シドニー生活

中年研究者のお話

奨学金に応募した

昨日締切の奨学金へ無事に応募できました。

まってろ7000ドル!

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この奨学金の名前は

○○ PhD Completion Scholarship

1. Background
a. This Scholarship was established to support PhD students to complete their research studies in their field of research or research endeavour.
b. This Scholarship was a gift from ○○.

と書かれていた。

○○さんが卒業が近い学生に今回7000ドルをプレゼントしてくれるらしい。

(私のような名もなき者をサポートできるように私もなりたい←おそらく一生無理だと思う)

 

アプリケーションみたけど

合格発表日は不明、

人数は不明、

(おそらくすぐに決まりすぐに支給されるのだろう)

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わかっていることは、

採択されれば7000ドル給付。

(TдT)

採択されたし!

 

奨学金を知ったのは先月送られてきた大学のニュースレター(メルマガみたいなカジュアルなやつ)。

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最近はこの手のメールを読んでいなかったが、なんとなく読んでいたら「卒業間近のHDRのサポート」についてのお知らせを発見。

A postgraduate research scholarship
$7000 scholarship to support PhD students to complete their research studies or endeavour.

私の妖怪アンテナがピーンとたった理由はこれだったのだ。え!?

Eligibility

  • Currently enrolled PhD student
  • Expect to submit your thesis within 6 months from date of application

こんな限定的な奨学金みたことない!もう卒業が6ヶ月以内に出来る人って・・・、もう私のためにあるような奨学金です←いいすぎ。

 

過去の卒業生から、このような奨学金の存在を聞いたことがない。

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先週金曜にP2のミーティングをスーパーバイザーとした際に、スーパーバイザーへ確認したところ、スーパーバイザーも知らなかった。

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スーパーバイザーも「Definitelyでやってみろ!」

と背中をおしてくれたので、サポートレターを書いてもらう約束を取り付け、応募する決意を固めた。

こうなったらもう

いくっきゃない!

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待ってろ7000ドル!

(約57万円)

 

 

【応募準備】

大学経由の奨学金なので、アプリケーション作業は全てWebで完結する。色々埋めなければならない項目がありますが(例えばAnnual progress reviewの評価など)、ポイントは大きく2点ありました。

 

一つ目は、これまでの研究業績です。卒業間近のPhD studentを対象としているのでこれは当然かなと。そして博士課程を終えるバリアとなっている内容を記載。

Please provide a personal statement describing the following. 1. Statement on progress including evidence of research publications, conference presentations and any relevant publications during the candidature duration, and 2 Specific barriers to thesis completion and/or financial hardship along with supporting documentation (as listed in the section below).:

業績として、博士課程で計画していた5つのstudyは全て終了、全て研究結果は学会で発表済み(口頭発表4回、ポスター発表4回、ワークショップ運営1回の合計9回実施)、Publicationは1つ、under reviewは1つ、来月投稿予定は1つあることを入れ込んで書きました。加えて2019年企業が開催するワークショップに参加したこと、この3年半の獲得研究助成金総額と内容も記載。

バリアとして、Study4と5はコロナの影響で開始が3ヶ月以上遅れたこと、加えてコロナで大学へのアクセスが制限されたことによる被害を書きました。

 

二つ目は、スーパーバイザーからの推薦状。海外では必ずと言っていいほど、研究助成金や奨学金の応募には推薦状が求められます。

Letter of Support from Supervisor confirming that you have a reasonable expectation of submitting your thesis within 6 months from the date of application. Letter of Support must also confirm if you are facing barriers to thesis completion
Any supporting documents that provide evidence of financial hardship as described in the Personal Statement

私はいつも推薦状の中に入れ込んでほしい内容を箇条書きにしてスーパーバイザーへメールします。理由は、私とスーパーバイザーの書く内容に一貫性をもたせるため、また、推薦状の内容を充実させるために具体的なイベントや数字をスーパーバイザーへお知らせするためでもあります。あとは、スーパーバイザーから推してほしい箇所を明確にするためです(←私がアプリケーションを読んでいるから、何をアピールした方が良いのか私が判断しスーパーバイザ一へ伝えます)

例えば、推薦状にコロナの影響について記載する必要がある場合、「コロナで研究が遅れて大変でした」などと書いてもだめたと私は思うのです。具体的に「observational studyの開始が3ヶ月遅れた」と書いたほうが読み手にも明確に伝えることができると思うのです。スーパーバイザーは枝葉のことはやらないし気にもしてません。これがマネージメント側の人間だから当然だと思っています。だから私からスーパーバイザーが書きやすいように情報を送ります。

他には、メールに奨学金のウェブアドレスを貼っておきます。だたし、スーパーバイザーは忙しいので私に時間を割くとは考えにくいのでウェブサイトを見なくてもできるよう、スーパーバイザーバイザーが読むべき箇所を抜粋してメールに貼り付けておきます。

 

他の学生はどのように依頼しているのか知りませんが、私の場合はこんな感じです。

 

これはレターの一部↓

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今回、6ヶ月以内に卒業見込みをスーパーバイザーが保証する必要があります。スーパーバイザーがこれをどうアピールしてくれるのか気になっていたけど、

「これまで16人のPhDを輩出した経験から、彼女は必ず期限内に卒業できる」と書いてくれていました。(副指導教官ではなく指導教官として16人って意味です)

嬉しいなと思ったのはここ↓

a high quality, clinically relevant and impactful thesis within four years of academic study

質が高く、クリニカルなポイントからみて適正でインパクトがある博論を提出するでしょうって書いてくれたこと。

実際に入学して数名のPhDをみてきたけど(HDRの本の一握り)、博士課程の内容にはばらつきがあると感じています。だから経験豊富なスーパーバイザーからたとえレター用の誉め言葉だとしても「質が高い」「インパクトがある」と言ってもらえてすごくうれしいのです。

それにしてもフォーマルなネイティブの英語はカッコイイ!美しい!ですね~

 

 

こんなことばかりしているからP3やthesisが進まない。。。

ブログばかり書いてるから進まない。。。

さて、今日2杯目のラテをいま作ったので、午後も頑張りますよ!

m(_ _)m

では。