「明日は明日の風が吹く」
って昨日書いたけど、
「今日は今日で風が吹き荒れた」
って展開。。。
朝、スーパーバイザーへ、高級なヘッドホンを買いに行くことを告げたところから始まった。
私自身は本当に音質や音楽にこだわりがないまま40年生きてきた。本来ならこんな高級なヘッドホンについて調べる機会もなければ、ましてや使用することもなかったであろう人間です。それが機械音に悩まされ最高峰のノイズキャンセリング機能を求めた結果、ソニーさんの商品に行きついた。購入目的はきっと他のユーザーと違うと思う。
私は前向きにとらえたいので「今回の件でヘッドホンを買うことにしたけど、気にしないでね。私は世界クラスのテクノロジーを体験するチャンスだと思っている。今夜買いに行く予定で、すごく楽しみにしている。」と伝えたのです。
当初予定していたものより高額な商品に決めたことに関しては、「どうせ購入するなら最上級モデルを購入して最先端のテクノロジーを体験し、学び、遊び、仕事で使いこなしてやろうと思う。」と回答した。ヘッドホンの機能は正直なところ、平凡な暮らしをしている私にとっていらない・なくても困らない機能ばかりでした。だからこそ全力で使いこなして、これがないと不便だと感じるところまでいってやろうと、謎の意気込みを持っています←無駄にやる気を出している。
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機能について聞かれたので、私がネットで知り得たレベルの機能をざっくり説明すると「ファンタスティック」と連呼(別に私がすごいのではなくてソニーさんがすごいのだが)。なんだか褒められた気分(笑)。そして「ANAのファーストクラスで採用されている」と告げるとさらに前のめりになるスーパーバイザー(←スーパーバイザーはこういう情報が大好きなのだ)。その結果、ケチの代名詞のような人が突然「俺もそれが欲しい」と言い始めた(笑)。この時は冗談かと思った。そして仕事に戻った。
そして午後になって、「耳栓作戦が失敗かも」と思い始めていたころ、スーパーバイザーが自分の部屋のドアを閉めたのだ(正確には完全に閉めておらずわずかに扉は開いている状態)。始めはミーテイングかな?と思ったけどミーテイングの気配はなし。
(`・ω・´)ピーンと来たよね。
スーパーバイザーも騒音で集中できないのだと(笑)。機械音のこと何も言ってなかったのに、やっぱりねって感じ。
そして夕方、スーパーバイザーが帰宅する少し前に、私へこう切り出した。
「お前はブロードウェイショッピングセンターのどのお店でSONYのヘッドホン購入するつもりなんだ。」
HarveyNormanだと伝えると、ドヤ顔でこう提案した。
( `ー´)ノ「俺が今からHarveyNormanへ行き、同じ商品を2個購入するから値引き出来るか聞いてみる。お前は本当に買うと決めているのか?高い商品だからお前にプレッシャーはかけたくない。」
って(笑)
え?
あなた何言ってるの?
(心の声)
いやいや、私は買うと決めてますよ。なんか立場逆になってない?私以上に音や機械音痴のあなたが高級ヘッドホンを購入しようとしていることがそもそも驚きだから。そしてさらに言い放った。
( `ー´)ノ「値引きしてくれないなら俺は買わない」
って(笑)
は?
なにそれ?
(心の声)
ここ、笑うところだよね?
かなりきつい(笑)。笑うところが多すぎてもう収集つかない(笑)。そしてとうとう口にした。
( `ー´)ノ「俺もお前と同じ問題を抱えている(騒音のこと)。」
って(笑)。
いまさら?
