シドニー生活

中年研究者のお話

PhDになったので海外の大学で試験監督のバイトを始める-4

一筋縄ではいかないシドニー

このネタもとうとう4話目。タイトルみて「とうとう海外初バイト?」と思われそうだけど、その逆。まだ手続きでごたごたしています。

とりあえず前回の記事はこれ→第1話第2話第3話

大学で試験管のバイトをするにあたりFaculty Staffの指示に従って以下5点の書類を大学のHR service centreという部署へメール添付にて提出。

1.       Completed Casual Appointment Form (please complete employee details)

2.       Signed Letter of Offer (page 9)

3.       Bank Account Form

4.       Copy of proof of identity

5.       Tax File Number Declaration Form

 

2/18に提出すると翌日こんなメールがHRの担当者ベスからきた。

Hi ---

Please attach your visa so we can process this contract.

最初は「?」ってなった。だって全ての留学生は大学のオンラインアカウントを通じて自身の学生ビザをアップロードするシステムなので、私のビザ情報は大学が管理していていつでもみれる状態なっている。それなのに大学事務局が学生個人に「ビザを提出して」と依頼するのはおかしい。そもそもFacultyから言われていた5点の書類の中にはビザは含まれていない。

 

とはいえ、あまり深く考えても仕方がないことなので、すぐに私のビザ情報を送信。すると翌日ベスからまたメールがきた。

Hi --- 

Also, please have someone certify your passport

また「??」ってなる。「誰かにあなたのパスポートを証明してもらって」って、なにそれ!?Facultyは5点書類の中には確かにCopy of proof of identityがあった。パスポートのpdfを添付しておいたけど、まさか第三者に証明してもらう必要合ったの?そんなの聞いてないよ!ってなる。うん、そうなるよね。

 

とはいえ、ぶつぶついっても仕方がないので、すぐにベスへメールで確認。

私「おはよう、ベス。メールありがとう。どうやってhave someone certify my passportするのか教えてください。」

翌日にやっとベスから回答が来た。

Hi ---

You can ask your manager to certify it.

これみて「はぁ???」ってなる。ベスいわく「マネージャーに聞け」だってさ。

おいおい、お前が担当者なんだからお前がざっくりでいいから教えてくれればよくない?一気にこっちもめんどいモードに突入。そもそも書類上の不備があったのなら全部まとめて1回で連絡してほしい。そしてその不備についてちゃんと教えて欲しい。

 

とはいえ、もちろん愚痴はいっても仕方がないので、Faculty Staffへメールで確認。

私「Faculty担当者様へ こんにちは。HRのベスによると、私のパスポートを誰かに証明してもらう必要があるのだけど、どうやってやるのかおしえてください。」

 

・・・・・・ ・。

 

なんとFaculty Staff が返信をくれたのは1週間後でした笑。

もうどいつもこいつも!

そして待ちにまった回答があまりにもぬるい。

スタッフ「Apologies for the late response, you may need to check with HR exactly what this requires?」

私「ご丁寧にメールありがとう。私は直接ベスにこのhave someone certify my passportという要求についてを確認とりました。でもベスは何も説明してくれなかったんだ。ベスからの指示は"You can ask your manager to certify it"だった。だからこうして私はあなたに今聞いているのです。」

スタッフ「Does this need to be officially certified by a JP or can we just sign off on viewing it?

私「私にはわかりません、ベスが be officially certified by a JPを意味しているのかどうかすらも。では、こうしましょう。明日午前にオフィスへ私のパスポートをもって行きます。あなたが第三者として私のパスポートの現物を確認しそしてHRに連絡入れてもらえませんか。都合の良い時間をおしえてください。」

スタッフ「We have contacted HR so will let you know when to come in. No point coming in if we haven’t heard from HR.

私「本当にありがとう」

 

返信遅いなぁと思っていたらHRに連絡入れてくれたみたい。最後はなんとかまとまったよ、これで安心。そもそもHRの回答なければ、ベスの要求はナンセンスだったということになる。

たかが試験監督のバイトの雇用手続きになのにFaculty Staffも困惑気味。後日他のPhDの留学生に聞いたら「そんなの昔はなかった」って。「システムはよく変わるしどんどん厳しくなっているからそうなのかもよ」ともいってた。

 

とはいえ、どうやってその手続きやるのかすら教えてもらえないような要求や、FacultyStaffも手続き知らないとか本当にありえないよね。

 

この最後のやり取りから今日で1週間経つ。いまだに連絡が来ないので、ベスの要求はもはや迷宮入り確定か?そうなると私のパスポートhave someone certify my passportしなくてよさそうです。

 

はぁ。海外は一筋縄ではいかないなぁ。

あえて言うなら、オンライン上でのやり取りばかりで、自分が動かずとも問い合わせも提出もデスクで完了しているのでそう手間はなかった笑。ただの気疲れだけが残った泣。日本のように日中に役所で番号札取って並ぶことに比べたらましかなと思うことにする。

 

もう水曜日だ。あと3日で今週も終わる。では。