シドニー生活

中年研究者のお話

ゴロゴロしてました。

約2週間ぶりのブログ。

忙しくしていたわけではありません。ブログを書いてないこの約2週間、基本は自宅でゴロゴロしておりました。卒業2週間切ってるのに、博士課程3年9カ月の中で一番リラックスしてた(笑)。私の例はPhDの中でも例外中の例外なので、あまり参考にしないでください!普通のPhDの学生は卒業が近づくと土日返上で大学にこもってます。

 

さて、博論のその後について。。。

 

12月16日に博論を全て書き上げて、夜はチームディナーへお出かけ。あれから12月28日まで仕事に費やした時間は約10時間くらい!これはレファレンスを追加やappendix変更などの軽作業ばかりです。この軽作業を除き、ただただリラックスして毎日過ごしておりました。追い込みとは無縁の暮らし。何もしていない理由は、博論に関してスーパーバイザーのフィードバック待ちなのでやることがなかったのです!

 

同じスーパーバイザーの元にいた卒業生3名を目の当たりにして、2名は卒業間近になると3日に1回くらいミーテイングを実施、残りの1名はミーテイングをほとんどしていないように記憶している。だから後者に博論に関するフィードバックの回数を聞いてみたら「2、3回くらい」と言っていた。

(>_<)そんなことってありあえるの?

初めは驚いたけど、後者のやり方のほうがスーパーバイザーのハンドリングとしてベストだと思ったので私も後者のスタイルにした。

 

まず、前者。これが一般的なやり方だと思われる。

チャプター単位でスーパーバイザーへ提出しチャプター単位でフィードバックをもらう。他の先生の元にいた学生も言っていたけど、チャプター単位で博論を提出すると効率が良いのだ。学生はフィードバックをもらって原稿をリバイスする間に、スーパーバイザーは他のチャプターをレビューする。これで学生も指導教官も少しずつ博論が進められるというわけ。卒業半年くらい前から2週間に1回くらいのペースでミーテインをしていたらしい。

残念なのは、この一般的なスタイルは私のスーパーバイザーには向かないという・・・。スーパーバイザーは期限が近づいてから仕事をする癖がある。研究助成のアプリケーションのように遅れたら取り返しがつかない仕事の期限は守るけど、それ以外の期限についてはあまり気にしてはいないようにみえる。だから、スーパーバイザーにチャプター単位で博論を小分けして提出しても、溜めてからまとめて見る可能性が非常に高い(というかまとめてしか見なかったという事実)。

 

だから後者の「まとめて提出するスタイルを採用。どうみてもこれが正解に見えたのです。結果、私は卒業1か月前の12月に博論を前半後半の2回に分けて提出することになりました。

 

たった1ヶ月間で博論を仕上げるなんて無茶なように聞こえる。無茶なんだけどね(笑)。私なりに頑張ってスーパーバイザーをプッシュしてこの結果なのです。私はむしろ成功だったと思っている。

博論の前半はずいぶん前に仕上げていたけど、12月に入るまで私はスーパーバイザーへ提出しませんでした。その理由はただ一つ、「博論より先にP2とP3を仕上げたかった」だたそれだけ。

何度か「博論かけているチャプターがあれば読むから送ってくれ」とか「P2,P3と並行して博論のディスカッションを始めよう」と言われたけど私はかたくなに「P2とP3が仕上がってから博論のディスカッションを始めましょう」と言い続けました。だって、ずいぶん長い事P2とP3の両方を手元で塩漬けしているスーパーバイザーが「博論読む」って説得力がなさすぎる。P2を読まない・P3を読まない・だけど博論だけ読むなんてことは起こりえないと。

ということで、何度も何度も催促してようやくP2とP3が仕上がったのです。そして気が付いたら12月だったという話。めでたく博論を2回に分けてスーパーバイザーへ提出。

 

そして

12月27日夜中にようやくフィードバック到着!

28日午前から博論の修正はじめてます!

(/・ω・)/いいぇーい!

 

実は、1回目は博論前半、2回目は博論後半を送ったとさっき書いたけど、正確には2回目に送った博論は前半後半つまり博論全部を1つのワードファイルにして送りました。私はスーパーバイザーが2部に分けて提出しても結局は貯めて読むと予想していたので。

案の定、2回目に送った(博論全部を含んでいる)のほうに全てのコメントをつけて送ってきました!ほらね!って思った~。

P2とP3の仕事が完了していても、

学生の卒業が1ヶ月切っていても、

ためる人はためるのです。

 

小分けに提出してコメントが一つも返ってこないとストレスをためるより、研究論文を一つ一つ確実に完成させていく事を優先させて本当に正解でした。博論の提出がギリギリになっても全然オッケー。博論は最低限の質を保つことが重要なので(私の場合)。

 

最後に、このブログはスーパーバイザーへの愚痴ではありません!

(/・ω・)/

博士課程で一番重要なのは、スーパーバイザーとの関係性だと言われています。私の場合、スーパーバイザーと良好な関係を築けていますが、スーパーバイザーに仕事をしてもらうことに苦労してきました。このね、誰も興味なさそうな、スーパーバイザーとの駆け引き(笑)。博士課程の学生に求められるスキルの1つにスーパーバイザーのハンドリングがあるということが伝えたかったのです!

時々、他の学生から「スーパーバイザーとミーティングできていいよね」って言われるけど、スーパーバイザーから「ミーティングしましょ」って言ってもらえるのを待っているようではだめだと思います(そんなこと滅多に起きないので)。自分から何事も進めていかないと博士課程では放置プレイが起きる。あっという間に4年終わります。PhDは個人事業主のようなものなので、自分でオンオフつけて自分で計画して進めるのです。そんな感じ。

 

今日はようやく博論のコメントが返ってきたのでハッピーにつき、久しぶりにブログ再開しました!

では。