シドニー生活

中年研究者のお話

P1返し!

P1返却からの、即P1返し!

もう8月も6日経過してるやん・・・なんて朝から仕事しながら思ってました。そしてもう4日も放置していたブログをみると1年前の記事が。

一年前の記事↓

一年前の自分が同じ状態。そんな自分に笑えてくる今日この頃です。

というか、1年前よりも忙しくなってる!

朝の時間も以前より早くなり、帰宅も遅くなった。ここ2週間、平日はジムにもいけてない。4月と同じで今月はやることリストが多くて・・・。これを乗り切れば、9月はご褒美が待っている。

ご褒美リスト

トレランの大会2つ

  • Coastal Classic
  • Great North Walk Ultras

アブダビで国際学会

  • ついでのドバイ旅行あり

 

と、脱線してしまったので、本題へ。

P1のドラフトが4日前の金曜に返却された。その話の前に、最後に愚痴をもう一度いいたい。

P1は「もう9合目まできている」といわれてから実に5ヶ月放置され、この間、とても辛かった。だって何かを頑張ってやるたびに影響が・・・。1本もpublicationがないことは、自身のCVのパワーを弱め、自身のプレゼンテーションのリッチさを欠き、社交の場では先行研究はもう論文になっているのかと聞かれ、はぁ。。。

それももう終わりです!まずは投稿するところまでいけそうなんだ!

目指せSUBMIT!!!!

(普通は目指せアクセプトだよね?笑)

金曜の午後にP1のドラフトが返ってきた。それを週末かけて修正して、月曜朝にスーパーバイザーへ返した!どや!2日で返却!2日で修正したって自分でもすごいと思う。もっとすごいのが、水曜の9時半にP1ミーティングを設定済み!もう5ヶ月も待たされたから、スーパーバイザーを完全包囲!

金曜の会話。

私「月曜に返却します。2日ください」

ス「時間もっととってもいいぞ」

私「月曜朝までに提出します。何日あれば読めますか?」

ス「couple of days」

私「では水曜にミーティングをお願いします。何時が都合よいですか?」

という流れで、スーパーバイザー忙しいの知っていたけど、月曜の朝いちから水曜の朝9時半までの2日がP1を読む時間。ちゃんと、返却してくれよ!2日しか猶予をあげないなんて、私は鬼。

 

ここまでスーパーバイザーを追い追い追い込むには理由が。P1を返却してくれたときのメッセージがこれでした。

Dear ---

Well done! This is getting close. The sake beckons.

One or two more versions should see this ready for submission!!

Kind rgds

---

そうなのよ。9合目までといわれたものの、あと2,3回は細かな修正が必要みたい。となると・・・、8月末に提出できない可能性のほうが極めて高い!!!

私、10月に大学のインタビューを受けるので、8月30日までにアプリケーションを出さないといけない。そこにはP1を提出済みであることを書かないと、ちょっとやばい。

ということで、腰の重いスーパーバイザーをプッシュしまくって、今月までに提出します。というか、8月23-30は日本に一時帰国が決まったので、それまでに出すことに決めています。あと少し、かんばろう。

 

では。

P1が返ってきた!

3週連続のスーパーバイザーとのミーティング。その最終日が無事に終わった。

なぜいきなり3週連続なったのかは謎。何を話すかは決まってない状態でスタートした。

 

第一週目

現状報告をした。何を何処まで進めてて、何にいま困っているか。

ここでは、3月に預けたっきりのP1については触れる事が出来なった。もう、私のドラフトが放置され過ぎて、会話に出すのもタブーな感じ。「9合目まで仕上がっている」と言われたドラフト、なぜコメントすぐくれずに5月も放置かなぁ。モヤモヤはあるけど、ミーティングは上手く行ったし、大満足。

 

第2週目

以前ブログに書いたけど、新しい挑戦を2つスケジュールに追加する報告をし(ワークショップと日本国内の学会発表)、当日中に推薦状もらいワークショップへ応募。

実はこの時、私はとうとうタブーに触れてみた!

「今月中にP1を投稿しないと、大学のインタビューで困ることになる」

とスーパーバイザーへ告げた。どう困るのかはここでは割愛します。

スーパーバイザーは

(๑•̀ㅂ•́)و✧

「よし、来週のミーティングディスカッションしよう」

といった。

(・・)

とはいえ不安。

 

第3週目

前回のミーティングから一週間、待てど暮せどP1の音沙汰なし。ドラフトのコメントもらわないと、金曜にP1のディスカッション出来ないんだけど

(・・?

