シドニー生活

中年研究者のお話

無事に終わった火曜日

MPhil ってそもそも何学んでいるの?って聞かないで!

いつかまとめてMPhilのコース概要1(Semester1)について書かないと意味わからんよね?私の言いたいこと伝わらないよね?と思いながら、今日まで来た。そうなの、わかっていて「いつか書きます書きます詐欺」になりかかっている。ここは魔法の言葉を使うしかない。「MPhilのコース概要(Semester1)についても、いつかかけたらいいな〜」ってことで、とりあえず、続きいきましょう。

Critical Appraisal- traial

私がいるコースはリサーチコースなので、研究者が持つべきスキルを学べるようになっています。去年も同じようなことは習っていたりもする。今年はもっとそこだけにフォーカスしている感じ。でも授業はそんなにもない。MPhil基本は自分の研究を一人黙々と進めて行きます。

もう少し詳しく説明すると、自分のリサーチと関係ない手法だとしても、研究者は全てのリサーチメソッドを知っていなと、適切な研究designが作れない。それに知らないと研究過程でみる他人のデータや論文の解釈を誤ってしまう。だからこの講義は今年の私の研究に関係はないものあるけれど、大切なのはわかっている。

よく言われるのは研究目的が一番重要。それはホットなネタか、それをすると次は何に繋がるのか、何に影響を与えれるのか、それは本当に誰もリサーチした事がないものなのか、とか。チェックされる項目は細かい。それらをResearch Proposalの一部に盛り込んで出願したわけですが、一応、私のテーマはスーパーバイザーからok出て、大学のFacultyからもok出て今にいたります。

それが妥当ならば次はStudy designってことで、その目的の為のベストな手法、お作法、概念などを習っているわけだけど、そうなの「Gabage In Gabage Out」にならぬように、それを今修行中。

で、今回のCritical Appraisalって何?

世の中には腐る程の論文があって、それがみんな正しいの?その論文結果を鵜呑みにしますか?そこには色々なバイアスがある訳で。。。そこでこの授業の概念が大切。論文を読んだ時にStudy designがそもそも正しくできているのかの初歩的なところから、Resultは良い部分を抽出して書いてないかどうか、項目ごとに具体的に知識を持って吟味します。私が「ここUnclearじゃん、これじゃrandomaisedしたとはと言い切れないよね」って感じに生意気に評価したりします笑

アブストにdouble-blind, randomizedとか書いてあっても、よくよく知識を持って読むと、その研究者が行ったランダマイズの仕方では患者がどこに割り当てられたかゲスできる可能性があるとか。とにかく色々。

はい、結論。

サバイバルできました!Case studyあったけど、プレッシャーがない感じでなんとか生き延びた。でも次回がもっとディスカッションのみの濃い2時間になりそう。

今度のOral Presenation-Ctritical Appraisalのためにも講義後に質問へ。「先生、私は質的研究をやっています。今日のCochrane risk of biasはRCTだよね?木曜の講義ではQualitative studyのメソッドに触れますか?」「次回もRCTなの、ごめんね。あなたの内容は自分で探したほうがいいかも。あとは他で学んだ方がいいわ。」「CAPS使ってもいいですか」「そうね」

そうです、全然実のある会話ではなかった。しかも木曜もRCTについて議論するらしいし。あー、私の OralPresensationってどうなるのさ?一人迷子になりました。つまり木曜の授業でやる内容をFrameとして他の学生は使えるけど、私使えない。木曜の講義をまだ受けてない以上、これ以上は聞けなくて。でも具体的にプレゼンの事を木曜に相談しないと。心の中で「グォオオオオオー」「まじか」と叫ぶ。でもなんとかしないと。

これを書いている最中に鳥が遊びにきた。火曜の午後、今日もランチは外で食べます。

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卒論への恐怖

これは昨日の夕方の話。今週卒業する学生がいる。PhD thesisを仕上げているまさにラストスパート。Gちゃん、実は先週は来なかった。今日は1週間以上ぶりに会えたけど、朝に挨拶しか交わしてない、0雑談。邪魔しちゃいけない。

講義を終え研究室に戻ると、夕方スーパーバイザー部屋から出て来たGちゃん、ミーティングを終えて出て来るなり荷物まとめて無言で帰宅した......このリアルな緊迫感、何か差し迫るものあり。

Gちゃんだけじゃなく、部屋のみんなは帰るときに全員にバイバイをいう。特に新人の私にはみんな気を使って話しかけてくれるのに...Gちゃん無言で帰宅。こんなGちゃん一度も見た事がなかった。いつもニコニコしているのに.....

ちなみに先月はEさん卒業。彼女はミーティングの後は泣いていて、何か感情高ぶるものがそこにはあるのだという事はわかった。

私はまだPhDでもない。MPhilでずっこけている。怖いぜ、かなり怖い。

新たなタスク

先週からばくっと考えている事がある。1日30分読書を始めようかなと。日々の作業に終われ、自己学習の「これやっておかないと」とか、、、 を放置している。考え方によっては今が一番辛い時期であり、今が人生で初めて時間があるとき。労働と納税の義務を無視して、自分のステップアップに専念している。だからこそ、何か同時並行で進めないと。知識を少しずつでいいから、まだ数年はあるのだから。少しずつでも小さな読書を続ければ卒業する頃には財産になってるはず。このブログも今は良い趣味に変わったし、読書もうまく生活に盛り込めれば、いやいやではなくリフレッシュの30分に感じる可能性は大いにある。

勢いもすごく大切だけど、どの時間帯にどのように読書を入れ込むのかはご飯や雑談している時にぼーっと頭の片隅で考えている。何を読書するかね。スタートだけはある程度プランニングしないと、「なんでもいいから読もう」みたいなのでは絶対に続かない。大事なのは自己分析で、自分はどんな人間なのかを理解して計画する。最初の2ヶ月で読書生活がなんとか軌道に載せれるように「無理のない」「私自身が満足感を得る事ができる」これらが私には重要。計画段階だけど、いつかご報告します。勝手に始めている可能性もある。

 

今日はシドニー祝日Anzac day!! でも半日遊んで、半日は勉強するよ〜

Googleカレンダーのおかげで、昨日スーパーバイザーにドヤ顔で「See you on Thursday!」ってこちらから、祝日しってるぜアピールしてみた笑

小さな事だけど、ちゃんとインターナショナルの私でも馴染もうとしている努力!そしたらスーパーバイザー「何の日か知ってるか?」私「AnzacDay!!」そう問題にも正解。でも記述式の問題だったら,,,「What is Anzac day?」なら落第でした。

では〜

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もうおばけじゃない。足をつけた。二足歩行可能。