シドニー生活

中年研究者のお話

PRSS2019がキターーー!続

PRSS2019のクライテリアが変更になった話

前回の続き。

APRの際に、インタビューの決まり文句「最後に言い残したことは?」的な会話にとっさにとっさに反応してPRSSに物申してしまったわけ笑。これは決して計画してたわけではなかった。何か自分の意見をと聞かれたときにすらすらと出てきたのがPRSSに対するコメントだった←まぁ日頃からいろいろと思うことがあるのでこうなるのも当然かな。

2018年のAPRの話↓

このAPRの時の私のコメントは自身のAPRのドキュメントにもバッチリ記録されている。

d) Comments by Reviewers:  
  1. Approximately 6 months into MPhil, meets with supervisor regularly 
2. Working on first manuscript currently, preparing for submission for the end of this month 
3. Panel raised that five phases for research project, may be too much for MPhil 
4. --- raised concerns raised about PRSS, feels it’s easier for PhD students since more senior and performance based. Consider different criteria and evaluation process for MPhil separately 
5. Recommend discussing with supervisor about exit point for MPhil (how to meet the requirements), and timeline. Also, how and when to progress/upgrade to PhD

4. --- raised concerns raised about PRSS, feels it’s easier for PhD students since more senior and performance based. Consider different criteria and evaluation process for MPhil separately 

私はPRSS2018クライテリアがPhD後半の学生を対象としているのでアンフェアだと言ったのさ。

だってそうじゃない?MPhiもPhDもとにかく1年目で学会発表したり論文投稿するのってどれだけ難しいことか。難しい理由は、1年目で研究プロトコル書いて、研究のためのエシックス取得して、そこから研究をやっと始めてデータを解析へ。ここまでを1年でやるのって大変なことだと思う。私の場合はラッキーで特定だからなんとかできただけ。入学前のスーパーバイザーとの面談の段階で研究プロトコルを作成しており、一番重要な目的とメソドロジーの箇所も問題がなくオッケーがでたので、入学前から研究を始めていた。

実際に、APRで私が入学から8ヶ月間のproductivityにレビュアーは高評価をくれた。なそれなのにPRSS2018のself-assessment guideによると「Facultyとしては私の業績を何評価しない」ということになる。これはアンフェアーだ!

しかもそのときに例もあげたのね「このまま私がMPhilを最短の1年で卒業したらPRSSは回ってこないことが確定する。だって来年のPRSSの頃は卒業しているので。そもそも成果を挙げているMPhil学生の場合は1年目がfinal yearになる可能性があるのに、そのような学生にはPRSSはあげられないとPRSSで明記しているようなもの。私は1年目だけどPRSS applicationのfinal yearのところにチェック入れました。それは私が1年での卒業を目指していたから、final yearとして扱ってもらいたかった。そしていまMPhilでやるべき研究量は超えているので、修士論文はすぐに書き始めることができます。これってアンフェアーです。」

言い過ぎたかな?しかも最後にこう付け加えた。

「この状況はモチベーションを下げる。私の今回の不合格結果はアクセプトできるけど、本来ならMPhilという学位は研究者としての最初の場なので、そこで”standard2年かけてゆっくり研究やって卒業したほうがPRSSももらえるしいいよね”って学生に思わせるような環境を大学が作っている。それを改善したほうが次のためになる。実際にHDRのためのPRSSなのにMPhil・PhD1年目でエントリーしてPRSS取得している人がいるのか疑問です。」

あとこれも言ったなぁ

「少なくともfinal yearのボーナスポイントのクライテリアはいらない。final yearなら頑張っても頑張ってなくてもすでに学会発表できるデータは当然持っている。発表は本人が行きたいと思うか思わないかの問題。だからfinal yearの学生が学会発表することをFacultyが高評価とし20点をつける理由は理解できない。むしろ、1年目、2年目の学生が早い段階から研究者として頑張って活動している、そのことに評価をしてあげてほしい。もし1年目からPRSSが取れたら2年目、3年目、4年目ともっと頑張るはず。PRSSもらえない理由で1,2年目の学生の発表の機会を減らしている可能性がある。」

結論、だったら最初からPRSSは全HDRを対象にしないでほしい。HDRのPhD3年目以上を対象にすればいいのに。うん。

ブログを通してあの時の熱が復活!久しぶりに愚痴をはいてすっきり!