どうしよ(・・;

明らかに読んでない。5ヶ月間も放置されていたし、このままさらに放置される可能性うる。

(・_・)

不安がはんぱない。

 

そしてミーティング当日となる今日、朝イチで「ミーティングを夕方にしてくれ」とお願いあり。

ドキドキ

これは期待できるよ

いまから読んでくれるんじゃないの?なんてね。

そして

ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。

ミーティング開始1時間前にドラフトのコメントきた!

うぎゃぁ!

ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。

泣ける。

時間ないからミーティングではP1のディスカッションはあまりできてないけど、P1のコメント返ってきた事実は大きい!

 

まってろ!

P1!

お前が日の目を見る日も近いぞ!

そんな感じ。頑張りますよ。

(๑•̀ㅂ•́)و✧

では。

New PhD M がやってきた。

今日から8月が始まりました。

シドニーは今週がO-week!来週から学生がキャンパスへ戻ってきます。
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あ〜あ、やだなぁ〜

スタッフとHDRは休暇中のキャンパスの静寂感大好きなんです。それももう今週で終わり・・・、はぁ、明日からは騒がしくなりますね。
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今日は、Mの話。

新しいPhDのMさん、スーパーバイザーのもとへやってきました。

Mさんのご紹介です。日本だとなかなか珍しいかな?と思い、ここに少し情報書きますね。年齢や家族などを理由に、ステップアップの踏ん切りがつかない人の励みになればなと。こんな人もいるのねと。

 

Mはスーパーバイザーより年齢は上と聞いているので、おそらく50歳半か50後半。もちろん子供もいます。

→日本だと50歳半ばからPhDってなんだかイメージがわかないかもしれませんが、シドニーにいるとそう珍しい話ではないです。なんなら私もアラフォー留学で遅めの研究デビューです。

 

病院勤務が長く臨床経験が豊富。様々なマネージャー業務を得て、このタイミングでPhD Candidate☆

入学前にすでに1年分のグラントを獲得している←すごい!

そのお金を利用して1年間GPの元でフルタイムでデータコレクションします。聞いた話ではその1セクションには10名程度GPが勤務しているそうです。患者数は不明。

→というか、MさんすでにGPのもとで働き始めてる!フライングで研究開始!しかも入学前からLevel4にデスクを構え、時々大学に来ていたそうです。

ついでにいうなら、私も入学前に研究始めてて、やや研究をフライングしての入学!←ここまでは同じ

でもね、

オフィシャルのデスクはもらえなかった←なぜ?大学の図書館で仕事してました。

(# ゚Д゚)?

似ているようで似ていない、この差は一体なんでしょうか笑

ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。

それは私が格下の小者だからです!

(人と比べている時点で、私ってやっぱり小物。ちっさすぎ!)

 

そんな、大物のMと一緒に昨日水曜はSocial Lunchでした。

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場所は、以前に私がどはまりしてた、ニュータウンにあるタイ料理屋さん。

ちきんぱっきーまお!

うましー

 

うましとともに、Mの大物感を感じっぱなしのランチ。大学の先生達を色々としってるし、職能団体の組織の人の名前がバンバン会話に出るし、何者なんだ!!

明らかに大物だろうなとこちらが勝手に圧を感じているが、Mはいたって気さくなのよ!

と言うことで、大人になって博士課程に来るのはマイナスってわけではない。やりたい時がやり時。

 

このシドニー博士生活、毎日が刺激でしかない。そして、大半が苦行でしかない!

 

そんな感じ。

では。

Vibram Hong Kong 100 Ultra Trail Race に出場します

昨日、

メールがきた。

タイトルは、

"HK100 Invitation"

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メールを開けると 

Thank you for pre-registering for the ballot entry to Vibram Hong Kong 100.  We are delighted to inform you that your entry has been successful.

抽選に当った!

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だから、

私、

Vibram Hong Kong 100 Ultra Trail Race

出場します。

 

この大会 Ultra Trail World Tour 2020の第1戦です。

2019年の映像はこちら↓

youtu.be

いまからわくわくが止まらない。

これを目標に、ここから半年間トレーニング頑張ります!

