シドニー生活

中年研究者のお話

シドニーで卒業式

私のシドニー生活は2017年3月Master degree (course work) から始まりました。この時はMaster (coursework digree)とMPhil (research digree) の違いも知らなかった私(笑)。

卒業後は縁あっていまのスクールへ入学。入学から10か月でMPhil から PhDへジャンプアップし、2022年1月博論を提出。

 

何が言いたいかというと、

シドニーの卒業式に参加するの

これが2回目!!

2回目なので思うこともいろいろある・・・。経験が全然活かされない卒業式でした。

 

卒業式の申込み

私の所属する大学は、3-4月と12月の計2期にわたって卒業式を行います。私はCompletion letterを受け取ったのが7月だったから、12月の卒業式に招待されました。

It is important you confirm your details by 30 September and let us know whether you would like to attend a graduation ceremony in Sydney. The next set of ceremonies will be held on 7 – 9 December 2022.

招待状が届いたのは9月。私は2023年3月の卒業式に参列したかったので大学へリクエストをかけたらリジェクトされた。

(>_<)かなしすぎ泣

以前は卒業式の時期が選べたのだけど、どうやら選べなくなったらしい。3月に出席したかったわけは、3月がスクールのメイン卒業式で、この時はスクールの先生とスクールの学生のみで埋め尽くされスクールの規模で盛大にお祝いが行われるため。

もし私が日本で就職していたら卒業式には参列できなかった可能性が大なので、式に参列できるだけでラッキー?と思い、すぐに気分を切り替え12月の申込み手続きをとる。

そしたら↓↓

卒業式に参列できません

って。

え?はぃ?

プチパニックのまま、急いで大学のHPを片っ端から読み漁る。わかったことは

定員オーバーなので参加不可

オンラインで参列が可能

なんでやねん!

コロナの規制があるならまだしも、現在NSWはコロナの規制はゼロ。なんで卒業式の会場が狭くて席に限りがあるというだけの理由で卒業式に参列できないの。ありえんやろ。

急いでメール読み返すとこう書いてあった。

卒業式の参加は早いもの勝ち

・・・。

なんで卒業式の参列が早い者勝ちやねん。最初の3分くらい悲しい気持ちになった。

 

でもよくよく考えてみたら本来卒業式には参加することは難しかったのだから、卒業式はなしでいいやと思えた。でもガウンを着た写真は欲しいので、スーパーバイザーへガウンをきた記念撮影を撮りたいとリクエストをすることにした。

 

スーパーバイザーへこの件をメールしたら23時なのに電話きた(笑)。

『もし大学が早い者勝ちで卒業式参加枠を埋めているなら問題がある。明朝Deanに報告して大学へレポートをあげる。』

怖いこと言ってきたし笑。この辺り外国人っぽい。

だけど平和主義の私は「早い者勝ちに負けたから卒業式に出れない」というくだらない争いをしたくなかったので、まずは私がアドミンへ問い合わせすることでその場をおさめた(笑)。

 

電話を切った後、怒りメールを書いてみたらこうなった👇

Dear Staff, Graduations Office

I tried to register for the graduation ceremony in December 2022 for my PhD degree. However, the website says that I am not allowed to attend due to the limited capacity of the great hall.
I cannot accept that any PhD graduates who studied hard for 4 years in their PhD degree and who express their willingness for the participation are unable to join their own graduation ceremony just because of the limited capacity of the hall.
How can PhD students and their families accept a system in which participation in graduation ceremonies is on a first-come, first-served basis?
How can I participate in the graduation ceremony for my PhD degree on-site?
If I am not allowed to participate it in December 2022, can I join the next ceremony in March/April 2023?

