シドニー生活

中年研究者のお話

ひどかった打合せ

今週もはじまってしまった気づくと木曜日!え?明日ハナキン?ここはめげずに先週の日記を書く。

 

5月4日水曜日

PI・CI・マネージャー・私の4人で打合せ。予定ではzoomで30分、予定通り終了。

だけどね、

準備した資料が何一つ役に立たなかった

 

まずは、レッドキャップの画面を共有した状態でざっくりとレッドキャップの進捗報告。ってかね、報告できんかった!私が話を始めるとすぐにPM(プロジェクトマネージャー)が話に割って入り、PMが爆裂talkを開始。

私はレッドキャップのことを全然しらないから、レッドキャップのことを一から教えてほしい。例えば、レッドキャップはどこにあってふぉのようにログインするとか。私はレッドキャップ何もしらないの。

くだらない!

あー実にくだらない。

丁重にお断りした(笑)。「それは次回やりましょう」とね。

だってさ、この日の打合せの目的は「REDCAPのガイダンス」ではない。もしガイダンスが目的なら、私はCI(レッドキャップ使用経験がある)をこの日の打ち合わせに招待していない。それにもしガイダンスをしたら打合せの半分以上がそれになる。

 

というかね、そもそもその質問自体がナンセンスなのよ。このプロジェクトのエシックスはPMがすべて書いている。それにレッドキャップのログイン方法や簡単なマニュアルならば大学のウェブに色々掲載されているのだから、PMとしてそれくらいは自分で読んで知識をつけてほしかったりする。

 

さて、愚痴はここまでにしていざ本題へ進むとまたすぐにダメ出しをうける。

データコレクションでは、administrative data, hospital record, patient surveyの3つのソースを分けて考える必要がある。だからね・・・、でね・・・。

黙って聞いている私・・・。

(心の声)

当然知ってますが・・・。

気が遠くなりそうでした(笑)。

ら(怒)それをはっきりさせるためにいまみんなが集まっているのだろうが!怒。そもそもエシックスに詳細(収集する情報のリスト)が書かれていないからこうして打合せになっているです。

 

今回のプロジェクトのソースは3つ。

  • hospital record 
  • survey 
  • administrative data

エシックスに詳細がないとは、例えば「Index admission unplanned(予定入院かどうかの評価)」という項目があるが、これは誰が、どこから、何を取得するのかが書かれていないということ。

もしかしたら、PM(プロジェクトマネージャー)が保険組合に依頼し、administrative dataを入手して、緊急入院に関するフラグ(緊急入院時に算定される加算)を引っ掛けて評価するのかもしれない。

もしかしたら、RA(リサーチアシスタント)が患者さんから同意書を取得後、病院の患者カルテを閲覧し、カルテをみて評価するのかもしれない。カルテをみる場合、データの質を担保するために、RAがカルテのどの項目をみて緊急入院だと評価するのか決める必要があります(例:reason for visitなど)。だからRAがカルテをみて「明らかに緊急入院だわ」なんてことは許されません。

 

結果的に、PIがPMをなだめて、CIが私をフォローし、何も決まらずに終わった。いつものスーパーバイザーらしい終わり方。。。ざっくりとした話だけをして、何一つ決まらないというね。

それよりも、スーパーバイザーとPMの二人がしれーっと言ってた「詳細は今決めている最中」🤣えー!?衝撃発言だよね。

この後、もっととんでもな発言をしたの。

スーパーバイザーがエシックスについて説明してくれた時のこと。

「先日提出したエシックスに関してコメントが届いたからいまエシックスを修正をしているところ(期限は2週間後)。今回のコメントの返信が終わったら、データコレクションの詳細等について考える。そして、エシックスの追加情報として8月31日に委員会に再申請をするつもりだ。だから○○(私)がいま質問している内容はまさ先のことだ。きにせずまずは進めてくれ。」

まずね、収集する情報の詳細が決まってないのにレッドキャップの設定はできない。そしてレッドキャップが終わらないとWEBアプリが作れない。

そして、データコレクション開始(9月1日)の前日の8月31日にエシックスをアップデートするのいみがわからなかったのだけど、私の担当ではないから黙って話を聞いてた。「8月31日」ってキーワードを3回くらい聞いたあたりで、とうとうCIがPIに質問したの。

CI「8月31日にエシックスを提出するってどういう意味ですか?」

PI「8月31日に項目の詳細について再申請するってこと。9月1日前なら申請が可能だから。」

CI「承認されていない状態のままデータコレクションを開始できるのですか?」

PI「研究に対して承認が下りていれば問題ない。データコレクションする項目の詳細は承認されたエシックスにアップデートする形だから問題ない。

CI「本当ですか?データコレクションに関するアップデートを行うのに、データコレクションって開始できます?」

PM「私の経験上、ダメではないのよ。だから可能といえば可能なの。すごくレアなケースになるけれど。」

CI「わかりました。だとしても、データコレクションに関するアップデートを8月31日に行う必要はありませんよね?3か月以上もあるのでもっと早く申請することをおすすめします。」

PIとPMのグズさスケジュール感覚すごすぎて・・・。なんでワーストケースシナリオ一歩手前でしか動けないのかな。

何よりCIは私以上に驚いたと思うよ。すごい苦笑いしてたから(笑)。そしてCIはフォローしてくれた。

「○○(私)が準備したリストは決して無駄ではないから。PMは決まっている範囲で○○に詳細を教えてあげてほしい。」

 

ということで、まさかの、PIとPMのひどい研究プランが明らかになったところでお開きとなった。という感じで、先週の水曜はひどかったお話でした。

では。