😆

でね、前置き長くなったけど←え?前置きだったの?笑

eligibilityは今回5つあげられていて、その内容が今回のブログの本題です。

1. At the application closing date, you must be a currently enrolled HDR student in the Faculty of --- and your candidature can not have exceeded the following full-time (or part-time equivalent) periods

3.5 years full time if you are a doctoral student

1.75 years full time if you are a master’s by research student.

1. エントリー資格のある人。この年数は最近大学がstandard卒業年数を変更したのでそれがすでに反映されている。この年数を越えているということは、研究が上手に進んでいなくて卒業がstandardより遅れているということ。そんな遅れているような学生はエントリーできない。これって当然だよね!

2. Satisfactory progress- Provided you are making satisfactory progress (have met or exceeded the standards on your most recent progress review, this includes the Probation review) and have not exceeded the normal period of candidature (see 1. above), your application will be considered. A ‘Marginal’ result in your progress review will deem your application ineligible.

2. これまさに私がフィードバックが反映されている!「APRで標準の評価または標準を超えている評価を得ている人」って所ね!いままでは論文数とかがメインだったけど、実際の研究進み具合も評価の対象になった!

3. Justification statement- Include a brief statement justifying the need and planned use of the funds, and the benefits to your candidature. For conference support: this must include evidence of a submitted and, where possible, accepted abstract; and quotations or receipts of conference registration, travel expenses and accommodation. For other categories please provide evidence for the amount requested.

3. これって当たり前のことだよね。

4. Research related achievement- Where possible, include evidence of your publications (in press or submitted), conference presentations, internal reports or other scholarly activities. This shows satisfactory progress through your previous achievements, relative to opportunity and stage of candidature.

4. これも以前と同じで当たり前かな。業績はやっぱり最強のエビデンス!納得だよ!でも大きく異なる点が一つあるの!

include evidence of your publications (in press or submitted)

これこれ!

今まではpublishされた論文(accept)のみを評価していて、投稿済み(under the review)のものは評価されなかった。昨年友人がPRSSの時期に「いま3本がunder the reviewなんだ」と言っていたのを思いだす笑。あれから1年、友人は先月3本のうち2本が無事にアクセプトされてます。しかもファクター高かったよ!

論文は最初の投稿からどこかにpublishされるまで1年以上かかることもあるらしい。普通でも半年近くかかるから、under the reviewは評価されて当然かなと。少なくとも論文を書き終えて手元を離れているという点で評価されるのは学生としては嬉しい。

5. Supervisor support- You require a letter of support from your supervisor. This can be an email or formal letter. You must combine this with your application and other documents and submit as a single .pdf document.

5. これは去年と同じ。スーパーバイザーから推薦状をもらいなさいってこと。これはたやすい。

 

ということで、自身がAPRで述べたコメントが反映された新しいクライテリアでした。スーパーバイザーと学生3人でいるときに、クライテリアが変更になった話題を持ち出したら、スーパーバイザーにこういわれた。

「大学は非常にtransparencyを重んじているんだ」

そして続いてこうもいった、

「今年はfacultyはless controlだからな 」

「less control」になると合計3回も繰り返した。なんの強調ですか??で、この意味を後に知ることになる。

この段階では、透明性、平等性とかを大事にしないと大学の質を維持できない。大学の質を上げるのは大変らしい。こういったtransparencyをすごく意識していてパワーコントロールみたいなものを減らす努力をしているらしいけど、パワーレベルで動かしてることってなくならないものだと思うけど笑。

 

ということでこの話、まだ続きます。facultyはless controlの意味は次回へ。

 

いまはイベントから帰宅したところ。

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無料ラテを飲みながら気分転換にブログ書いてみました。イベントについてはまた今度かくつもり。

では。 

PRSS2019がキターーー!

