差の関係)

 

概要を確認したところ、

New submissionsのボックスから抜けて、RevisionsのRevisions Being Processedにいます。 

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(っ °Д °;)っ

Revisions Being Processedの下にある

Declined Revisionsがこわい・・・

これだけは嫌だ・・・

 

でもね、いまの手ごたえとしては、リジェクトにはならないと思うの(←謎のポジティブ!笑)。だって全てのコメントに対応できたと思うからさっ!

 

スーパーバイザーが私の原稿を修正した結果、

レスポンスレターはフォント10を使用で、合計Word13ページ(コメント分も含めて)になった!長っ!

68コメント中、33コメントに対しては説明のみ。

残りの35コメントに対しては何かしら原稿に修正を加えました。コメントの重複を除くと実際は24箇所をだけ修正してたことになります。

結果をみてわかる通り、68も指摘を受けると最初はこの世の終わりのような悲しい気分になる。いまになって24コメントだと思うとなんだか大したことない気分になる(←謎のポジティブ2回目!笑)。

だから、

コメントに

ビビっては

ならぬのです!

(〜 ̄▽ ̄)〜

 

今回、人生2回目のレスポンスレターを書いてわかったことは、査読コメントで一番怖いのは致命的な指摘をうけた場合。例えば、研究デザインや研究目的などの研究の根本に触れる指摘です。データコレクションが終わっている以上、「これ意味ないよ?」と言われても時すでに遅しですから。これを除けば、ビビる必要はないのかなという結論ですね。

 

以前ブログに書いたけど、

スーパーバイザーがエディターへ激怒事件もありましただ、2週間経ち怒りがおさまったので、結局レポートは出していません。

pskusg.hatenablog.com

English grammar is poor. Please ask a native English speaker with experience in your research field for assistance. Alternatively, use a professional language editing service, for instance those provided by our affiliates Nature Research Editing Service (https:---) and American Journal Experts (https:---.)

と、査読者2名ともに英語の指摘はないにも関わらず、エディターにこれを言われ、「完全にオーサーの名前で判断し、定型文をとりあえずコピペしただろ」って怒ったけどね。もう過去の話になってる。スーパーバイザーは弱い者の味方なので、スーパーバイザーの沸点はこういうところにあるのだなぁと知れてよかった。

そして先日のミーティングで、イライラのあまりレスポンスレターの修正が遅れたことに対する謝罪をうけた(笑)。特に今回は特別な事情がある。P3のために少しでも早くP2をパブリッシュさせる必要があるのだ。もちろん私もやきもきしたけど、結果的に色々な経験が出来て学べることも多いのでよき思い出ですね!

 

で、前述のエディターに対するコメントのその後なんだけど、

まず私が書いた返信は、

  • We thank the editor for this comment. We would prefer not to ask a native English speaker for assistance as one of authors (○○) is a native English speaker with appropriate experience in this research field.

それをスーパーバイザーが修正、

  • We have carefully edited the manuscript. One of our authors is a native English speaker and an experienced author in this research field. We are somewhat surprised about this comment. 

それをスーパーバイザーが再修正、

  • We have carefully edited the manuscript. One of our authors is a native English speaker and an experienced author in this research field.

 

特徴1:謝辞なし

例えば、下記の文章のように68コメント中、67コメントは必ず「We thank the reviewer for this comment.」から書き始めているのに対し、このコメントだけには「THANK」がない(笑)。スーパーバイザーの小さな抵抗が見受けられる。

  • We thank the reviewer for this comment. The table includes a footnote which describes these abbreviations in full.(例)
  • We have carefully edited the manuscript. One of our authors is a native English speaker and an experienced author in this research field.

 

特徴2:感情を消す

提出直前になって突然スーパーバイザーから連絡が!「ネイティブが原稿を編集しているので、このコメントには驚きました」を削除してたのだ。いつもスーパーバイザーが言っている「いかに感情を出さずに文章を書くか」をここでようやく思い出すことが出来たようだ。

  • We have carefully edited the manuscript. One of our authors is a native English speaker and an experienced author in this research field. We are somewhat surprised about this comment. 

 

 

レスポンスレター番外編

あまり書けない中でも、これだけは紹介できそうなので、1つ書きます。

これがレビュアーのアブストに対するコメントと私が書いた返信

Please give details about when and where the study conducted and who involved in method part.

  • We thank the reviewer for this comment. Due to the strict word limit (250 words), it is not possible to report all information currently presented in the abstract of our manuscript. That is, if the details about ‘when and where the study conducted and who involved in the method part’ were described in the abstract, other important details would need to be removed from the abstract. In addition, readers would be able to find the details in the main text, which is necessary to provide a comprehensive contextual understanding of this study.

私もバカではないので、アブストに入れるべき項目は知っています!ただし、文字数に制限があるので優先順位が低いと思うものは省いてます。

指摘された3項目のうち実際は、

when (未記載)

where(記載済み)

who (ざっくり記載)

なのですが、「Whereは記載してます、whoはここに含まれます」と反論するのは美しくないので、ここは3つひっくるめて「これを書くと他のもっと大事な情報を削除する必要がでてくるので書いていません」ってことにしましたのです。

そしたら、スーパーバイザーが

Please add an extra sentence and don’t worry about the word count

って。だから最終的に

  • We thank the reviewer for this comment. We have added the following text to our revised manuscript.

     <Revised statements in abstract>

         abcdefghijk…。

ってなりました。アブストは最終的に250文字をこえて260文字。提出時には文字数制限で特に問題は起きなかった。

スーパーバイザー曰く、このステージで最も大事なことは、査読者のコメントに丁寧に対応しこの場を乗り切ることだそうです。

このポリシーにのっとってか、私が書いた他のコメントの返信に対しても

This is the e.g. HPC … this is to appease the reviewer and editor

レビュアーをなだめるために何かしら対応してあげなさいってコメントくれたの。

文字数なんてものは、この第一回戦を無事に乗り切った後に指摘されたら直せばよいそうです。一番はレビュアーの指摘に対応してあげること、これが第一回戦の全てだそうです。加えて、ジャーナルによっては文字数の規定を投稿時に設けているが、修正後の原稿には適用しないこともあるみたい。

(^人^)ふむふむ。

ど素人の私には学びが多すぎじゃわい!

 

長くなったけど、

久しぶりのP2ネタでした。

 

あー、サブミットボタンを押すときのドキドキ感たまらん!

40歳過ぎてるのにこんな経験が出来て私は幸せ者だなぁとしみじみしみじみしみじみ。

\(^o^)/

では。