シドニー生活

中年研究者のお話

ハナキン

疲れた。本当に疲れた。

今日もやるべき事とやりたい事の半分くらいしか出来てない。時間の限界と能力の限界を感じる。

 

17時10分に同僚へ業務連絡入れて、その後放心状態。気づいたら『あ゛ーーぁあ゛』と叫んだ私←重症である。

 

ふと我に返り、オフィスには学生さんが1人いた事に気づく。恥ずかしすぎ。

 

そして誤魔化すように学生のMちゃんに話しかけた『今日は金曜だから、早く帰りなー』

Mちゃんはどうしてもやる事あって21時まで頑張るらしい。雑談も休憩もなし、毎日永遠と作業している。3歳の息子がいるから時々大学へ来ないけど大学へ来れる日はとことん自分の時間をエンジョイしている。

Mちゃんは勤勉学生で昔の私を見ているようだ。Mちゃんに『週末は大学へ来ないの?』と聞かれた私は『もちろん来ない』と伝えた。 ふと思い出したけど、私は博士課程の最初の3年間、週末もほぼ大学へいってた笑。なんなら、週末の静かなオフィスで仕事すると捗るから、週末をボーナスタイムと位置付けていた。4年目になると週末登校は0。データコレクションが終わり卒業するまでの半年間はリラックスな時間を過ごした。卒業後も週末は大学へ行ってない。必要があればWHFはするけど。昔の私ってなんかめちゃくちゃ頑張ってたなと改めて思った(今も頑張ってはいるが、、)。懐かしい。

 

とりあえず私はMちゃんと雑談してすぐに、17時半にオフィスをでた。今週始めて早く帰れた。やる事まだまだある。やばいけれど、脳みそも心も限界。誰か助けてほしい。

 

今日やったことを思い返すと、、、

 

7時半から8時半はonline shared library の機能のテスト作業

→テストには友人のエンドノートアカウントも必要で、私のエンドノートと同時に開いてやる必要があった。

 

10時からプロジェクト1の練習用のレッドキャップデータベースにエラーがあると言われたので確認作業

→なんだかんだで2時間つかった。開始10分で連続用データベースにエラーがないことは確認できた。だけど練習用データベースだけでなくいま現在使ってるメインデータベースに同じ問題が起きてないかを確認するのに少し時間がかかった。稼働中のデータベース触る時はどうしても慎重になる。

プロジェクトに新しいRAが2名入ったのだけど、彼らのログイン後の画面には患者データが表示されないというのだ。だってテスト入力してないのだからデータはないのは当然。だけどエラーがないとつたえるだけだと根本的に解決したことにならないから、少し設定変えてdummyデータが彼らのスクリーンに表示できるように設定を直しておいた。

過去の自分の仕事みてすごいなぁとおもったことがある。プロジェクト1では、baseline day0とフォローアップピリオドday90の2期に渡り患者1人あたり613個のデータを集める必要がある。私はそのダミーデータを1300人分作成(613×1300個のデータ)してレッドキャップへ入力したのだ。執念すら感じる。

もちろんRAが実際にやるように1人づつ手入力でレッドキャップへ登録はしてない。ダミーデータはPythonで作ってCSVファイルをインポートして一気にアップロードした。一気といっても作ったダミーデータの量が多すぎて作ったテストデータを7回に分けてアップロードした。重いのでアップロード作業だけで30分かかる。

アップロードするのも時間かかるサイズのデータつくるのって大変だった。例えば1300人の患者の名前、電話、住所を作るのすら簡単じゃない。名前はオーストラリアのcommon name上位20位をもとにPythonにランダムに作成させた。住所だってclusterのPHNの郵便番号を手に入れ、それを元に患者の郵便番号とその住所をPythonつかってランダムに入力した。そして患者のGPかかりつけ医とAP在宅介入薬剤師の住所は患者の郵便番号と同じまたは近くになるようにPythonに入力させた。退院日もリクルート日から1-7日以内で退院するように割当てたり。

特にstepped wedge CRTの特徴である、各クラスターがそれぞれ異なるcontrol, transitional, intervention period をもってるので、それにあわせてデータコレクションの内容を変えていく必要がある。sw-CRTがコンプレックスだからダミーデータだってコンプレックスなんだ。

そこあきらめず、ダミーデータをリアルに近づけて作ってるあたりが私のこだわりを感じさせる笑。この研究はシステムレベルの介入を行うため、ダミーデータはリアルにする必要があったのだろう(←過去形)。約1300人ってのも、データコレクション2年間のうちクラスター4がtransitional period →interventionへ移行して1ヶ月目までを入力したようだ(←過去形)。話はされたが過去の自分の仕事を回想してただけ。

 

13時からMとAレビューのフルスクリーニングのミーティング。英語できなくて相変わらず死にそうだった。

 

15時半、私のエンドノートのonline shared library がぶっ壊れてendnote support centre に問い合わ

→エラーコードにサポートセンターへ問い合わせるように書かれているのでエンドノートのサイトからchat 使って問い合わせしたところ、なかなかよいサポートサービスで感動。最初はチャットで指示を受けてスクリーンショットを見せたりしたけど、最後はzoomとリモートアシスト使って一瞬で解決。

わかったことは、online shared library は1アカウント1ファイルしかもてないということ。今回のエラーの原因は、たぶんデータをシェアしてる相手の環境に何かしらのエラーが起きてることが原因だと。今後同じことが起きてもonline shared libraryのオーナーの私が新しいファイルを作ってそこへリンクさせるだけで解決できるとわかった。かなりホッとしている。

 

15時55分にカフェへピットイン

→15時から16時は学内の一部のカフェが2.5ドルでコーヒーを提供してる。カプチーノを2.5ドルでゲット。

 

16時10分から急遽Mとズーム

→エンドノートのreference type table がダウンロードできないというのでズームしながら確認ひたらちゃんとできてたし!笑

 

結果、第一優先であったレビューのスクリーニング業務はZERO。これもまた人生。本当にやばい。

 

今日も誰にも伝わらない愚痴を書いて終了だ。

m(_ _)m

では。