PRSS 2019 ついにオープン

4月1日ついにその日は来た!

メールのタイトル

PRSS - now open!

うぉおおお!キター!

この時をいまかいまかと待っておりました。

Dear HDR students and supervisors,

The University PRSS scheme is now open for applications, to be completed online on the PRSS page. Attached are the guidelines that are specific for the Faculty of --- (which includes --- of course), so please read those carefully before applying.

The applications close on midnight Friday May 3rd, any questions regarding the scheme can be directed to HDRAC on ---@--. 

Best wishes,

去年は入学2ヶ月でPRSSに応募し落選。"今年2019年こそPSRRげっと!"を目標に掲げて今日までやってきました.

しかし

PRSSのシステムが変わってしまった!

うぎゃーーー!

昨年に比べPSRRのオープンが遅くて......嫌な予感はしていたんだよね。まさかこんなことになるとは......

結論!!!!

もちろん今年もダメ元でエントリーします!ダメ元でもエントリーすることが大切!そして最近知ったのだけどこのPostgraduate Research Support Scheme(通称PRSS)は大学の公式な研究助成の位置付けなので、CVに業績として書いていいらしい!

だから😖なんとしても獲得したい!

PRSSって何?という方は2018年PRSSの話をこちらからどうぞ↓

PRSSの変更点

海外の大学は努力したものや成果を出したものに手厚いサービースが与えられるシステム。私の学生の時とは大違い、、、なんとなく一生懸命やっていればいいってものでもない。エビデンスが全てと言われているようなもの。。。大げさかもしれないけど、それくらい能力主義という現実をつきつけられている気分になります。

今回はよくもわるくも変わりました。

改善された良い点

・Self-assesment tool が廃止

・最高支給額が3000から3500ドルへUP

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昨年2018年は学会発表、学会で受賞歴、論文数、論文のImpact Factorが業績としてスコア化され評価された。このPRSSのself-assessment guideの詳細は、

publicationが1本以上あるか10点

publicationの中でimpact factor が2以上のものが1本以上あるか10点

publicationの数が2つ以上あるか10点

学会発表があるか5点

学会発表で受賞したか5点

おまけとしてFainal yearの学生にはボーナスポイント20点

これみて厳しいと思うよね?

このアセスメントがなくなったのは確かに嬉しいけど、、、スコア廃止された喜び以上にPRSSのメールを見て気になることがある。このPRSS openのメールに添付されていたファイルのタイトル

Postgraduate Research Support Scheme FACULTY RANKING CRITERIA

2019年PRSSは、新しいcriteriaを採用しますよというお知らせ。そして文面はこう始まる

In November 2018 in response to student feedback the University Executive - Research Education Committee approved a new set of procedures outlining the allocation criteria for the award of the Postgraduate Research Support Scheme (PRSS). The significant changes outlined by these procedures are that Faculty wide guidelines must be produced to guide applicants in their funding applications, that the maximum amount of PRSS funding for each successful applicant is $3,500 and that the allocation criteria must be published online.

えー、「学生のフィードバックに応えるために委員会がPRSS授与の基準を新しく作り直しました。学生のためにFacultyの幅広いガイドライン作成されるべきだから。」みたいなことが書いてあった。

"学生のフィードバック"

!?

これ私かも??

笑。

笑。

まじか。

私1人のフィードバックとはもちろん限らないけど、、、少なくとも心当たりがある。

2018年10月、MPhil1年目のAnnual Progress Review(APR:1年に1回ある大学からのインタビュー)の時に話は遡ります。

インタビューも無事に終わりそうな瞬間、おきまりの「最後に何か言いたいことはある?」と聞かれ、とっさに私は大学のPRSSのシステムについて物申したのだ。

まさかあれが反映されちゃったの?

