シドニー生活

中年研究者のお話

ニュースレターに友人の名前を発見

「すごいなぁ」

って改めて思った話。

オーストラリア最高峰と言っても過言ではない三大グラント(MRFF, NHMRC, ARC linkage)、今年もまた私の所属するファカルティ―から獲得者がガシガシ出ていることを知った。彼らには尊敬しかない。

 

MRFF, NHMRC, ARC linkageこの御三家の支給額は基本的に1本あたり億単位。ばらつきはあるけど1~3億円くらいで期間は3-4年が多い。グラントの規模もあってか枠は非常に少なく激戦。

このクラスのグラントになると雇用も大変である。友人がNHMRCベースのプロジェクトのリサーチフェローに応募し見事ポジションを2年前に獲得した。このときの話を聞いたところ、書類審査をパスするとビックな面接が待っているらしい。医、歯、パブリックヘルス、薬学部のヘッドで構成されたレビュアーからインタビューを受けるのだ(笑)。こっこわすぎる!リサーチフェローの面接なのに大ごとになっとる!(笑)

 

話はそれたけど、何度聞いても、MRFF、NHMRC、ARC linkageを獲得した研究者には尊敬しかない。片手で収まるほどの数少ない枠に選ばれる研究者って一体どんな気持ちなのかな?私なら合格発表当日は大喜びして、翌日以降はプレッシャーに押しつぶされそうになっていると思う(笑)。

 

 

「嬉しいなぁ」

って思った話。

2月2日、DEANが配信するスクールのニュースレターを読んでいた。

メールの中に不定期だけど、Good paperの紹介があります。このコーナー、個人的には「Good paperの紹介」というより「特定のスタッフについている学生さんのパブリケーションの紹介」というイメージが強い。と言うのも、紹介された学生よりも、明らかに質の高いジャーナルに論文が掲載された学生をちょくちょく知っていたりするので「これを載せるならこっちを載せろよ」って思う時があるのです。話はそれるけど、スクール内の様々な賞に関して同じ傾向があって、誰が入賞するかは留学生の私でもpractice, education分野に関しては予測をたてることができたりもする。

 

だけど今回のGood paperの紹介は読んでいて嬉しかった!

友人2名の名前を発見!ラストオーサーはスーパーバイザー!

Nice review タイトル from M, スーパーバイザー and team on opioid stewardship et al in ○○

This landmark study is now published “タイトル” in ○○ – well done K, ○○, ○○ and スーパーバイザー (again!) in ○○

^_^やるやん!

Mのはレビューペーパーで、KのはKの博士課程のメイン研究です。

ってか、彼らがアクセプトされたのは昨年前半のお話、だから我々の中ではこれは古いニュースなんだけど(笑)。ホットではないけれど、ホットかどうかよりもニュースに名前が掲載されるのは名誉なこと!特にローカルの学生にとって業績のアピールって大切だと思う(←個人的な感想だけど、留学生はどこかお客様扱いというか土壌が違うってことであまりライバル視されることがないようにおもう)。

 

スーパーバイザーとPhD2名へそれぞれにへニュースレターを転送し、名前が掲載されていること、そして改めておめでとうを伝えました!

やっぱりね、我々は日ごろ地味なことしかやってないから、喜びをシェアするのって大切だと思う!

 

Mちゃんからは、

Hi ○○
Thank you for your message - it is anti-climax as it was published on-line in May. But nice to see it is available in print, if I wanted. 
And, congratulations to you! That is 2 of us accepted in a few months of each other. I'm hoping we can graduate together & celebrate in style! I'll look up your article.
Hope you're doing well.
Cheers

そして再び、

Hi again ○○

I can’t find your article – has it been accepted but not published yet? It is all excruciatingly slow!

Keep me posted when you get a link for publication.

Take care.

そうなのよ(笑)。まだP2はパブリッシュされていない。アクセプトから今日で1ヶ月!(笑)そろそろ問い合わせした方がいいかなと思ってる。

(余談だけど、Mの英語はローカルの中でも特にわかりにくい。スピーキングを理解するのは困難で、メールですら彼女の英語を理解するのが困難なときがある)

 

スーパーバイザーの返事は、

Thank you ○○,

I hope that you are doing well.

Yes, we are hoping for a positive response for P3 from ○○!!

Let’s take a lunch with ○○ and ○○ this month too.

Kind rgds

自分がお祝いされる側、、恐縮です。

m(_ _)m

(余談だけど、スーパーバイザーは外国人の扱いに慣れているのでいつも私が理解しやすい英語を使ってくれます)

 

PhD2名の論文が掲載されたジャーナルは、偶然にも同じジャーナルでした。イギリスの歴史あるジャーナルでImpact factorは4.340。実はこのジャーナル、私のP2の第4希望のジャーナルでもある!(笑)私の場合は即リジェクトだったけど!(笑)

 

では。