シドニー生活

中年研究者のお話

とうとう右もやられた

復帰 2週目。メンタルボロボロ。

 

【月曜】

爽やかに登校。だけど朝からから夕方までPMに振り回された。

朝いちは、エシックスのデータマネージメントのセクションに関する質問。私は箇条書きでデータコレクションのステップを書き、PMが心配していることは我々のデータコレクションの中では起きない事を伝えた。返信はいつもこんな感じ↓

Hi ○○,

Thank you – your explanations are always beautifully clear, and you’ve addressed just about everything.

でもこの日はいつもと違って、この後3回に渡って質問を受け続けた。テクニカルな内容なのでPMが私に確認するのは当然なんだけど、それにしてもとんちんかんなことばかり。PMに理解してもらえるように手順等をメールに書くと1通40分くらい。こんなの何回もやっていたら仕事が進まないのは当然。私も英語でもっと早く書ければいいけど、この手の質問はどうしても回答に時間がかかる。はぁ。。。

加えて、私の2週間分の作業が無駄になる出来事もあったりでちょっと心が揺さぶられた、、、

 

夕方に国際学会のセクションの選挙結果がでた。オーストラリアから5人ちゅう4人が当選。え?すごくない?

4人中、1人はプレジデント!またオーストラリアから?え?って感じだけど。

 

3人へおめでとうのメールを送りました。みんながキャリアアップしていく中で、私はプランなんてものもなく底辺ですが(笑)。底辺でもシドニーだから楽しいけどね。本当に進路悩んでるから、、、不安とストレスしかない。

 

月曜夜はソファーで寝落ち。夜3時頃に目が覚めふと気づいた「私の仕事のスケジュールがやばい」。まじの大パニック。自然と涙がでた(←完全に情緒不安定)。

9月中旬から約1ヶ月シドニーを離れる。シドニーへ戻るのは10月上旬、2年間のデータコレクションの開始は11月なのでいまやっている作業をほぼ終わらせてからシドニーを出発しないととんでもないことになる。だけど自分のしょっぼい頭でなんど考えても、とてもじゃないけど残りの3週間で終わらせるなんてできない。

ということで、月曜のよる3時(火曜3時)だけど寝ていることもできずまずはVISAの準備にとりかかる。目の前の業務に終われVISAの準備を先延ばしにしていた自分が悪いのだけど・・・それにしてもきつい。

IELTS試験の申込、ドキュメント(80、1221)作成、そしてVISAのアプリケーションも半分以上書き上げた。

 

【火曜】

3時起きから寝ずにそのまま登校。デスクに座ると泣けてきた。不安しかない。

最近は目の前の作業をこなすことで精いっぱい。自分の抱えているタスクが把握できていなかったことを反省。VISAとれないとか最悪だし、、、とかぐるぐるネガティブなことしか頭にやってこない。

まずはガントチャート作成。そしたらもっと不安になった(逆効果)。いまフルタイムで雇われている業務以外に・・・

  • 学会ポスター作成(英語)
  • シンポジウムアブスト(日本語)
  • シンポジウムスライド(日本語)
  • ポスター発表アブスト(日本語)
  • ポスター(日本語)
  • 査読1件(英語)
  • 連載記事の執筆(日本語)
  • VISAの準備

フルタイムの仕事以外でこんなにもやることあるの?しかもこれらのタスクの期限は今月。

(/・ω・)/学会ポスター作成(英語)は来週作成し再来週に印刷へまわす。

(/・ω・)/シンポジウムアブストは8月31日締切。今週末に書かないとやばい。シンポジウムのスライド(発表時間20分)はスペインへ向かう飛行機とラウンジで頑張って作る。

(>_<)ポスター発表のアブストは8月31日締切。これは辞退するかも。このポスター発表はそもそもシンポジストとして呼ばれた学会の運営サイドにお願いされただけ。コロナでオンライン開催になってからというもの発表者が激減していているらしい。運営側も大変なのはわかるけど私もいまやばい。タイムマネージメントに失敗したら問答無用にキャンセル。

