シドニー生活

中年研究者のお話

P2レスポンスレター事件

11月18日木曜は色々な情報が一気に届いてブログに何から書けばいいの?って感じ。

 

【HDR Student Paper of the Year 2020】

Practice部門、私の予想通りオナーズ出身のAちゃんが獲得!

 

【Postgraduate conference 2021】

こちらも私の予想通り、Aちゃんが優勝!

 

!(^^)!すごい的中率でしょ?3年も大学にいると、勝者が予想できるようになる。ただし、プラックティス・エデュケーションの分野が予測つけやすいだけで、基礎研究の分野は全くわかりません。

なぜわかるのか?

そこにはなんとなくパターンみたいなものがあるのよね~ふふふ。

 

【○○ 2021 Medallist】

これは驚いた。スーパーバイザーがメダルを獲得した。

the association’s highest award to recognise excellence and lasting contribution to...

このメダルは、サイエンス、プラックティス、エデュケーションの全部分野において長期に渡り貢献した証である。年に1名だけが選ばれる名誉ある賞、、、留学生の私でも知っている賞です。スーパーバイザーは引退まで約10年も残っているのにこの段階で受賞できたのはすごい。

 

【キャンパス解禁】

ロックダウンが解消されて約1ヶ月、ようやくキャンパスへ戻ることが許されたのだ!

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Staff and HDR students are now permitted to return to campus as needed without official signoff, although it is still good practice to discuss with supervisors. However, the buildings are still closed and only permit entry to those with swipe card access (no tailgating please!).

スーパーバイザーへ確認したところ、私が希望するならキャンパスへ11月19日から復帰可能だそうです。ただしHDRはスーパーバイザーの許可を受ける必要があるって。。許可って何?どうやら強くWHFが推奨されいるので、学生のオフィスや生活環境を考慮してスーパーバイザーが各自判断するそうです。私の場合は最終学年であることと、徒歩通学、オフィスを1人で使用するので問題ないそうです。ふふふ。

でも11月末まではWHFを続けることにしました!

 

【P2のレスポンスレター】

スーパーバイザーの最大の長所は温厚なところです。どんな状況でも言葉を荒げたところを見たことがありません。

そんなスーパーバイザーが昨日「very very bery angry」だ。怒りで手が止まってしまい、私が書いたP2のレスポンスレターのレビューができないと言ってきたのです。

どーいうこと?

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とにかくどこが気に入らなかったのか何も説明がなく、かなり前半の部分で手が止まったとだけしか教えてくれません。

で、しばらくたってから、言葉を濁すように、この箇所だと教えてくれました↓

English grammar is poor. Please ask a native English speaker with experience in your research field for assistance. Alternatively, use a professional language editing service, for instance those provided by our affiliates Nature Research Editing Service (https:---) and American Journal Experts (https:---.)

これに対する私の回答はこれ↓

  • We thank the editor for this comment. We would prefer not to ask a native English speaker for assistance as one of authors (○○) is a native English speaker with appropriate experience in this research field.

すごく上手に反論できたと思うのだけど、スーパーバイザーは「とりあえずお前がサンキューと書いた文章は消した。こんなコメント明らかにサンキューではない。」とめちゃめちゃ低温でいってきたし(笑)。

本当にスーパーバイザー怒るのは珍しい。

スーパーバイザーが私たち学生に対して口酸っぱく言うのが、

・エディターやレビュアーと揉めても何一つ良いことはない

・コメントは全てが正しいとは限らない

・感情を文章に出さずに反論することが大切である

・余計な情報は与えない(聞かれたことにしか触れない)

そんなスーパーバイザーが怒りで先へ読み進めることが出来ないなんてよっぽど(笑)。

 

とにかく私に気を使っているのと、スーパーバイザーは差別的な発言を自ら口にするのが嫌みたいではっきりとは言わないのだ。会話の後半で少しだけスーパーバイザーが話したこをくんでもやっぱり、English grammar is poor.が沸点だとわかる。

エディターは私の原稿を読んでもいないのに、オーサーの名前をパッと見てネイティブではないから、English grammar is poor.とテンプレを貼って対応したことがあからさまだと。確かに最初の3名はTHEアジア人の名前が並んでいる。。。

もしかしたら数か所はグラマーが間違っていることもあるかもしれないけれど、スーパーバイザーはP2を数回読んでいるので、校正に出すよう指摘を受けるグラマーミスはないと言っている。。。

余談になるけど、スーパーバイザーはこのジャーナルの前チーフエディターに依頼されて何度か前チーフエディターの英語の校正を手伝っていたそうです。

これも余談で、今年に入ってこのジャーナルの現チーフエディターから直接依頼を受けて総説を書いて寄稿している。

俺が書いた文章がEnglish grammar is poor.わけがない。だからこのコメントは俺が書いた文章に対してではない。著者の名前をみている。

 

この長い話の結末はこうなる。

・P2のレスポンスレターは今週は提出できそうにない。

・担当エディターの怠慢をジャーナルへ公式に報告する。

うそやん・・・

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エディターやレビュアーと揉めても何一つ良いことはない。目的はパブリッシュすることだから、感情をいかに出さずに端的にコメントに返事を書くかが大切なんだ。

我々HDRによく話してくれるのに・・・。

もめすぎやん。

ってか、

こちとら

早くパブリッシュされたし!

では。