シドニー生活

中年研究者のお話

P2の旅- 28 Publishing agreementを手に入れる

2月8日火曜、P2がアクセプトされたジャーナルのpublication担当者Sさんに問い合わせをした。アクセプトされてから5週間過ぎてもプルーフの連絡がないのはさすがにおかしいと思ったので。

👇

pskusg.hatenablog.com

 

問い合わせの結果、

「プルーフ」の手続きへ進む前に、「出版に関する同意書」の提出が必要

と言われた。

しかも私の同意書待ち・・・。

Following the typesetting of your article, you should have received a request for additional information from our Author Service team inviting you to access an online platform in order to complete your publishing agreement. Our system shows that you have not yet completed this process, which means your article cannot proceed any further and we are unable to send you its proofs.

If you have not received this email, I would recommend checking your spam for an email from do-not-reply@springernature.com, with the subject line starting with “Next steps for publishing your article.

If you are unable to retrieve the email, experiencing technical issues or if you have any queries or concerns, please get in touch with our Author Service team who will be able to guide you through the process.

 

急いでメールを確認。だけどそんな案内は届いていなかった。

その後、私と担当者Sさんとパブリッシャーの間で数回のメールをやり取の末、ようやくPublishing agreementのメールを再送信してもらえることになった。感謝。

 

だけど、送られてきたメールが変。指示通りに進めても、本来表示されるはずの"Verify your email address"は表示されず、"Request login email"となる。一応、Request login emailをクリックしてみたけど一向に連絡はない。再び問い合わせとなり、振り出しにもどった気分。問い合わせメールには状況説明のためスクリーンショットを添えておいた。

f:id:pskusg:20210506154410p:plain

もうね何度か👇こんなメールもらうけれど、全然前へ進めてない感じがもどかしい。

Please accept our apologies for any inconvenience this has caused. 
I have forwarded your query to my colleagues in the Production Team. They will be looking into your query and will be in touch shortly. 
I will be following up this request on your behalf until you hear back from them. 

 

ここからまた数回のやり取りを経てようやく原因が判明した。

私のメルアド(ドメインの部分)が誤って登録されている

という衝撃的な内容!

 

指示の元、アカウントの登録情報を自分でアップデートすることになった。

「私のミスで大勢の大人を巻き込んで申し訳ない」という気持ちで心がいっぱいいっぱいです。慌てて自分のアカウントを確認したところメールアドレスの登録は合ってた。え?私ってもってる・・・。

 

記憶を辿る。

メルアドを登録する状況は記憶によると2回あった。

1回目はアカウント作成時(←これは問題なかった)

2回目は私を含むオーサー全員の名前・所属先・連絡先の登録時

オーサーについて確認したところ、私および共著者3名の登録内容は正しかった。申し訳ない気持ちは消えさり、なかなかのパニックである。再び問い合わせとなり、またまた振り出しにもどった気分。問い合わせメールにはアカウントの連絡先画面と、登録済みの著者全員の連絡先の画面のスクリーンショットを添えておいた。

 

ここからまた数回のやり取りを経て、Springer NatureのJournals Editorial Office AssistantのDさんが問題解決すると名乗り出てくれた。

I have now taken care of the below email.

Thank you very much.

Dさん神。

 

そしてDさんへとバトンが渡って数分後、私はついに2月12日22:22にPublishing agreementのリンクを手にした!

Thank you for your patience
We have succesfully updated your email address. Please access the link below to complete the publishing agreement for your article

f:id:pskusg:20210619100839p:plain

長かったぁ。

ここへ辿り着くまでに6日もかかった。

 

結局、原因は私にあったのか、出版社(Springer Nature)にあったのかはわからないまま。だけど、多分、私のせいなんだと思う。私の記憶にはないだけで、私が何か入力ミスしたんだと思う。いい年してポンコツすぎる・・・・。

 

f:id:pskusg:20210215205441p:plain

 

今回の件、怒りは一ミリもなかったけど、ただただ不安でした。そして、ただただ体力的にきつかった。というのも、先方から連絡が来るのは決まって19時以降・・・、相手はアメリカなので時差があるので仕方がない事。

社会人、特に中年の方なら理解してもらえると思うが、アラフォーになるとね、16時以降は脳が動かなくなるのよ。スペックがぐーーーーんと落ちているところへ、いつ届くかもわからないメールの着信音に耳を澄ませ、必要あればすぐにレスポンス書いて(しかも英語)、もうね体力持ちません。

はぁ。

とりあえず、

問題が解決してよかった。

 

さて、Publishing agreementを手に入れました。

Congratulations on the acceptance of your article: ○○(論文タイトル).

Before we can proceed with the publication of your article in ○○(ジャーナル), we first need you to complete the appropriate publishing agreement.

これを提出すれば、プルーフへと進むことができます。

次回はPublishing agreementのお話を書きますね!

では。