3時15分ついに始まった。
死なない程度に自分を追い込むこと。長旅なのでとにかく焦らないこと。
Start - F1富士宮
最初の区間は距離23.8kmと長め。緩やかな下りを基調とした林道。
こどもの国を出るとすぐに富士山がお出迎え!富士山がみえたのは結局この区間だけでした(天候は金曜:晴れ、土日:曇り)。
レース開始1時間、最初の食料はグミ。
長い林道が終わると大渋滞。
日が暮れてきた。渋滞はまだまだ続く。
おそらくこの時、左膝裏をぶよに刺された・・・。強い痛みと痒みで、レース終わった今も痒い。
渋滞中は暇だったのでエナジーを摂取。少し早いけれど夜の装備へ変更。キャップとサングラスをとって、ヘアバンドとライトを頭に装着。周りは昼装備のままだけど気にしない。
日が暮れ直前、ようやく渋滞は解消。
森の中をライトなしで歩くランナーがいたが、私はNEO9Rを持っているのでバッテリーを惜しむことなくライトをつけて走った。
F1到着:18時56分
予定より1時間弱遅れ。
100マイルレース最初のエイド、
スポーツドリンク売り切れ!笑
ドーナツ売り切れ!笑
残っていたのは、お水・コーラ・チョコとわずかばかりのバナナ。
コーラ―が残っていただけでも感謝。
F1は、お水1L補充、コーラ1本、バナナ1本、トイレ休憩、で計8分滞在。
鈍足ランナーというのは他のランナーより試練が多い。
鈍足ランナーは食料にありつけない定めなんだ。
これはオーストラリアでも日本でも同じだね!
F1富士宮-F2麓
私調べだとUTMF には難所が2つあってここが一つ目。
山の入口に到着する渋滞。かなり急な斜面が永遠と続くのが見えた。
渋滞とは言え、渋滞によるデメリットは感じない。むしろついていくのが大変。
ノンストップで進むのでついていけないランナーは途中で脇道にそれ休暇する。一部のランナーは30Km地点にも関わらずすでにハンガーノックで嘔吐している。横たわって寝ているランナーも多くみかけた。
とにかく坂道というよりは崖・土の斜面を無理やり上っていく感じ(階段なし)。
初めてランナーが完全に止まった。まじの渋滞だ。
止まったのはいいけど、立っているのもやっとの急斜面。だれか一人でも転倒したら大事故になる。
この時他のランナーと話をしてわかったことは、ここは一気に800メートルアップの難所。渋滞で止まったのは650メートル地点。まだ残り150メートルアップする必要がある。
結局、最初の難所は渋滞を除き1度も休憩することなく登りきることができた。偉いね!
その後はながーーーーーい下りが続きようやくエイドへ到着。
F 2到着:1時43分
初めてスポドリを確保。ドリンク補充しているとき、2020年Vibram Hong Kongで話をした外国人選手に再会した。今レースは上半身裸ではなく服を着ていた(笑)。
ランナーが地べたに座り富士宮焼きそば(お一人様一個まで)をたべてる様子↓
- 富士宮焼きそば
- お煎餅
- ホットミルクティー2杯
二つ目のエイドだからまだ体力も食欲も十分にあったのだけど・・・だけど座って富士宮焼きそば食べたら一気に汗冷え。体の震えがとまらない。
震えながらフラスクにお水を補充しに行くと、ボランティアのおばちゃんが囁くのだ
『白湯を飲みなさい。身体温まるよ。胃腸を温めるとハンガーノックの対策にもなるよ。』
私は素直にボランティアのおばちゃん従う。
これ以降のエイドで私は毎回
500mlスポドリ、
500ml熱湯、
250ml熱湯、
を補充してから出発することになる。
白湯ではなく熱湯を補充する理由は、終始気温が低かったので白湯だとすぐに冷めてしまう。熱湯くらいがちょうど良い。ちなみ250mlは手に握る用。数分間しか持たないけど即席カイロになる。