 

はぁ。この話続きます。

最後に、最近の食べ物をちょろっと公開

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無料でミニカップケーキをもらった。大学のユニオンがイベントやってて、前を通りかかった時に話を聞いた。ドネーションに関するイベントで、コインを募金しようとしたらその日はノーコイン!泣。流石に札は無理だからごめんねといって立ち去ろうとしたら、そのよくできた学生さんが「話聞いてくれて募金しようとしてくれたからケーキ食べていいよ」って。

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これはオランダ土産のチョコ。模様すごくない?

ちなみにこの水色の包装紙のチョコは普通なんだけど、

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この紫の包装紙の方のTUNY'Sはやばいです!中にプリッツェルと塩が入ってるのよ!

これいつか誰かがオランダ行く際はお土産リストに決定!ところでTUNY'Sって有名なの?

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ずっと放置していたヌードルに手をつけた。O-weekに無料でもらった戦利品。中に折りたたみのフォーク付き。味はそれなり。不味くはないけど、自分で買うことはないかなぁ。

 

では。

HDRの雑務

HDR profileの更新 

Facultyからメールを受け取ったのは1月16日。「去年2018年のMphilの時もこんな雑務あったなぁ」と思わせたメールがこれ↓

Dear ---,

As a Higher Degree Research (HDR) student of the University of --, we invite you to request your HDR student profile which will appear on the University's webpage.

This profile will assist you in growing your professional research standing as you will be searchable on the University's website promoting collaboration between you and your peers. You will also receive a personal URL which can be included on business cards and social media.

Your HDR Profile will include the following information:

  • Full-name and Title
  • Supervisor Details
  • Email
  • Publications and Grants
  • Thesis Title and Thesis Abstract

If you need to make further updates to your Thesis Title and Abstract, please do so via -- Student. Information on how to update your Thesis Title and Thesis Abstract is available here 

 In order to complete the request, you need to log into the Research Portfolio Manager (RPM) using your UniKey and password, read and provide 'consent' to activate. You are able to withdraw your consent at any time.

To request your profile, please click http//--

The Research Portfolio will then need to check your publications and grants. The verification process may take a week in most cases. Once this verification has been completed, your profile will be displayed on the University website.

A few things to remember for the future:

  • You are able to update your personal information for a HDR Student profile by logging in to -- Student using your UniKey (go to 'My details', then 'Personal details').
  • If you would like to remove your profile, log into RPM using your UniKey and password. Select the 'Higher Degree Research Student' tab and select 'I do not consent'. Your profile will be removed within 24 hours
  • If you would like to reactivate your profile after removal, log into RPM using your UniKey and password. Select 'Higher Degree Research Student' tab and select 'I consent'.
  • If your publication and or grant data is incorrectly displayed (or missing) on your HDR profile, please contact  --@--.edu,au to have your publication and/or grant data updated. Once the Research Portfolio office has updated your publication and/or grant data within their system, this will display on your profile within 24 hours.
  • For more information as to how to maintain your profile please click here. 

Thank you for participating in this exciting HDR initiative.

Yours sincerely,

Professor --
Chair, Senior Executive Group - Research and Training Committee
Deputy Vice-Chancellor (Education)

去年はこれをおおごとな雑務と思っていたけど、結局のところは「変更点があればちゃんと更新しておけ」という大学からの依頼で、手続きもオンラインでできてものの数分で出来る作業。自分の詳細を確認しアグリーをするだけ。というのも、入学時に申請してある内容がオンラインにすでに反映されているので一から入力する必要はない。メールの中にも触れているけどgrantやpublicationってHDR・大学スタッフにとって業績なので、ここに誤りがないか・最新のものがアップデートされているかは注意しないといけない。

そして、よくよく考えるとこれって日本とは大きく異なるシステム!

