シドニー生活

中年研究者のお話

とんでもないことをやり遂げる人たち

脳みそも心もカピカピになった

昨日、突然スーパーバイザーに呼ばれた。「今から明日締め切りの助成金」へ申請したいと考えている。それ書類は全て英語。

ギョギョギョ

もうまじでギョギョギョがこだまする。ど素人MPhil学生の私でもこれはふざけているとすぐにわかる。少し遅れたエイプリルフールではないのか。

超プラス思考発言 3 April, 2018 at around 4 pm

「幸運にも我々はあと1日持っている。締め切りは今日じゃない。もし締め切りが4 April at 12pmならやや辛い、もし4 April at 11:59pmならmuch better。」

そうなの。

スーパーバイザー明日が締め切りと知ってる。しかし明日の何時かは知らない。

ギャァーーー

同意を確認され(もちろんYES)申請することが決まると「よしまずは締め切りの時間を調べる、そしてチームで手分けして申請書類を作るでは解散」の流れ。

結果的に、24時間以内に必要な添付書類を全て作成して、締め切り30分前に申請!

わてらすごい!

私はすごくない。メンバーがすごい。私はまだ1ヶ月のヒヨコです。

チームの信頼関係が強いことがよくわかった。誰かが何かをチャレンジするべきだと思うなら、それを信用してそれぞれが出来ることをする。今は夕方5時、提出はあるのお昼2時。とにかく深くは聞かない。いやいや書類に必要なことや相手に意見を求められた時だけ聞いたり何かを伝える。とにかく信用している。ただYESと言って助ける。

これはモラハラとかパワハラとかそんな自己気持ちや考えを一方的に相手に押し付けたとかそんなレベルのは話ではない。

私はアラフォーでありながらメンバー一番の若手。アラフォー博士の道も日本人から見れば大冒険だが、私より10いや15歳以上も上の先生たちの冒険に巻き込まれるのも悪くない。チームメンバーにINSPIREされたのだ。

 

もちろん付け加えておくと、申請書類には嘘は書いてはないし、もともと私たちのやっている研究の一部であり、なんとか出来たのはチームプレーだからこそなせた技。大切なのはどのように表現してこのチームをアピールするか。

今回思うことは、私は本当に少しの事しか作業を負担できなかった。スペックが低い。たとえ言い訳に英語の壁を持ち出したところで、それでもまだまだ能力が足りてないのがわかる。経験も足りなさすぎる。自分が情けなくて無力で辛かった。

本当にとんでもないチームに入ってしまった。退会はまだ数年先。頑張れば相当な力がつく。自分の未来にワクワクするのを1としたら、不安は15くらい。レベルアップをしなきゃね。ではでは。