シドニー生活

中年研究者のお話

My conferral date- "11 November 2022"

シドニーはジャカランダが咲き乱れております!(写真は11月のもの)

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報告遅れました。

表題の通り、

私は

2022年11月11日

ドクターになった!

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イェーイ!

 

嬉しい。

 

Your conferral date

Dear XXX,
As you have completed the requirements of your degree, you are eligible to have your degree conferred. After conferral you can use any titles associated with your degree. 

Your conferral date is 11 November. Please note, your conferral date and graduation ceremony do not need to occur on the same day. For more information about conferral, visit the student website. 

Graduation documents
Hard copies of your graduation documents will be available for pick up at your graduation ceremony. 

A digital version of your graduation documents will be available through My eQuals within 2-5 business days after conferral. We will send an email to your personal email address recorded in Sydney Student with information on how to create an account with My eQuals. This will also be the address we use to set up your My eQuals account. 

 

嬉しいのだけど、そんなに心がざわつくことがなかったのも事実なんです笑。入学する前、博士課程中、まさか自分がここまで博士号取得の反応が薄いだなんて想像もしていなかった。正式にドクターを名乗って良いといわれた日、人生に一度しかないであろう大切な日に誰とも喜びをシェアしなかった←これが現実です笑。そして今の今まで誰にもいっていない。

٩( 'ω' )و

ブログくらいは書こうとしだけど結局書きかけてやめちゃった私。

 

私が博士取得にかんしてなぜここまでドライになってしまったのか?自分なりに考えてみると理由は思いつくだけでざっと2つある。

 

1つ目は、そもそも学位取得を目標としていなかったから。私にとって学位取得は次のステップとして見えてきただけで学位取得はあくまでも人生の通過点にしかすぎない、そう入学前から思っていた(強く自分に言い聞かせてきた)。最高学位をとれば良い仕事が見つかり良いお給料が貰えると思った事は一度もない。私は「学位取得後の方が何十倍も大事」これが常に頭にあったし今もある。博士終わってからは現実に引き戻されて不安定な進路と戦っている。なんなら博士取得を喜んでいる場合ではなく、人生迷子のこの状態をなんとかしなきゃと必死である。だからレターが届いても感動が薄かったのかもしれないな。ここだけの話、研究・アカデミアという世界にたいして年々冷めていく自分がいるのも事実なのでそれも少し影響しているかも?(←あまり大きな声では言えないのだけど、ガッカリする事が多い業界です)。

 

2つ目は、博士を取得することより博士課程でやって来たことの方が何十倍も難しかったから。私の4年を振り返ったとき、博士取得という出来事は私の中で非常に小さい出来事。この4年の集大成が博士取得ってことにつながるはずなんだけど、、、それを考慮しても博士取得は私の中でメインイベントにはなれないのだ。ようは学位そのものに対して思い入れがない。確かに博論を書き上げるのは大変。だけど博士号は博論を書いて提出すればよっぽどのことがない限りもらえるものなのです。大げさに言うと、時間とお金を費やせば誰だって貰えるのが博士号。これが私の博士課程の感想であり結論。私にとって、MPhilでHDをとったとき、MPhilからPhD へジャンプアップできたとき、1本目の論文書がアクセプトされたとき、国際学会のオーラルにアクセプトされたとき、助成金を獲得できたとき、これらの出来事の方が博士取得より30倍くらい嬉しかった。それにこれらの結果を出すのは博士号より50倍近く難しかったイメージで、いまだにどうやって掴み取ったのかどうやってサバイバルしたのか謎。本当によくやったとおもう。

この時ばかりは大学のデスクで人目を憚らず叫んでガッツポーズ出してたくらい嬉しかったなぁ。だから誰でももらえる博士号、努力すれば貰える博士号、これに対しては特別感を感じていないのかなとも思う。先が保証されていないことに対して努力を続けること、失敗の連続でも恥をかき続けながら前に進む精神力(留学生活うまく行くことの方が少ない)、時には運を味方にして結果をだす、これが非常に難しい・・・。誰もが憧れる社会人留学だけど実情は情緒不安定の日々、泣いたり発狂したり寝込んだり、普通の社会人していたら経験しなくても良いことを思う存分経験。極上のどМでもない限りこんな生活耐えられたものじゃない。

 

いつもの通りごちゃごちゃぼやいているけど、とにかくこれでまた一区切りついたよねって話。ドクターを名乗る許可が出たのだもの!これはめでたい!

まとめると、

2022年7月3日completion letter

2022年11月11日conferal date

2022年12月8日graduation ceremony

卒業前に聞いてた話では、コンプリーションレターを受け取った段階では博士を名乗ってはいけない、学位授与式で学位を受け取って初めて博士を名乗って良い、ってことだったけれど、ちょっと違っていた。実際は学位授与式の日付が決まると、学位が発行され博士を名乗る許可がおります。卒業式は少し遅れて証書をもらうって感じ。卒業式が授与日な訳ではないようだ。

 

ということで

誰にも言ってないけど、ドクターとして公式に活動開始してます!

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イェーイ!

私、4年間お疲れ様★

 

私の博士課程のイベントは残すところ卒業式だけとなった。しかし、海外生活はそうあまくない。最後の最後まで思うようにいきませんでした笑。卒業式出席が早い者勝ちで「会場が満席になったのであなたは卒業式には参加できません」とお知らせが届いたり笑、

スーパーバイザーがやらかして卒業式に参列できないことが一昨日になって判明したり笑、

とりあえず大学に問い合わせた結果ようやく卒業式の参加許可がおりたところです笑。

 

私はもう何が起きても驚きませんよ!笑笑

そんな感じです。

では。