シドニーでは大学のスタッフの名前、連絡先、業績すべてが公式に大学のウェブサイトに載せてある。

MPhil/PhDも同じく名前、指導教官、研究テーマとその概要、業績(論文・学会発表・グラント・奨学金)、連絡先が公式に大学のウェブサイトにアップされている。

2017年にMasterを同じ大学で取得したけどcourse workの学生だったのでそのときは名前が大学のホームページに掲載されることはなかった。ここが`同じMaster degreeでもcourse workとresearch workの違いを表しているのかなと。いま偉そうにこんなこと書いているけど、私は留学当初2017年はMphilの存在を知らなくて笑、Master取得してチャンスさえあればPhDに進学できると思ってました笑。実際に留学してみないと日本のシステムとの違いに気づくことすら出来なかった。というか違いにも気づかないままマスター取得してそのまま日本に帰国する人も多いのでは?当時の私のように調べまくったつもりでも留学前に知らないことは多いので、これからもこんな気づきをブログに書き残していこうかなと思います。

で、私の昨年の業績はconference presentation1回←これだけなんだな!研究者の業績としてはプライオリティー高くないのだけど笑。2019年こそgrant・publicationを何か欲しいところ!

ちなみに2018年MPhilの時に書いた記事がこれ↓ 

pskusg.hatenablog.com

HDR acheivement 2018の報告

今年でHDRとして2年目に突入する私、新たな雑務に出会った。1月にメールをfacultyからもらったよ↓

Hi All

We’re collecting research achievements on --- HDR students for a report, and would appreciate if you could share with us any of the following achievements that happened in 2018:

  • Research output: conference presentations, prizes, grants, scholarships
  • Media releases, news items
  • Experience in exchange programs
  • Participation in community events
  • Other HDR achievements

Please let us know by next Wednesday 20th February.

Thanks and cheers,

---

メールをもらった時の私の感想「何故アナログですか?」と笑。

10年以上ぶりに大学生に戻りシドニーへ来ていちばん驚いたこと、それはICT化が進んでいる!かなりね!書類が配られることはなくペーパーレスが基本、手続きで事務員と窓口で話す機会は滅多にない!

なのにいきなり、アナログに感じるこの作業。。。

というのも、上記のメールはFacultyのHDRに一斉送信されている。HDRは一体何人いるのだろうか?各自(50-60人近くのHDR)が担当者にメールで一斉に業績を報告したらこれってメールでのやりとりとはいえ、担当者の雑務が増えるよねだけよね?uni webで更新させれば簡単に情報を収集できるのに、あれ?シドニーらしくないなとか思ってしまう。

あー、アナログ!

とはいえ、初めて業績を確認された!このメールが2年目に突入しているという証であり、自分がサバイバルできていることの証でもある。単純に嬉しい。

もちろん業績を報告。study2つ、ethical approval 2本、国際学会poster presentation1回。あー、本当はgrantとpublicationが書きたいのよね。今年こそは取ってやる!と思うのであった。。。

そして担当者から返事が来た←予想外

Hi --

Thanks very much and kudos for all the hard work!

Cheers,

S

KUDOS←?

おーい、返事来たのに英語が分からん笑。こんな短いメールも読めんようで、来年の業績上げれるのか?

kudo=(功績などに対する)賛辞

らしいです。

はい、また勉強しましたよ。

では。

新元号が発表された

そうそう、新しい年号が昨日発表されたね!

「令和」

素直にいいなぁと思いました☆

ちゃんとシドニーからオンタイムで記者会見をみました。この節目にシドニーからオンタイムで記者会見をみたことを生涯忘れることはないでしょう。

昭和に生まれ、平成の最後に滑り込むように留学。そして年号が始まる年にPhDになりました!

過去を振り返りすぎて過去にとらわれて生きていくよりも、現在と未来にフォーカスした生き方をしていきたいです。これってすごく難しいけど、新元号も発表されたことだし、平成の時に起こった辛かった事や苦労や悲しみはもうここで一区切り!平成の時に努力した事とそのわずかばかりの成果を持って令和に進みたいと思います。

きっぱり、ここに宣言!