このエイドではクリーム、餡子、ジャムなど4種類近く?のパンが置いてあった。お一人様一個まで。レースでパンはいままで好んでたべたことがないのだけど(口の中の水分奪われるイメージしかない)、ここでもボランティアのおばちゃんが囁くのだ、
『いま食べる気分じゃなくても、とりあえず1個持っていきなさい。後で食べたくなくかもしれない。ないよりはあるほうがいい。』
これ以降のエイドで私は毎回クリームパンを握り締めエイドを出発することになる。エイドでは全然食べる気しないのに、ザックに入れてペタンコにつぶれたクリームパンは食べやすいし冷たくて美味しいのだ。
F2には約20分滞在し、2時5分に出発。
F2麓-F3本栖湖
この区間はあまり記憶がない。F3到着:4時34分。
ここはお饅頭エイド。
うまい。
お饅頭エイドにはお饅頭とお水しかおいてない。お湯がないのが残念。
お饅頭食べたらすぐに出発。この頃、空が明るくなってきた。
F3本栖湖‐F4精進湖
6時半パノラマ台に到着。完全に朝だ。
本当は目の前に富士山が見えるらしい。ボランティアのおばちゃんが携帯で写真を見せてくれた。「完走祈願に写真の富士山に手を合わせな!」といわれおばちゃんの携帯の写真に向かって手を合わる私←基本的におばちゃんの言いなり、人のアドバイスには従うタイプ。
確かこの後は山をひたすら下って樹海を2キロほど走ってからエイドだったと思う。
F4到着:7時31分
名物のお雑炊を食べる。
おばちゃんが
『塩分は漬物で取りなさい!』
って仕上げに大盛のしば漬けをトッピングしてくれる。
1人2杯までオッケーなので2杯食べたよ。
(余るということは、後方のランナーが結構DNFしてるってことになのかな?)
ここはサポーター席↓
ランナーの中にはプロアマ関係なくにサポーターをつけて100マイルを目指すのだ。私はサポーターいらず・・・。
ストーブ席が空いたので急いで移動。
このエイドの入り口にはドナドナ用のバスがスタンバイ。
DNFだけは嫌だ!頑張るぞ!
F4は滞在時間50分くらい。長すぎた?
F4精進湖-F5富士急
ここで初めての自販機エイド発見。
ランナーはコース上の自販機や売店で食べ物を購入する事が許されている。
鈍足ランナーはいつだって試練が多い。今回は、先を行くランナーに飲みたいドリンクすべて奪われるという試練。
ピータネクター、カルピス、マスカット、オレンジ、なにもないやんね!
乗り気ではないが近くのランナーの真似をして三ツ矢サイダーを購入。購入した直後に後悔。数十分前にエイドでコーラのんだばかりだったね・・・
走っても走っても終わる気がしない。ようやく市街地が見えてきてほっとする。
ここから山を下りるまで、山を下りてから富士急までが地味に長かった・・・。
F5到着:12時38分。
ドロップバックを受け取る。
バッテリーを出してライトと時計を充電。
更衣室で汗冷え防止インナーとTシャツを着替える。長袖も準備していたけど、F5までフラットと下りは全て走ることができていたので汗をかきすぎないようにあえて長袖はやめておく。
栄養を食料ザックに補充(コンビニおにぎり2個、ようかん、眠眠打破)。
予定より到着時間が遅いのでカップ麺を食べるのやめようと思ったけれど、時間よりエナジーの方が大事なので食べることに。
今回は気分に応じて食べれるようにどん兵衛のうどんとカップヌードルカレーの2個用意していた。悩んだけどカレーヌードルをチョイス。エイドのカレーヌードル初めて食べたけどかなり元気でた。
13時47分に富士急を出発。
滞在時間は50分(今レース最大)。
まだまだ続く。
では。