トレーニングだけじゃなく、本業の研究活動も思いっきり頑張れそうな予感。

 

では。

Brisbane Trail Ultra Festival 110km 出場した -4

前回の続き、BUT110のお話です。今回でやっと終わる←ちょっと書くのに疲れてきました笑。トレランに興味ない人にとっては全然面白くないと思うのですっ飛ばしてください。

以前のは、

BTU110の準備始めました

BTU110に来ちゃいました

BUT110完走

BTU110に出場した1

BTU110に出場した2

BTU110に出場した 3

CP5~CP6

総距離: 10.3km

Elev: +537.4m / -808.4m

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CP5はお水のみ。しかもテントの外にあって、豪雨の中ソフトフラスクに水を補給するというさみしいものだった。全然休む間もなくCP5を出発したから、この区間は長く感じました←たった10kmなんだけどね。

そしてこの間、初めてガーミンをはめずに走りました(充電中につき使用できなかった)。スイッチは入れているのでログはできている状態だから、たまにピピって音が聞こえるけど、雨もあってみることができない。

ガーミンなしで走るトレラン、しかも夜トレイル、不安でしかない。

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このとき自身のガーミンへの依存度の高さに気がつきました。私は「いま何キロ走ったのか、次まで何キロあるのか、心拍は高すぎないか、ペースは問題ないか」いつもこんなことを気にしながら走っていて、ガーミンから得る数値でモチベーションを維持していたようです。

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雨の中、ただ走る。時計も見ずにただ走る・・・、何も考えずに走るってこんなにも辛いとは思わなかった。なかなかいつものように集中できず、、、この間はあまり記憶がない。

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CP5から2時間半後の19:58なんとかCP6到着。貯金は4時へアップしてた。

距離          10.31km

累計標高  +358m / -624m

カロリー  735calories

時間         2'22'25

ペース      13.49min/km

CP6到着  19:58

Cut off     0:00 

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CP6のエイドはこれまでの中で一番豪華!スタッフがふかし芋を運んできてくれてそれを食べたり、またスタッフがフラスクのお水補給を手伝ってくれたりして、ゆっくり休むことができました。スタッフの方はみな優しい!

そして2個目のドロップバックを受け取る。

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エナジー:BCAA、スポドリ素、干し芋はドロップバックから取り出してバックへつめた。

服:長袖に着替える予定をしていたけどやめた。寒くないので、半袖とアームカバーのままで続行することに。

靴:気分転換をかねて5本指の靴下(injinji)と靴(salomon SGタイプ)へ変更した。正直靴は変えなくてもいいかなと思うくらいトラブルはなく快適でした。

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そのとき使用したクリームはこれ。gurney goo!! クリームのおかげか?靴が良いのか?今回はUTAの時のような水ぶくれや足爪・足指の痛みは最後まで0。

 

ここで話しは少しそれるけど、実はこの大会は理解不能なルールが一つあった。その聞いたこともないルールは、大会前に数回届いたメール内で触れられている。

We need to lock in pacers and link them to your race bib.

It is best to arrange a pacer is you think you won’t make it through the final CP by 8pm. Even if you think you’ll be after 7pm we suggest that you have a buddy with you as it is an extra set of eyes, ears, head torch, high visibility vest, fresh brain leading you into the city at night. You won’t be able to leave CP7 without a pacer after 8pm. If you run late and don’t have a pacer with you then you will have to run the final 17km in with another entrant and their pacer. If something happens to this runner you will be forced to stay with them so we suggest that you organise a pacer to be with you for this final section.

最終CPであるCP7以降はペーサーがいないと先に進めない。ペーサーが居ない場合は他のランナーを見つけてCP7からゴールまでをともにしなければいけない。

え!?

まず夜中に17kmの山道を一緒に走ることができるランナー(ペーサー)って簡単には見つけられない。たとえCP7にいた他のランナーとCP7 から一緒に走るとしても、そもそも大会参加ランナー70名以下なので他のランナーと最終エイドCP7で出会う確率ってかなり少なそう。

.......と考えれば考えるほどこの条件って厳しい。

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そこへ、レース前にBTU Facebookである地元ランナーが大会スタッフに質問したんだ!その地元女性ランナーの言い分はこう→「私はペーサーがいない。ペーサーは必ずいるのか?そもそも自分がCP7に何時に着くか分からないから、スタート前に他のランナーに一緒に走ってもらうお願いはできない。他のランナーの足手まといになるのは嫌だ。でもペーサーが居ないという理由でDNFにはなりたくない。」

そしてそのランナーはこうも述べてた「今までトレイルの大会にはいくつか出たことはあるけど、こんなルールは聞いたことない。」

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私の疑問と全く同じ!代弁してくれたって感じです。でもスタッフの回答は意外なもの。

スタッフ「○○(地元女性ランナー) はペーサー居ないの。一緒に走ってくれる人はいない?」とBTU Facebookで突然ボランティアペーサーを呼びかけたのだ。そう、スタッフは答えをはぐらかしたんだ。このローカルの質問にYES/NOで答えなかった。←結局ペーサーが居ないことによるDNFは起こりうるのかは謎。

