シドニー生活

シドニーで研究にトレランに奔走するお話

レビューのお話1

人生3回目の査読業務完結編です。

(*ノωノ)

ちょっと辛口だけど

(/ω\)悪気はないので

あまり気にしないで読み進めていただければ幸いです。

 

 

まずは振り返り。

8月3日土曜4時、査読依頼が届いた。

XXX has received a manuscript that I'd like to invite you to review, as you have published related work yourself. You'll find the details appended underneath this email.

今思うと、エディター(アメリカ人)はよく私を見つけたなと思う。私のP2と今回の原稿の一部が似ていただけ依頼するなんて。

 

アブストの第一印象は「アブストの質が低すぎる」。それでも非常に意味のある(興味深い)研究だったので、その翌日に引き受けることにしました。

pskusg.hatenablog.com

 

引き受けたものの、査読のための時間を確保することが難しかった(←言い訳)。期限を8月17日から8月25日へ延長してもらいました笑。

Thank you for your email.
Yes, please send your review report till 25th of August.

延長に成功したけど、そもそも今回の期限「10日」って短すぎるよね?(←言い訳2回目)。あまりの短さに、2名のレビュアーの意見が割れて、私はてっきり3人目だと勘違いしてた(のちにレビュアーは私を含めて2人だったと知る)。

 

査読が終わり提出したのは期限1日前!(←すでに遅れているから1日早いとか意味なし)提出するまでの間、脅しメールリマインダーに屈することなく、自分のペースを貫いて期限に間に合うようなスケジュールをたててようやく終えることができた。

ふぅ。

pskusg.hatenablog.com

 

先日、査読の結果が届きました。

さて、私のレビュアーとしての実力はいかに!?

For your records, the decision on this manuscript, based partly on your input, was: ○○. Any comments to authors have been appended below.

最初は「based partly on your input」の意味が分からなかったのだけど、レビュアー1のコメントを見てすぐに意味が分かりました。レビュアー1とレビュアー2(私)の意見が真っ二つにわれた(笑)。こんなの初めて!1回目と2回目の査読業務ではもう一人のレビュアーと意見ぴったりだったのに・・・。

今回エディターはレビュアー1と私の中間をとってMajour revisionにすることもできたのに、私の意見だけを参考にした。。。

 

めっちゃ

貢献したぞ!

頑張ってよかった。

 

よくよく査読結果のメールをみると、今回の宛名はDear Dr XXXX(私の名前)。だからbased partly on your inputはあたしの意見に基づいてXXXのディシジョンをしましたとダイレクトに私へ伝えていることになる。これは初めてのこと。非常にうれしかった。では全く逆の対応をしたレビュアー1へはどのようなコメントをしたのだろうか?逆に気になる・・・。

ちなみに過去2回の査読結果は2回とも宛名はDear Reviewers、まとめて2名のレビュアーへ連絡した感じ。レビュアーの意見が一致していたから?かな。今回の件で、結果によってはエディターから各レビュアーへ個別に連絡することがあるのだと知ることができた。

 

私は今回の査読で非常に怒り?を感じている。著者らの仕事に関しては問題なし。原稿に対して淡々と指摘するだけなので。矛先は下記の3名・・・

  • レビュアー1
  • 英語圏の教授
  • 英語校正したやつ

 

レビュアー1

レビュアー1のコメントを見る限り、Accept又はMinor revisionっぽい。

「ぽい」というのは、レビュアー1がエディターへあてたコメント(査読結果の詳細)は共有されないので、今回共有されたレビュアー1が著者へ書いたコメントだけを見て推測している。

 

一発アクセプトなのかな?と感じさせる理由は、コメントで大絶賛している。指摘は「テーブルのある項目にパーセントを追加した方がいいよ」、と言ったどちらでも良いような指摘のみ。本文への指摘は0。

言いたいことはたくさんあるけど、

査読内容に関してはブログに公開できないのだけど、、、、、、

だけどこれだけは言いたい。

そんなわけないやん!?

この原稿に指摘0なん?

ありえんりゃろー。

 

この原稿の欠点はメソッド、特に解析方法。例えメソッドに欠陥がなかったとして、この原稿はreporting guidelineに全く従ってないので大幅な修正が必要だった。論文に書くべき事柄があまりにも書かれていなさすぎて指摘するのも大変なくらい。例えば、XXX解析、YYY解析、ZZZ解析と言いながらソフトウェアについての記述が0。リクルート方法が書かれていないとかもそう。ちなみに書くべきことが書かれていないだけではリジェクトの理由にはならないのでご安心を!

reporting guideline以外にも問題がある。この原稿はジャーナルの規定に全く従ってない。リファレンススタイル違う(惜しくもない)、フレーム違う、行のナンバリング、どれもこれも無視。うっかりミスのレベルではない。規定を守っているのは行幅とアブストの文字数だけ。規定に従ってないのは著者が悪いのではなく、もしかしたらこのジャーナルのデスクが仕事をさぼっただけともとらえることができる。ちなみに規定に従っていないだけではリジェクトの理由にはならないのでご安心を!

 

レビュアー1が基本的な指摘ができないのも問題なんだけど、、、、それよりレビュアー1はアンプロフェッショナルすぎたのです。私は高確率でレビュアー1は日本人だと思ってます。

 

そう思わせるのは、

「私は著者らが我々日本国のためにこのような素晴らしい研究をしてくれたことに拍手をおくりたいと思います」

ひっ、ひどい。

このコメントは謎でしかない。レビュアー1は日本人であることをオープンにし、日本人代表?として謝辞を述べてます。

はっ恥ずかしい。

はっ恥ずかしい。

 

最後はこう締めくくる。

「この研究は強固なメソッドを用いてアドバンストのデータ解釈を行い、我々のお国のために頑張ってくれました。以上!」

「以上」ってのはジョークです(笑)。

 

信じられないけれど本当にこう締めくくられてたの。日本はこれで許されるのかもしれないけれど、国際誌なんだからもう少し頑張ってほしかった。

ようはレビュアー1は査読業務なにもしてない。

 

ちょっと長くなったので、ここでいったん終了。

では。