怒りメールのはずが丁寧メールを書いた(笑)。こんな時はクレーマーになっても仕方がないのだ。大学はメールに「卒業式の参列は早い者勝ちです」と書いていたのだから私が秒でクリックしてたら参列できていたわけだし(なんで自分の卒業式申込みに秒でクリックせなあかんのよ)。あえて言うなら、来年の3月(私が本来参列した式)に参加でも構いませんよ、と自分の当初の希望を盛り込んでみた。

 

二日後、大学から返信が届いた。

As the Great Hall has limited capacity (just as other venues would have a capacity), students have been advised that RSVPs are accepted on a first come first serve basis. The USYD Great Hall is a heritage listed building, so there is no scope for expansion or other renovation to enlarge its size. Hope you understand.

Unfortunately your ceremony is full, so I have to re-locate you to another ceremony on 8 December with another cohort f FMH graduands.

New ceremony details The Great Hall Thursday 08 December 2022 at 09:30

I have extended your RSVP until 18 Nov.

Please access your student portal to RSVP and pay by the new deadline......

謝罪もなく「事前に『早い者勝ち』と書いた」から私が悪いとでも言いたそうだが、

私はなんとか他の卒業式に参列できることになった。

後に分かったことは、

当初参列予定だった枠には、同じスクールの学生が固めてあったそうです。とはいえスクールがミックスの卒業式には変わりなし。枠には知り合いのPhDが一人参列、壇上にはスーパーバイザーとC先生がいたそう。だからどの枠に参加しても、アウェー感は否めない式だったのかなっていまは思ってます。

で、肝心なスーパーバイザーは私の式には欠席したのよ!弟子の式に欠席って!

奴がスーパーバイザーがリクエストかけるタイミングが直前すぎたので却下された。(←相変わらず仕事が遅い。スーパーバイザーには3度卒業式の日時をリマインドしたのにね)。そもそおも、私の新しい枠はとあるスクールのマスターコースワークで借り切っていたのもあって、壇上のスタッフの席に入ることが許可されなかったみたい。スクールのパワーの差を見せつけられたわ。貸切っているスクールって、私が2017年にMasterとったスクールです(笑)。

と、さんざん早い者勝ちシステムにキレていた本人が私の式に参列できないという事実・・・。それを式2日前に聞かされる私って一体・・・。

今となっては良い思い出だけど、ね。

 

ガウン

ガウンが値上げされてた。

165ドル!

値引きシステム廃止され、しかもお値段2倍以上。いくら何でもこの価格設定はないよね・・・。

2018年3月の卒業式は$67.15ドル

  • Gown - $22.38
  • 1 x Hood/Stole - $22.38
  • 1 x Official Trencher (to keep) - $22.38

私はAccess Card Holderなので2018年の卒業式は15%(?)のディスカウントをうけてTOTAL PRICE:$67.15だったと記憶している。

世の中金なんだね!

 

しかも、卒業式参加のメールと一緒に届いたシステムの作り込みがちょっとやばい。165ドルお金を振り込まないと、参加申し込みが完了できないつくり笑。以前はガウンレンタルはオプションになっていたのだけど・・・。自分でガウン準備する場合はおそらく個別に大学へ問い合わせする必要があるのだと思う。

 

レンタル代はさておき、私は前回Masterも今回PhDもガウンはレンタル。

だけどローカルのPhDホルダーはガウンを購入するのが一般的。PhDは最高学位なのでPhDのガウンは価値があるだそう。実際に私がマスターの卒業式へ参列した際、周りの先生に「(私がガウンを購入するタイミングはPHD授与式なので)ガウンを購入するなよ」と念押しされたのは懐かしい思い出。

ローカルがガウンを購入する理由は他にもあって、今後アカデミアとして働く場合、教え子の卒業式にガウンを着て参列する機会がやってくるからその機会に備えてガウンを手元に置いておくという意味もあるそうな。

へぇー

って、毎年卒業式でうかれるスタッフを見ていたけれど、私はガウンは購入しませんでした。ガウン買っても着ないだろうしね。

 

長くなったので、いったんここで終わっり。

では。