シドニー生活

中年研究者のお話

簡単な英語で面白いことが言えたらいいのに

 英語の壁

シドニーに来てから言葉数少なくなった。

これは私に限ったことではなく、留学生のあるあるだと思う。英語だと詳細をうまく伝えることができなかったり、そもそも英語のボキャが少なすぎて会話自体が理解できなかったり、そんなことは多々ある。

 

今日久しぶりに簡単そうでなかなか越えられない英語の壁に気がついた。いつも悩むテクニカルタームの問題じゃなくて、本当に簡単な英語すらもうまく使いこなせていないということ。そしてこれが「英語の自分はジョークも言えずつまらない真面目なだけの人間」だと改めて思う瞬間でもあった。

 

きっかけは本当に普通の日常からやってくる。

今日の午後どうしても集中ができず、無性にポテチが食べたくなるという症状が出たのでColesへ出かけた。悩んだ挙句に決めたのは半額セールの6個入りスコーン1パック。

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そして公園の芝生の上で2つを完食。

残りを自分用にとっておいてもよかったのだけど、研究室に持ち帰ってメンバー1人1人に声をかけ残り全てのスコーンをシェアした。

みんな「Thank you」といってスコーンを手にして二言ばかりの会話をしたのだけど、うち1人はありがとうに続いてこういったのだ。

 

「Did you bake this?」

 

 

明らかに市販の商品だとわかるのに、ジョークを言ってきたのだ。

めちゃくちゃ簡単な英語で聞き取りやすい。そして面白い。

 

笑わせてもらった。

なんか楽しい気分になり、自分のデスクに戻って研究作業を再開させようとしたら急に悔しくなった。

これくらいの簡単な英語なら私でもいえるのに......

私はなぜ彼女と同じように英語を扱えないのだろ......

 

このジョークを言ってきたのは、ノルウェーから来ているvisiting studentの子だったんです。子といっても、ノルウェーでPhDの学生をしていて、年齢はたぶん私より上なんだけど。とにかく、彼女も英語はネイティブじゃないのよ!でも彼女のセンスすごいわ、面白事いってるやん。

 

ちなみに

このときの私の返しは、

「Of course not! 笑 Okey, next time I'll try! 」

この返しが正しかったのかは不明。

 

では。