シドニー生活

中年研究者のお話

社会人になって最初の名刺

金曜日。

朝からプレゼンのスライド作り開始(腰が重すぎる...)。ざっくり仕上がったので、名刺を取りに大学へ行ってきた。

 

今回は名刺の話。

先週、オンラインで名刺を注文した。シドニーで名刺を作るのはこれが3回目。歴史は以下の通り。

★1回目はMPhil candidate 

★2回目はPhD candidate 

★3回目はResearch fellow←いまここ

2018年PhD受験に失敗してMphilに入学式。MPhil10ヶ月後にPhDへジャンプアップ。卒業後はポスドクポジションを獲得。シドニー生活も7年目だもの、名刺一つでも思い出がいっぱい。

 

このタイミングで名刺をアップデートさせる理由は、週末の国際学会で使用するため。

この学会は私の業界で1番大きな学会で専門性はどちらかといえば低い。だけどジェネラル(全science, education, practiceが合同で行う)なので分野の壁を越えてネットワーク構築が可能。世界中から参加者がいるけど、日本人もそれなりに参加している。だから日本人用に名刺は大事。

 

学生の頃は指導教官を通して、スクールの事務局へ依頼をしていた。名刺の裏には指導教官の名前を入れる必要があるので、指導教官の許可がないと作れないシステム。料金は無料。

社会人になった私は、スタッフ用のイントラネットでビジネスカードを検索し、学内にあるコピーセンターでオンライン注文出来ることをしった。そして注文を1人で完了させた。料金は一箱(250枚)96ドル。オンライン上に支払い画面がなかったので、このままスクールかファカルティーが支払ってくれることを期待している。

 

私はスタッフ用の名刺に以前から憧れていました。私の所属する大学ではカラーで学生とスタッフを区別する傾向にあり、自然と私もカラーで相手の立ち位置を確認する習慣がつきました(海外では、若者=学生、中年=スタッフとは限らないので注意が必要)

例えば、首にかけているIDカード、

  • 学生は赤色
  • スタッフは黄色

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名刺の場合、

  • 学生は白&白
  • スタッフは白&赤

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この赤がなんかカッコよく見えるのです。ふふふ。これで私も赤デビュー。

 

金曜に名刺を受け取りにいった私ですが、、、

結論から言うと名刺はもらえなかった。

(・Д・)がびーん

出来てないって???

スタッフが言う、

『あなたの名前はリストないわ』

念のためいまの名刺をデスクに全部並べてくれたけど私の名前はない。

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(๑•ૅㅁ•๑)これだけあって、なんで私の名刺だけないの?

 

パソコンで調べてもらったけど私が探せないと。お願いしてスタッフに外注先へ連絡してもらうと、私の名刺は発注からもれていることがわかった。

受領メールの意味なし↓

Thank you for your order at USYD Staff.

We have received your order.
Your order number is: 176465.

どうやら先週システムエラーが起きたらしく、担当者が私の名前をリストに戻し忘れたとかなんとか......。アージェントで準備すると言ってくれたけど時すでに遅し。

 

起きてしまったことは仕方がない。赤い名刺はおあずけ!

 

赤い名刺ないけど、心のダメージはゼロです。

最近思うことがある。国際学会で初めて出会った日本人とコミュニケーションを取る場合、名刺がない方がコミュニケーションがより取れる気がしている。博士課程卒業後、ずっと名刺なしでやってきたのはそれが理由。先日の国際学会も日本開催で日本人たくさん参加したけど私は名刺なし参加した。

と言うのも、日本人の大半は名刺を持って国際学会へやってくる。名刺がない私は『後でこちらから連絡しますね』と相手に伝え、遅くとも明朝までにメールを送れば良いのです。国際学会では多くの人と話す必要があるので名刺交換しただけで終わることはよくある。しかし、名刺がないことでもう一度メールを通じて挨拶をする機会に恵まれるのです。学会会場とちがい、メールだと一対一のやり取りになるのでほんの少しだけど距離が縮まった感もでる。

 

今回の学会もメール書く機会が増えそうです。

\\\\٩( 'ω' )و ////

がんばれ私。

 

では。