シドニー生活

中年研究者のお話

Quick chat = 1.5時間?

水曜は夕方からミーティング。

その前にSeminar11-12時受講。今回のオーガナイザーはスーパーバイザーです。セミナーのトピックが私の研究内容と関連してそうだった!

IT IS ALL ABOUT QUALITY

Assessment of professional competence and performance on individual and organizational level. As a co-author of FIP Global Framework for Quality Assurance in Pharmacy Education, Arijana will present and discus with participants hot topics in assessment of quality and performance both in practice and education. Why is it so hard to start the assessment, how is it connected with reflection, evaluation and improving parts of CPD cycle and accreditation criteria? What are the best methods for quality improvements on individual and organizational level and how we can start today?

Aはとても情熱的で、プレゼンの内容も面白い。クロアチア出身の彼女はいろんな国で働いたり研究したりして来た。実はその前に臨床経験も15年ある。やっぱり現場を知っているからこそ、研究者としてのパッションは尽きないのかな?と想像してみたり。彼女の経歴も人柄もアイデアも私は好きです。quality of educationは大切でそれが最終的にはquality of healthcare servicesに繋がると言っていた。うん、私もそう思うよ。この講義は、私に少し自信をくれたというか、自分の研究テーマが世界でホットなんだと、このまま突き進んでいいよって思えた。たかが1時間のセミナーなんだけど、お話が上手な人はすごいね、私を元気付けることができるのだから。このセミナー後は少し心が楽になり仕事が進みました。そしてミーティングへ挑む。

 

肝心なミーティングね。スーパーバイザー「手ぶらでいいからな。ディスカッションパートの方向性を決めるぞ」と言われてたけど、そんなのこのアラフォーの私に通じるわけないよ。もちろん効率よく打ち合わせできるように事前に資料作成するに決まってるじゃん。「スーパーバイザーだからって、なんでも私が従うと思うなよ笑」と言ってやりたい!前回も自分で資料を持ち込んで、今回も持ち込み、全て正解。私の解析結果を元に具体的なディスカッションパートについて話し合いができた。結果的に勉強にはなったけど、結局は自分で考えて勉強してやらないといけないなと思う。

スーパーバイザーは手取り足取りなんて指導してくれない。ご丁寧にスーパーバイザーが導いてくれて後ろをついて歩いていくだけなんてこともまずない。チップスを口にしてくれるけど、あとは放置!おーーーい!これってなんか大丈夫?と思ったりもするけど、このHDR(higher digree research student)の一人一人が個人事業主。一人一人が自分の研究を自分で進めていく感じ。海外のスタイルはこんな感じ?もしくはうちの大学だけ?本当に、私が大きな壁だと挑戦だと感じていることや、怖くて自信がなくて立ち止まってる時、スーパーバイザーは後ろからちょんちょん背中だけを押してくるような感じ。みんな必死にもがいて、自分なりに考えて回解釈してさ。「そりゃみんな力つくはずだよ」と周りの卒業生の成果を耳にするたびに納得する私です。「私もこの泡波に揉まれながらいくと成長できるんだ」と信じなきゃやってられない。全てが自主性で成り立っている。

ここで私のストラテジーをご紹介。社会人や研究学生なら常識かもしれないけど、私は毎回ミーティング後に議事録を自分用に作ります。日付、時間、参加者、トピックを終わった直後になる早で書き起こします。そしてその時の内容をメモしたノートやスーパーバイザーが書いたメモ用紙もスキャンして一緒に保管します。タイトル名はシンプルに日付を入れておきます。終わった直後にものの数十分で終わるから絶対にやるべし。何かもめた時行き違いの時にも証拠にもなるし、ノートのどこかに書いても時間が経過にすると振り返るの難しい。だったらデータに落とした方がいいよねってことでまとめてます。昨日は色々な専門的が出てきたので、それをまとめたり調べたりして議事録でもあり用語集みたいな感じで1時間以上かかった。ミーティングで出てきた用語というのは論文内でもheading使えそうなのもある。大切に記録に残しておきました。

 

最後に、スーパーバイザーがミーティング前にいってた一言「よし、quick chatが必要だ!今からやるぞ」

quick chat の定義↓

Definition. to have a quick chat: to talk briefly, to have a short conversation. I had a quick chat with Luna in the hallway, but not for very long as I had to go to the bathroom. a chat: a talk, a gossip, an informal conversation.

もうさ、1.5時間も話たよー。おいおいって感じ。私の後には、新入生Lに「Quick chatしよう」とまた言ってたけど。おいおいだよね。全然quick chatじゃないよ。普通に打ち合わせと言ってくれ〜

 

ミーティングなんとか乗り切ったけど、自分から自分へのプレッシャーが相変わらずすごいです。幸せになるために頑張るのではなく、幸せだから頑張れると思いたい。この環境で勉強させてもらえる事、たくさんの刺激をもらえる事、私はこうしてアラフォーになって研究を開始する事ができていること、私は本当に幸せ者だなと。この環境が苦しくて本当に辛い日もあるけど、なんとか頑張れるのはやっぱり自分は幸せ者だと思えるからなんだと思う。人生で難しい決断する時にはエネルギー90%くらい消耗する。後の10%は惰性でなんとかなると思いきや、これが努力の1本柱。膨大な時間と努力により脳みそフル回転。人生まだまだ長いぜよ。アラフォー、今日も突き進むしかないな。では。