アラフォー博士留学、気分はジェットコースターのように上がったり下がったり。心がぶれております。
今日は4連休明けの火曜。今週は大学がMid semester breakで休講なのでキャンパスは閑散としている。私はこの時期の閑散とした静かなキャンパスが好きだけれど、今朝はどうしても気分がのらない。朝7時半に服も着替えてあとは登校するだけなのに一歩が出ない。先週スーパーバイザーに言われた言葉を思い出す。今週はmid-semester break だからゆっくりしていい(休んでもいいぞ)と言われたのだ。でも、そうもいかない。私は賢くないので、人の二倍はやらないと一人前になれないから。
(TдT)助けて.......
で、私、すでに大学へいく準備はできているのに再びコーヒー作り、服を脱いでお風呂に入った(笑)。朝からあなたは何をやってるの?(笑)なんて思かもしれないけれど、今日は9時に登校できれば(๑•̀ㅂ•́)و✧良しとした(笑)←自分に甘い。
インフルエンザワクチンのシーズン
大学のビルに着くと、目に飛び込んできたのは、ワクチンクリニックだ。
(ここは受付兼待合室)
私の所属するfacultyでは、ワクチンを無料で接種できる。
ブログには書かなかったけど、去年のロックダウン中にここで無料でインフルエンザワクチンを打った。
ここは接種会場。
これ以外にもワクチン接種後に20分待機するための部屋もあります。アナフィラキシーなどの重篤な副作用確認のために、ワクチンを受けたものは接種後20分の待機が義務づけられているためです。
さて、今年はワクチンどうするかなぁ。
スーパーバイザーお引越し完了
オフィスへ到着すると、スーパーバイザーの部屋が空になってた!イースター中に引越しを完了させたのだ。めでたい!
何がめでたいかって?もうね、引越しの件、私は関係ないのに巻き込まれてひどい目にあってきたの。ブログに書いてないけど、本当にこの1ヶ月次から次へと…。スーパーバイザーが最初からごねずにさっさと引っ越しをしていれば、どれだけ私が救われたことか。。。これからはもうストレス減りそうです!
私の机の上に、スーパーバイザーから置き土産が!
収納ボックス☆
蜂蜜☆
メモ用紙☆
このメモ用紙よくみると↓
左上にモナシュ大学(オーストラリアの大学)と記載がある。これだけなら特に驚かないのだけど、気になるのは右上と右下の文字。
右上:MONASH PLATO ITALY
右下:monash.it
(/・ω・)/なにこれ?
調べたら、モナシュ大はイタリアにもあった!
Monash University Prato Centre
今日はスーパーバイザー休暇につき詳細は聞けないけど、モナシュのプラトーについて今後聞いてみることにする。私の記憶では、スーパーバイザーは2018年グラスゴーのカンファレンスの前に、プラトーで別のカンファレンスに参加していた。その時のものかな?と予想している。
C先生お引越し完了
C先生は3月28日(日)にお引越し完了しています。なぜか部屋の電気ついているのよね。いくらつながっているとは言え、スタッフの部屋なので電気を消す目的でも一人で立ち入りたくないので、放置してます。
査読業務の話
さて、先月引き受けた査読依頼、締切一日遅れで無事に提出しました。これについて、ブログに書ける範囲で書きます。
今回の原稿の問題点は色々あるけれど、中でも特に大きな問題は研究目的、研究手法、そして結果の解釈でした。
【研究目的】
rationale of the study がunclearでした。この研究を実施する意味や研究価値があるようには見えなかったのです。この分野の研究は既に研究済みなので、この研究論文の中には何一つ新しい情報はありません。今回著者らが研究した分野は既に次のステージへ進んでいます。しかもこの次のステージのエビデンスも既に明らかにされています。その結果この次のステージレベルの業務については既に診療報酬が導入されています。
【研究手法】
仮にrationale of the studyがclearだったとしても、この方法では著者らのresearch questionを解決することが出来ません。また、この研究はinternal validityもexternal validity のどちらも低いです。
【研究結果】
仮に上記の2つをクリアしていたとしても、著者らの研究結果の解釈に疑問が残ります。
これについては、臨床研究あるあるを用いて説明してみます。例えば、研究結果から「患者さんへの介入時間の短縮」がわかったとします。これは良い結果?それとも悪い結果?どっちだと思いますか?
これを「医療従事者の業務負担が減った」と解釈すれば良い結果と言えるかもしれません。しかし、これをケアの質や患者さんのアウトカムの点からみると、必ずしも良い結果とは言えません。それは、介入時間の短縮は医療従事者が患者さんに対して提供するべきケアを実践できていないこと(ケアの質の低下)を意味するかもしれません。もしかしたら介入時間の短縮は、患者さんが医療従事者と会話する機会が減ったことによって新たな問題(患者不安の増強)を引き起こしている可能性もありますし、患者満足度の低下につながる可能性もあります。こんな感じで、結果の解釈は様々です。だからこれらを全て理解した上で、ディスカッションパートでthe significance of the studyを述べることが必要なのです(だからディスカッションパートは一番難しい)。
今回の査読を通して改めて感じたことは、研究は研究開始前が一番重要。一度研究を開始するともう研究手法も目的も変えることが出来ません。研究に協力してくれた人達の労力と時間を無駄にしないためにも、研究者は研究の質を高める努力が必要です。例えば、研究者は研究する前にその分野のレビューを実施し、今までに何が明らかにされていて、何が課題として残っているのか、今はどんな議論がされているのか把握しているべきです。そもそも、これらを把握していないとresearch questionはつくれません。典型的な悪い例だと「とりあえずアンケートをとってみる」とか、「とりあえずこれを調べたいよね」とかです。偉そうにこんなことを書いている私自身もまだまだ未熟者です。知識も経験もまだまだ足りておりません泣。精進します!
長くなったけど、今日は悶々としていたので日中にブログを書いてみました☆
では。