シドニー生活

中年研究者のお話

P3の旅-7 第二希望ジャーナル決定

7月2日土曜4時、P3リジェクトのお知らせがとどいた。

体調不良で寝込んでいたときに届いたのでショック倍増。

pskusg.hatenablog.com

結果を受けたときは悲しかったけど、2日経過した月曜にはグッジョブと思えるようになった。エディターリジェクトではなく査読の末のリジェクト。査読へ回っただけでもすごいこと。

エディターのコメントはテンプレ+「I think over all that this paper doesn't add a great deal to the literature. The project appears sensible and worth while however it needs more to be relevant to our readers.

うちのジャーナルに掲載するにはこの程度の内容ではだめだ、ということです。エディターリジェクト免れても、結局は門前払いですわ。

厳しいな!

一方で、レビュアー2名の指摘は研究そのものを脅かすようなものは0(メソドロジーとかバリューとか)。だからこれってリジェクトなの?って少し思ってしまった。けちょんけちょんに言われたほうが諦めがつくってもの。だからレビュアーのコメントを「悪い論文ではないのだけど、うちのジャーナルにはね・・・」ってことなのかなと解釈。

門前払い!

その一言につきる。

 

だけど2名とも参考になるコメントをくれた。2名ともウェブアプリの説明を増やしたほうがいいと。加えてAppendix内のテーブルを一つを本文へ移動させたほうが良いと。本文中のTables/figuresは最大5個までと決まっているので、デモグラフィックを抜いてでも移動させたほうがいいと。

このコメントをしっかりと反映させ、第二希望ジャーナル投稿の準備を進めます。

 

リジェクトを受けてから2日経過、第二希望決めました!

月曜、スーパーバイザーに確認したら「好きなところにしろ」と。スーパーバイザー偉そうな態度だっけど、私の第二希望ジャーナルはスーパーバイザーもファースト・ラストで掲載されたことがないジャーナルなので、これがどれだけ難関か知ってるよね?って言いたくなった(笑)。カッコイイオーラ出したって、無駄だからね!

 

で、私のP3のリバイスプランを伝えたら、まずは第一希望ジャーナルにサブミットしたP3を一式送ってほしいと。レビュアーのコメントをみて、次の対策をコメントすると。

あれから3日!

もちろんスーパーバイザーから連絡はない(笑)。

ってか、P3って博論に入っているし、P3一式なんて以前にも送ってるし、学生の資料をなにもファイリングしてないのかなと思ったのは内緒。

言われた通りに資料を送っても、スーパーバイザーのコメントが届かないのは想定範囲内。だから一ミリも心を揺さぶられることなく、月曜から作業を進めております。そして本日共同研究者へリバイスした原稿を送りました!

 

P3の第二希望ジャーナルは、P2の第3希望ジャーナルと同じ(笑)。そう、あのモンスターに立ち向かいます!

採択率8%

激狭き門!

 

ちなみに、これがどれだけ低いかというと、

第一希望ジャーナルのリジェクトのテンプレはこれ↓

Thank you for sending us your interesting paper.  I regret to inform you that, on balance, we have decided that we cannot give adequate priority to your paper to publish it in XXXA.  I am very sorry to disappoint you but due to pressure on space we are only able to accept about 15% of the papers sent to us.  

第一希望のジャーナル採択率15%

第二希望のジャーナル採択率8%

えっ!インパクトファクター下がるのにもっと難しいの?

うん、もっと難しくなる。

ジャーナルってのはIFがすべてってわけでもなく歴史や掲載されている論文の質などなど・・・、ジャーナルを評価方法はさまざまらしいYO。

 

しかも、

モンスターは

トリプルブラインド!

もし査読へ回ったら、

人生初のトリプルブラインド!

スーパーバイザーにとっても人生初のトリプルブラインド!

 

こうして今は楽しいことだけ考えるようにしています。

(現実逃避(/ω\))

では。