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私、"CP7でペーサーが居ないからDNF(Do not finish)" 不安を抱いたまま大会当日まできてしまった。

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転機が訪れたのはスタートラインへ向かうレース当日の車内。友人がスタッフに確認してくれた。スタッフの回答は、「ペーサーが居ない場合はCP6で申告をすればCP7 で待機しているボランティアと走れる」ということでした。

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これで安心して大会スタートできたのである。

 

レースの話にもどして、

そして私はラッキーなことに、ペーサーを見つけました!この度BTUで出会った日本人ランナーさんです。このランナーさんとCP6で一緒になり、CP6から一緒に走ることになった!これは心強い。

CP6~CP7

総距離: 22.2km

Elev: +997.9m / -995.4m

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なんだかんだでCP6でも休憩約40分。十分な休憩のおかげで足も回復!

CP6を出発して上り下りを繰り返しながらもまずは14km先にあるWPを目指した。最初は足が残っていたけど、だんだんこの区間から失速し始める笑。とはいえ、上り歩き、下りと平坦はジョグを心がけた。

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赤丸の箇所、WP直前の坂!これかなり垂直。歩いてのぼるっているけど、ふと体を起こしてみるまぁすごい、目の前に壁(地面)がある感じ。ここの救いは、この坂はコンクリートで固められているので足を引っ掛けることができ、滑る危険性少なかったこと。途中何度か立ち止まりながらもコンクリートの壁を登っていくと、なんとWPと思われる頂上付近の明かりが見えてきた。「よしもうすぐだー」と頑張ってのぼるが、一向にライトのとこへはたどり着けず笑。

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コンクリの壁が行く手を阻みます。気合でなんとか登り切るとそこには1台の移動ライト車がいました。

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(写真はネットから拝借)

こんな感じのライト車がたった1台。

でも人の気配0。付近をキョロキョロ探すもない…。

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一緒に走ってたランナーさんも付近を捜すがWPはない。

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私のガーミンは間違いなくここだと言っているのにWPない!ひどい。

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ウルトラトレイルの大会でWPが消えるってどういうことでしょうか笑。

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約90km近くも走り続けたランナーに対してこの嫌がらせ、なんの目的があって水を与えないのか…。この修行って生命の危機に関わります。水分なしで走れってことですか?

相方のランナーさんも私も幸い少し手元に水があり、それを頼りに次のCP7まで残り8キロを頑張って進むことに。

そこからは緩やかな下りが続きトレイルから公道へでたところで大会スタッフが1人!

ス「展望台へ行ってループしてまたこっちに戻ってこい」

私達「WPを見つけれなかった」

スタ「俺も少し水を持ってるぞ。いるか?あと展望台付近に水補給できるところがあるぞ。」

なんだかな、WPがない話をしているのに、水補給の情報をくれた。きっと彼はWPのことは把握できていなかったのかなと。

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(ここでの写真は友人から)

ここがこのレース3度目のループです。私がLookout訪れたときは強めの雨で夜景は駄目でしたが、友人の写真だと夜景がきれいです。

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ループと聞いていたけどどこをループするのか?キョロキョロしているとBTUの旗をやっと発見!←旗がとても分かりにくい。

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ここはLookoutなので展望をじゃましないためなのかライトがなく暗い。

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それに、この旗の下にあるマーキングみるとクリップ発見。これ気がつかないランナーいると思うよ。写真の茶色っぽいのがクリップ。

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ループの証拠の穴を開ける。

で、肝心のスタッフが教えてくれたWPというのはこんな感じのやつ↓

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街中や公園でよく見かける公共の水のみ場のことでした。これがあるとはいえ、WPを勝手に一つ失す理由にはならないと思う。

そして、ループ後はトレイルに戻り1:49AMにCP7へ無事到着。

距離          21.39km

累計標高  +774m / -778m

カロリー  1242calories

時間         5'04'47

ペース      14.15min/km

CP7到着  1:49

Cut off     6:00

大会後に他のランナーさんに聞いたけど、やっぱりCP6とCP7の間にあるWPは存在しなかったそうです。

今回私が2回目のウルトラトレイルで学んだのは、WPやCPをあてにしすぎないこと。トレランは非常に危険なスポーツなので、コースロスト時も想定して十分な備えをもってレースに出ることがいかに大切か!だってWPはなくなることもある。CPなのにCPのサインすらないこともある。