では。

 

最後に昨日のことでたった一つ愚痴を言わせて。

「記者会見をちゃんと定刻でやれよ!」ってこと。

シドニー時間で13:30開始なのでパソコン前に5分前からスタンバイしてたのよ。なのに10分くらい遅れて始まったよね?え?なんで?この大事な発表はオンタイムでするべきでしょ!

この新年号の発表って前々からわかっていたわけだし、準備の時間十分あったはず。なのになぜ遅れる?もう国の対応に疑問しかわかない。こんな大事なプレゼンだからこそ、きっと裏方での手続きや打ち合わせも多かったとは思う。でもそんなのは始めからわかっていたことやん?お前ら全員、時間たくさんあっただろうが!!!こらー!!!当日も朝いちの会見じゃなかったわけだし、早め早めに打ち合わせ始めておけよ!そしてむしろ記者会見までに時間が1時間あまるようなスケジュールをなぜ始めから組んでいないのか?もうふざけている。記者会見がオンタイムで始めれるよう、扉の前に10分前にはスタンバイしてるべきじゃないの?これって社会人としてのマナーじゃない?世界も注目するこんな大事なプレゼンこそ時間に厳しい日本らしくオンタイムでやるべきでしょ!遅れるなんて社会人としてやってはいけないことよ!

と、愚痴を書いたら少しスッキリ笑。

愚痴を書いたものの、本当に「令和」が来るのがいまから待ち遠しいです。

 

金曜の雑談

「挑戦しない」という決断

昨日は1年前から応募したいと思っていた研究助成金の締切日だった。

これに応募しないことを決める決断を今月して、そしてスーパーバイザーへ報告して、、、今朝になると想像していたものとは違う感情だった。もうグラントに応募できなかった悔しさ消え去り、いま目の前に山ほどあるやりたいこととやらなければいけないことだけに気持ちが向いている。あれだけ悩んだことがこんな簡単に過ぎ去っていくなんて信じられない。「挑戦しない」という決断は、そんな決断自体があたかもなかったかのようになっている。こんな決断は今後も出来るだけしたくないと思った。

Morning Tea

今朝はMorning teaがあった。以前にも書いたけど、Faculty内で行われる挨拶や社交の場でもあるこのイベント、知り合いの少ないPhDの私がいくと結構息苦しくてきついものがある。参加者それなりにいるけど、全体のスタッフ数を考慮すると明らかに一部しか参加してない。だからこそきつい、仲間内で参加している感あり。

Dear all,

A reminder for tomorrow’s morning tea being hosted by our ** HDR Representatives. 

See you all for a cuppa @ 10am.

Regards,

M 

リマインダーのメールが来ていたけど、今日はモーニングティーをサボろうと朝から決めていた。ミーティングから戻ってきたスーパーバイザー「モーニングティーに顔を出そう、今日はHDRの主催だから」と。このときすでに10:20。

「遅刻なんだけどなぁ。自分の仕事したいからいきたくないなぁ」と心の中でぼやいたけど、笑顔でスーパーバイザーとノルウェーのK先生と3人で行って来た(今日は他のメンバーみんな登校してないのよ笑)。

感想→行ってよかった笑

腰が重くなるけど、やっぱりいくとそれなりに成果がある。やっぱり行かないより行ったほうがいい。いやいやだとしても、行く行為はとても大切だと痛感した。

雑談のなかで、励まされるストーリーがいくつもある。

K先生のPhDのときの話:

K先生は2012にノルウェーでPhD取得。マスターは若い頃にフランスで取っている。ちなみにマスターと博士の専攻は異なる笑。

このK先生の博士時代は忙しかったと。専攻も変えたし、一から入れなおす知識も必要だったりするからね。その頃はK先生には幼い娘が2人いて、そして妻は医学部に通っていた。PhD後半は妻がインターンシップのために違う都市へお引越し、6ヶ月の別居生活を送った。子供の年齢から逆算しても、2,3歳の娘2人の面倒を見ながらPhD生活を送っていたらしい。