(>_<)査読の締切8月17日(水曜)を8月25日へ延期したい旨をメールした!(←査読業務はボランティアで成り立っているからこそできる技)。今回の査読は10日で完了するように依頼を受けています。査読期限が短いことから、おそらく2名のレビュアーの意見が割れていて、私は3人目のレビュアーなのでは?と思っている。これは来週月曜にやる予定。

(>_<)連載記事の締切を9月10日から9月23日へ延期できないか交渉してみる予定(先方にはまだ伝えていない)。というのも今回の連載は9月中旬にスペインで開催される学会のレポートを書けば、期限も延期できるしスペインのバケーション中にちょこちょこできるかな?って。

(/・ω・)/VISAの準備は。。。

 

こちとらも必死。

ガントチャート作成後は、素早くジャーナルへ査読期限延長のメールをし、VISAの準備としてポリスレポートの申請も済ませた。

 

【水曜】

この日は大学がストライキなのでWFH。午前は仕事、午後はIELTSの準備。

今回のIELTSは”computer-delivered”のスタイル。紙と鉛筆でIELTSを受けたことしかない私は、インストラクションを事前に読んでおく必要がある。はぁ。。。

 

夕方に前日提出したポリスレポートに関する連絡があった。書類に不備があったらしい。再度資料を送る。

 

【木曜】

PMのミーティングは金曜へ変更してもらい、IELTS試験のために大学はお休み。

午前はLestening, Reading, Writing。午後1時からSpeaking。全体的な感想としては、鉛筆の試験よりパソコンの方がラク!これは日頃、パソコンしか使ってないからだと思われる。

 

というかね、この日はIELTSより大事件が起きた。

IELTS試験日の朝、起きてから右に違和感。その違和感は自宅を出るころには激痛へ。どうやら右の肋骨も折れた!

40過ぎて

咳が続き

両肋骨骨折

こんな事ってありますか?IELTSの試験会場までは徒歩。肋骨が折れた?ヒビ入った?直後なので歩くだけで痛みが肋骨に響く。テスト中、息を吸うだけで痛い。呼吸が浅くて常時苦しい。時々咳き込んでしまい周りの受験生に迷惑をかける始末。咳をした時の痛みは動作時の痛みの150倍痛い。刺さるような痛みで咳が出そうになるとこわくなる。それくらい痛い。

先に折れた左肋骨の痛みはこの 2週間でピークをふぎなんとか我慢できるレベルまできたのだけど、今度は右の肋骨が折れるとは想像もしめいなかった。もしかして左が痛くてかばっていたから右肋骨も折れたか?激痛と精神の崩壊からQOLがとんでもなくさがっている。

 

今思うと、この年まで大病せずに健康に生きてきた。骨折ったことも入院したこともなかったのにここにきてボロボロ。コロナで心身共にやられまくり。

 

【金曜】

今日金曜は10時から、PIとPMとCIと私、そしてNSWの医学研究所の研究員Sさんの5人でミーティング。私は何度もせき込み、今日初めて顔合わせしたSさんに心配をかけてしまった(泣)。咳のたびにZOOMのマイクをオフにすることで、みんなへ騒音を撒き散らすことはなかった。

 

次は11時からPMとミーティング。対面なので、咳も痛みもごまかすには限界がある。PMがさっきのズームで私の表情があまりにもいつもと違うのでめちゃくちゃ聞いてくる。仕方がないので、

昨日右肋骨が折れたっぽい。

実は2週間前から左肋骨も痛い。

と伝えたところ

ぎゃーーー!打合せえどころじゃないじゃない。自宅で寝てなさい!

と3回ほど言われたが、打ち合わせは予定通り実施した。だって打合せなしにはできない。私はすでにコロナで約 2週間仕事してなかったから。はぁ。とにかく痛い。

 

もうね、つらい。スペイン出発までに仕事を終わらせることができるか心配。データコレクションが11月開始なのでなんとかしないと。だけど、スペインも日本もあるし、VISAやその他のタスクもある。私って一体、、、一体どこへ向かっているのでしょうか。何も楽しくない日々。

 

では。