9月4日土曜午後に口頭発表を終えました。
2021年1回目の発表となります。
今回の発表ではまず始めに事前に録音した動画を流し、その後質疑応答2分のスタイル。だから発表の準備はそんなに必要はなかった。
(>_<)でも
肝心の質疑応答でちょっとてんぱったのだ!(笑)
だって質疑応答2分のところへ5つも質問きたからね。しかも全部に回答することになったの。すごくない?時間オーバーにもほどがある。。。だって、届く質問を座長が全部拾ってふってくるからさぁ…、答えるしかなかったのよね。
( `ー´)ノ
えっと、、、
(*ノωノ)質問には答えることが出来きたと思う。大きく間違ったことはいってないはず。
(;´・ω・)ただ質疑応答に最終的に何分使ったのか??その時間をみる見る余裕がなかった時点で「てんぱったな」と自分で判断しました泣。
はぁ。これであとは残りの講演を聞いて、9月5日の閉会式に参加するだけですね!
採択とノミネーションのお話はこちら↓
実は今までオンラインカンファレンスで今まで一度も閉会式に参加したことがありませんでした。今回は閉会式に参加するように学会前に連絡があったので、閉会式に参加します。
メールの宛名↓
一般演題ご発表で閉会式にご参加いただきたい皆様
(笑)初めての宛名です。
以前書いたように口頭発表の採択の連絡が届いた際に「優秀演題賞最終候補として採択」と書いてありました。予想では口頭発表39名の多くは(辞退しない限りは)候補者だと思うので、すごいことではないのかな?と。
でもでも「一般演題ご発表で閉会式にご参加いただきたい皆様」って書かれると「私、受賞しちゃうかも!」なんて期待しちゃいますよね(笑)。
そしてこれ↓
当日の役割者の参加URLをお送りいたします。
役割者のリンクって(笑)
これも期待しちゃうやん!閉会式で役割と言えば・・・受賞者のスピーチでしょうか?
(*ノωノ)わくわくがとまらん!
【ダーク編】
発表は無事?におわったけど、本当はそんなにさわやかにこなしてなんかいない。
今回の学会参加、前日の金曜は一日気が重くて…、学会のことを考えるだけで体が拒絶してました。頭痛と倦怠感もすごい。それに夜も全然ねむれなかった。
当日朝もおふとんからでるのがつらくて9時半にようやく起床。10:15開会式なのに頭がおかしくなりそう。なんでこんなにも気が重いのかは謎です。発表は録音を流すことになっているのでただ質疑応答2分に参加するだけでいいのに、これはもう心の病気だと思う。
この時の私の決断は、時間ないけどウェアに着替えてジョギングへいくことでした。緑、ボート、橋、水をみてリフレッシュを試みる。「海外の人が観光で訪れるような場所にいま住めているだけでどれだけ恵まれていることか」と自分に言い聞かせて帰宅。
帰宅後は汗だくでウェアのまま開会式に参加。
オンラインカンファレンス最高です。着替えたりする必要がないのだ。
その後、汗だくのまま基調講演へ突入。基調講演を2本みて、次のシンポジウム開催までの20分ブレイクでようやくシャワーを浴びました。
華やかではない舞台裏・・・。
【教育編】
学会の開催期間は2日間、時間は9時か20時まであります。こんもりあるので参加者は嬉しいけど、運営者側の負担は大きそう。
17:50~18:50の教育講演に参加しました。
テーマはネットワークメタアナリティクス
もうね、この講演、今まで参加したことある日本の学会の中で過去最高によかった。これを聞けただけで、前日から体調不良や気分絶不調が一気にふっとびました。画面から目が離せないので、お腹がグーグーなっていても食べものや飲み物すらとりにいけず。それにしてもよかった。
まずはテーマがよい。私はメタアナリシスは知っているが、ネットワークメタアナリシスを今回初めて聞いた。まずこの手法が興味深い。そして、今回発表してくれた先生の説明がとても分かりやすい。ネットワークメタアナリシスがどのようにして始まったのか、これを用いると何ができるのか、ネットワークメタアナリシスを具体的な論文を例に1つ1つ手法を説明してくれた。最後に、現在はこの手法がどのような場で使用されているのか、スタンダードになりうる可能性も含めて教えてくれた。スライドは英語論文を引っ張ってきているので、半分以上が英語だけどわかりやすい日本語解説つきなので、おそらく英語が苦手な日本人の人がみても拒絶反応はなさそうなかんじ。
簡単に解説すると、
メタアナリシスはエビデンスレベルが高いことで有名ですよね。例えば、A→Bの相関について過去に書かれた論文(一般的にはRCT論文)をシステマティックに集めてきて比較する手法です。
これには限界があって、例えば世の中にはA→B、A→C、A→Dについてすでに研究がなされているのに、メタアナリシスではA→B、A→C、A→Dをまとめて比較することができないのです。
ここで登場したのがネットワークメタアナリシスです。A→B、A→C、A→Dをまとめて比較できます。加えて、もしB→C、B→Dの論文もあるならそれらも含めることが可能です。直接的・間接的にデータをまとめることで精度もあがる。
ロックダウンになってからというもの講演を聞く機会がなかったので、良い機会でした。しかも日本語で日本のお宝のお話を聞けるなんて。演者さん頭の良い人の典型って感じでした。スライドもこだわりが見えて私ごのみです。見やすい、わかりやすい、とにかく美しいの一言につきる。Q&Aだって、持ち時間をギリギリまで使用して質問を自分で読み上げては答えを繰り返し、おそらく20問くらいは質問に答えてました。その間先生は満面の笑みです。楽しくQ&Aやっているそのお姿・・・、なんども言いますが本当に頭が良い人の典型といった感じ。
座長はその間、微笑んで聞いているだけ。演者の先生に全てお任せといった感じですが、そんな座長さんのオーラも素敵で微笑ましい。
この手法を取扱える研究者は世界でまだ限られていると思います。これらの手法は、Lanset, JAMA, BMJといった超一流医学誌(IF 50以上)で取り扱われている程度。←こんな論文を読む機会がない私です泣。ネットワークメタアナリシスができる研究者もすごいけど、この手法を開発した人がもっとすごい。こういうのこそが研究だなと思うわけですよ。それに比べて私の研究って一体・・・。それは考えないようにします。
(講演後、Scopusで調べたらこの先生はやはり日本のお宝でした。JAMAに論文が掲載されてた!とんでもお宝です)
日本のお宝の貴重な1時間を我々庶民に割いてくれたことに感謝しかない。
私も精進します!
では。