だからあれだけ昨日散々言ったやん。このオフィス変なことになってるって。
(心の声)
そしてスーパーバイザーは商品のリンクを送ってくれと。見せたほうが早いのでその場で3つのサイトを見せた。
SONY, HarveyNorman, JB Hifi
まずは、ソニーのオリジナルプライスを見せた。続けて、ブロードウェイショッピングセンターには2店舗家電量販店が入っているので2店舗のプライスをみせた(2店舗の価格は同じだった)。
そしてスーパーバイザーは自分では何一つヘッドホンについて調べてもいないのに、
( `ー´)ノ「俺はお前が調べてこれが一番良い商品だと思ったのだから、それだけで十分な情報だ。俺はいまからこのヘッドホンを買う。電話するから。じゃあ!」
と言い放ち、メモのためにパソコンの画面を写メして、華麗に息子と帰宅。
(;^ω^)何でこうなるのでしょうか?もうなんかな?もはや購入することのワクワクではなく、高級品の値切りへのワクワクが勝っているようにみえた。
そんな情熱持ち合わせているなら、研究でそれを活かしてほしい。なぜ仕事でその情熱が活かせないのかなぁ。。。
そして、このくだらない値切り合戦に立ち会うことになったスーパーバイザーの息子Mくんが心配。今日からスクールが始まったのでスーパーバイザーの息子が学校後にいつも通りオフィスへ来ていた(いつも一緒に帰る)。息子Mはいま反抗期真っ只中なので、スーパーバイザーと店内で喧嘩にならなければよいが。
ということで、しばらくすると電話がかかってきた。
( `ー´)ノ「「HarveyNormanでは395ドルだ。これは既にセールプライスなので値引きはこれ以上無理だった。」
私はありがとうと告げた。そしたらまた電話きた(笑)。
( `ー´)ノ「「いまJB Hifiだ。 JB Hifiで1個買うから値切れるか聞いたら395ドルから385ドルへ値下に成功した。そして2個買うからさらに値下げできないかと再び交渉してている。いまスタッフがマネージャーと話している最中だ。お前は385ドルで満足か?」
この業務連絡なに?(笑)。し・か・も、ツッコミどころが満載。
あなた2店舗をはしごするなんて言ってなかったよね?
しかも値切ってからさらに値切り・・・。なんか恥ずかしい。それにこの値切ってからの値切りのテクニックって・・・、うますぎて笑えるわ。値切りなれてるわこの人って思わせる(笑)。もちろん私は395ドルで購入予定だったので、385ドルにハッピーだと告げた。
( `ー´)ノ「「378ドルまで値下がりした。どうする?」
再び業務連絡きた(笑)。
だからさ、頼むからさっさと買ってくれよ。
(心の声)
値切りに関係なく買うと伝えてあるのに、この業務連絡ちょうめんどい(笑)。それにしても値切りに成功したスーパーバイザーは嬉しそうだった。
( `ー´)ノ「色はどうする。お前が欲しいと言っていた色(シルバー)は、店員はシャンペーン色だと言っているぞ。シャンペーン色でいいのか?シャンペーン色か?本当にシャンペーン色でいいのか?店頭で色を確認するか?」
シャンペーンって何回言うの!しつこい!それでいいから!!(笑)
きっと、この二人のやり取りは良い思い出となることでしょう。そしてスーパーバイザーは後世へ語り継ぐことでしょう。(残念だけど、こんな話よりもっと研究の話がしたいと学生達はいつも思っています。きっと未来の学生も私と同じことを思うことでしょう。)
ということで、
スーパーバイザーが値切りして私の分もまとめてヘッドホンを買った。私は現物を見ないままに人生初の高級ヘッドホンを購入したのだ。清水の舞台から飛び降りた実感はない。むしろめんどくささだけが残った。そして謎に17ドルういた。この日はこのヘッドホンのせいでスーパーバイザーと雑談の時間が長かった(失った時間は多かった)。
頼むから仕事をさせてくれ。今週末も仕事しないと追いつかん量になった。
では。
スーパーバイザーは黒
私はシャンペーン色(シルバー色)
絶対にスーパーバイザーは私に使い方を聞いてくるだろう。。。