すごいな。K先生も嫁もすごいな。そこには夫婦の挑戦に対する言い訳はなし!子供が幼いとか家事ができないとか言い訳にもならず、しかも2人ともその頃は30歳半ばまたは後半くらいでキャリアチェンジをしている。

PhD Sの話:

発展途上国出身の留学生S。マスターはマレーシアで取得。母国に帰国後、その分野で携わるも、自分の中の疑問がいつまでも消えず、PhD取得を考えるようになった。知識が足りないこと、そしてマスターで専攻した分野以外で自分が活かせる場所があるはず、この2つの疑問は彼女を変えた。そしてオーストラリア政府の奨学金を取得しシドニーへ来て先月末に博論を提出したところ。で、今日知ったのだけど、彼女はこの博論提出前の段階で5本のpublicationを持っている。しかもファクターはどれも2.5以上で、私や彼女の分野ではこれらのファクターをもつ雑誌もかなり限られている。要は、相当研究がしっかりしているということ。キャリアチェンジしたにも関わらず、相当よくやっている。卒業していま博論のレビュアーコメント待ち、6月に帰国予定。先週は数日メルボルンへ旅行したらしいが、遊ぶことなくいまも毎日登校していて、6つ目の論文を書いているらしい。

Sはいつも「believe yourself」と言ってくる。他の人は信じてくれなくてもいいから、自分のやっていること、頑張っていること、これらを信じてあげるようにしないとだめだよって。私はいまP1でかなり苦戦している。人生で初めての論文、かつ英語の論文なので、スーパーバイザーに提出して真っ赤になってコメントが返ってきた笑。そしていまだにP1提出にいたってない!Sはそれを普通だという。彼女も1本目は9回書き直したらしい。でも5本目の論文は、たった1回でスーパーバイザーのオッケーが出たらしい。「このまま頑張れば、最後は力付いているはず。だからがんばるのよ。」ってアドバイスをくれる。

 

みんな自分が頑張ったとか苦労したとか気軽に言わないけど、たまに会話するとひょんなことからそれぞれのストーリーが出てくる。やっぱりここまで来れている人なのだから、すごいに決まっている。すごいというのはポジションとかではなく、人としてすごいなと思うこと。アラフォーになって留学?とかアラフォーだからキャリアチェンジ?とか、よく日本に居るときに繰り返される会話はどうでもよくなる。やりたいときがやり時。行動を起こさないのもオッケーだけど、言い訳はしないようにしないとね。あと、出会う人に対して私は簡単に「すごいな」と思ってしまう、これをやめないとね。みんな爽やかにみえる、人生を楽しんでいるようにみえるけど、大変な時代や大きな決断をして戦ってきた人たちなのだから気軽にすごいとか言わないほうがいいのかもしれない。そしてそんな人たちはきっといわないだけで現在進行中の戦いがあるかなと思う。で、きっと数年後にその戦いが過去になるとさらっと語るんだろうな。まだまだ私のメンタルの成長が足りてない。まなばないとね。

 

いまコーヒーから帰宅。はぁ、モーニングティーに参加して、戻ってからは気分転換にブログ書いてやっと仕事始めたら今度は友人のコーヒーに付き合い、こうしてまたブログに戻ってきた。もう半日終わってしまった。この後はFriday Seminar2時からあるし、4時から他の先生に誘われているプレゼンに参加しないといけない、、、もう何も作業が進まない。あせってきたぞ。

特に4時からのプレゼンは、ベルギーのPhDの学生のもので、正直どうでもいいと思っている。先週オフィスへ来ていたので挨拶は済ませてあるし、カッコイイ爽やかな青年。うん、それだけ。私のようないちPHDの学生が参加しなくてもなんとかなるのでは?参加者はスタッフばかり。。。さぼりたい病が復活。

さぼりたい

では。