シドニー生活

中年研究者のお話

今月最後の愚痴

これは今朝書いたブログの続き。

超ネガティブオーラ放つ記事ですが、こんな日もあるよね。

だからこの気持ちも残しておく〜

 

今月は色々とアプリケーションやら何やらの提出日がかたまっているのは最近もちょこちょこブログに書いてたのだけど、これはもう1年前からわかっていたことで、それ自体はとくに問題はない。

じゃあ私が何でこんなにも

  • 国際学会のアブスト
  • 大学の助成金のアプリケーション
  • グラント

これらの3つのエントリーで心がざわついてしまうのか?

それは「P1を投稿していない」という事実がこれらの3つのエントリーにマイナスの影響を及ぼすと個人的には思っているから。この事実ないとドキュメントが弱くなるので、だからこそこれらのドキュメントに敏感になっている。

大げさにいうと、4月中にP1を投稿できていないのであれば、あとはいつ投稿してもいいや!といった感じ。P1は6月も8月も11月もいつ投稿してもそうさはない。もちろん早く投稿して早くアクセプトされた方がいいに決まってるけど。。。でもそれくらいこの4月は、P1の成果を活用できる最終の締め切りでもあった。

 

1:プレゼンへの影響

まずは最近の打ち合わせでも話題に上がったことだけど、28日日本で行うプレゼンの中でさらっと「昨年のデータは取りまとめで国際誌へ投稿済み」と説明する予定だった。これは出来ないことが確定。だから、「S1はデータを取りまとめて昨年学会発表済み、現在は国際誌に投稿へ向けて準備中」というなんか挨拶レベルの報告をすることになる。もちろん学会発表を済ませているという点では、よくやっているといってくれる人もいるかもしれない。それでもやっぱり違う、研究始めてまだ2年目の若い私でもその違いはわかる、「投稿済みか準備中か」これは大違いなんだよね。投稿済みはたとえその後にリジェクトされてもいいのだ。「一旦仕上げて手を離れているという事実」やはりこれは大きな違いだということ。はぁ。

 

2:グラントアプリケーションへの影響

今週末に提出予定のグラントアプリケーションの中でも「P1は国際誌○○へ投稿済み」と書きたかった。私は研究未経験でいまここにいる、だからここまでファーストオーサーとして no publication。これはアプリケーション上で文字にすると結構キツイものがある。グラント側から「よくもそんな経歴で応募できたな」と鼻で笑われるんじゃないかと笑、大げさだけどそれくらいの気分でいる。だからちょうど1年前にこのグラントの応募を決めてここまで必死でやって来たというのもある。私はいま研究2年目に突入したばかり、その段階で少なくとも1つの研究を終えて、データは「学会発表済み」「1本投稿済み」しかも雑誌も有名なところとなると、話は変わってくると信じていた。喉から手が出るくらい獲得したいグラント、この切り札なしでファイナリストになれるのか?

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3:PRSS2019への影響

今年から評価項目がリニューアルされた。under the review の論文も評価対象になったのだ!なのにそれを活かせない私のアプリケーションは残念すぎる。「P1は国際誌○○へ投稿済み」と書きたかったけど書けない。あー、悔しい。PRSSに関してはいくら文章で「研究頑張ってやっている」「毎日遅くまでやってます」といっても何も生まれない。それを結果に取りまとめてないと評価はないようなもの。エビデンスと言えるものは、1年目で学会発表に選ばれたことくらい。これだけの武器でPRSS勝ち取れるのか?あー、3500ドルは幻になりそうだ。

 

4:学会アブストへの影響

もしPRSSが獲得できないと、国際学会すべて自費になる。ちなみに、一部の学生は獲得できなければ学会は辞退すると言っている。でも私はなんとかしてこの学会へいきたいのだ。アブストがアクセプトされたなら絶対に参加したい。となると心配はお金!もちろん航空券は高い。国際学会でそれ以上にやっかいなのは参加費。

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学生のアーリーバード(一番左の金額)でも300ユーロ(約4万円)!

学生以外は学会会員でもなんと、アーリー・バードで720ユーロ(9万円)

うぎゃーーー

海外って高いのよ〜もう自腹を想像するだけでも怖い。去年は自己投資として払ったけど、今年はちょっと無理かな?コペンハーゲンに行けるかもしれないので、そこが自腹で自己投資なのはわかるけど。。さすがに2つも投資はできない。学会に行くためにはPRSSが欲しい!欲しいぜよ!

 

こんな感じ。なんとなく悶々としてしまうのはこんなプレッシャーからね。「P1を投稿済み」 という事実がないだけで、色々なアプリケーションが弱くなる。だからなんだか敏感になってました。時間薬ってやつ?色々とブログに書いたらまた気分すっきりした。

こんなにも成果とか気にしたこと日本で社会人している時はなかったような?笑。ある意味、ここに書いた口はよい刺激かな。「ちゃんとしないと、PhD後に繋がらないから」という自分から自分へのプレッシャーをこれからも高めていかないとね。

うん、がんばるぞ。

 では。