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CP7~GOAL

総距離: 17.2km

Elev: +597.7m / -674.8m

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最終CPであるCP7に到着したときは、貯金4時間。CP7で今回初めて、完走を確信しました。例え捻挫して足を引きずることになってもゴールが出来そうなだけの貯金がある。あとは安全に無事故でゴールを目指すのみ。

よしここでは

たっぷり休息

を取ろう♪

と思っていたのに、結局27分しか休めなかった。

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スタッフにせっつかれるようにしてレース再開になってしまった。私の中では1時間半以上休んでもいいかなと思ってたんだけど。。。

 

もう少し詳しく話すと、一緒に走っていたランナーさんは睡魔が来ていたので仮眠したかったし、私は足がぱんぱんでもう体が限界なのでとにかくとにかくもう動きたくない状態、脚をマッサージをしたり横になったりしたかった。

到着したときはよかった。CP7スタッフは最高に優しい。コーヒー、スープ、ポテチ、を運んできてくれた。座っているだけで暖かいドリンクと食べ物がやってくる。私はヒーターの前の席を陣取りただ食べるだけでよい。もう王様気分。ドロップバックもスタッフがとってきてくれた。

暖をとっていると小雨は豪雨に変わり、屋外にあるヒーターからテント下の席へ移動するはめに・・・。ヒーターなしの寒い席へ移動。少ししてやっとドロップバックを受け取り準備をする気になれたので少しずつ準備を始めた。

エナジー:干し芋、BCAA、スポドリ素

服:準備してた半袖に着替える

ここまではよかったんだけど、、、

男性スタッフが「出発するときは俺に声をかけてくれ」から始まり、その後、何度も何度も何度も何度も「Are you ready?」と聞いてくる笑。

始めは「まだ。もう少し時間がいる」と答えたけど、しつこさすごい。

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到着時はとても優しいボランティアスタッフも数十分すると鬼軍曹へ変貌を遂げた。

で、この鬼軍曹、とんでもない暴挙にでる。

CP6から一緒に走ってきた私のバディーを起こした!どうみても寝てるやろ?!なんで起こすの?

95km、20時間も雨の中を動き続けてへとへとのランナー、しかも日本からわざわざ参加している外国人ランナー2名に対して、鬼軍曹は容赦ない。何度もいうがこの場所は最終CPで貯金は4時間もあった。カットオフまで余裕のはず。

鬼軍曹!

とんでもないな。

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なんだか見えない圧力を感じました。

 

相方は寝起き、なんなら私もスタッフに急かされて充分に休息とれてないし、一番大切な心の準備ができてない状態でレース再開。

 

CP7を出発して少ししたら後ろからスタッフが追っかけてきた。どうやらレース再開してものの数十メートルで私たちコースロスト笑。CP7のスタッフの目の前でコースロストする日本人2名←笑。日本の恥でしょうか?笑。

その後はCP7まで途中コースロスト1回。Maps.meというアプリにお世話になりながらコースを確認して、無事にGOALできました。

この間は全部歩き。途中、5組ほどランナーに抜かされましたが、みな100milesの人。ランナー同士のペアまたはランナーとペーサーの組み合わせ←やっぱりCP7からは2名出発ルールは実施されていたのかと。でも友人は1人でCP7を出発したらしいので、ペーサーを準備するというルールは、どこまで厳しいのかは謎のまま。

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制限時間2時間以上前に、余裕をもってのゴール。私達は100km部門の最終ランナーでした。

結果を知っていま思うのは、CP7のスタッフが私達を急かしたのは、私達にゴールをして欲しいかったからだと思います。1日雨でコンディションもよくないから、DNFもいたようなので。CP7で出会った鬼軍曹の行動は、愛のムチだったに違いありません。

距離          19.97km

累計標高  +520m / -605m

カロリー  1147calories

時間         5'41'53

ペース      17.07min/km

Goal到着  7:44

Cut off     10:00

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今回手に入れたのは、

ウルトラトレイルランナーの称号 "ITRA 5points"

これ↓

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バックル!Finisherバックル!

他の参加賞はバフでした!

勘違いしていたのですが、バフが参加賞で、大会タンクトップは希望購入でした。ちなみにどちらもゲットしました。バフが欲しかったのでかなり嬉しい!

 

長くなりましたが、BTU記事はこれにて終了。

 

次のレースは9月!

”The Great North Walk Ultra”

Distance 100km

Gained Elev 2120m

Time within 23hours

ITRA 4points

です。

こちらもまたブログに書きます。

では。また。