シドニー生活

中年研究者のお話

ほっこりする話

心配事だらけ。

まずは腰。4月に人生初の100マイルレースが控えているのだけど・・・思うように走ることができてない。加えて、気力もない私はどうしたらいいのでしょうか。神様おしえてください。どうしたものか。今週土曜は久しぶりにトレランはお休み、その代わりにロードを30キロ頑張った。だけどこれではトレーニング足りないよね。はぁ。

次に仕事。次のプロジェクトのスタートが遅れている中で、最初のステップのレビューが化け物だと気づいた私。私では圧倒的に時間と能力が足りないのだ。気が重くて眠れない日々である。まだ解決策は見出せてない。月曜にPとボスと私の3人でミーティングがあるけど不安で今夜は眠れそうにない。私が勝手に計画しているのは、いま書いてるレビューのプロトコルについて議論できればいいなと思っている、、、大丈夫か私は。

 

ちょっと、心がしんどいので、気分を切り替えて、ほっこりする話?ほっこりと言うかくだらない話?をしたいと思います。

 

もうすぐボスの元へvisiting student がきます。ノルウェーのトロムソ大学からやってくるPhDの学生さんです。私は彼女に一度ヨーロッパの学会(2019年)でお会いしたことがありますが、挨拶を交わしただけなのでよくはしらないのだけど。。。

 

でね、この彼女がちょっとヤバイ。

VISAないのに昨年12月にシドニー行きの航空券を買い、なんとVISAないままシドニーへ到着したもよう(笑)。

ボスは金曜午前に突然彼女からメールで知らされたようです。彼女の行動がどうもツボにはまったよう。

爆笑していたボスは声を振り絞ってこういった。

世の中にstupidはいるけれど、こういうタイプのstupidはなかなかいないぞ!

って(笑)。

悪い意味で人を馬鹿にした言い方ではなく、あくまでも彼女のやっていることがハチャメチャすぎて面白がっていた感じでした。

 

彼女は若くはない。良識ある大人です(おそらく私と同世代)。だけどVISAの手続きしないまま観光VISAで旦那と子供2名を連れて家族4人へシドニーへやってきた。航空券買う前にやることあっただろうに・・・。

そしてボスに突然メールしてきて、家が見つからなくて困っていること、VISA(408)の申請が必要なのでノルウェーへ一度帰る可能性があること、を告げたそうです(笑)。

部屋が見つからない←観光VISAの外国人に6か月契約する大家さんはまずいないと思う。

ボスに彼女が取得予定のVISA408の事を聞かれたけれど、私は408について知らないのでその場でボスの代わりに調べた。大学に6か月間滞在するのでスポンサーが必須。スポンサーとはUniのこと。具体的にはUniからのInvitation(本人と家族3人の名前・誕生日が記載されたもの)がないとVISAは申請できないとか。

え?(笑)

ちなみにボスは大学に連絡すらしていない様子(相変わらず仕事が遅い)。。。今から大学に申請してInvitationもらってってやってたら6か月があっという間に過ぎるよね?(笑)。

何も考えず、何の準備もせず、家族4人でシドニーへ乗り込んた。これらの行動はすべて子供二人のためだそうです。子供2人を現地の学校に通わせるにあたり新学期からスタートさせたかったとか。

子供を思う親の気持ちはわかるけれど、それを実現できるかどうかはすべてVISAだよね。親として最初にやることがあるならば航空券を買うことではなく、スーツケースに荷物をまとめることではなくVISAの手配でしょ?グラントを獲得してからどれだけ時間あったんだよって話。あまりにもずさんすぎて・・・日本人の私にはちょっと考えられないのだけど(笑)。これを聞いた時、自分の悩みと違いすぎて少しほっこりしたのも事実。

 

では。