シドニー生活

中年研究者のお話

女神あらわる

さて、どこから書こうか。

水曜日の日常から始めます。

水曜は9時半に出勤。朝自宅で仕事をしてから出勤したので、少し遅くなっただけです。つまり、以前の生活リズムに戻りつつある感じ。頑張れ私。

オフィスに到着すると、コピー用紙が一気に3箱も置いてあった笑😆

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前回、紙切れのことをブログに書いたばかり。極端に補充されている紙を見て、「そういうことじゃないのよ」と心の中でぼやく🤣。

この日の集中力はバッチリ。16時には、優雅にコーヒーブレイクを楽しんだ(オフィスには私だけ)。

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コーヒーは無料のネスプレッソカプセル(ゴールドコーストのホテルから持ち帰った無料のもの)。お供はスイスの高級チョコ(スイス在住の友人からもらったもの)。全て無料だけど、どれも美味しいに決まってる。

 

木曜日の今日のこと。

8時半に出勤。

メール確認した後は雑務。今日の雑務はDeclaration of External Interestsの処理。これは、外部の利益や利害関係に関する声明や開示のこと。大学のスタッフは、研究結果が偏っている可能性や利害関係のために研究結果が操作されている可能性を排除するために、外部の資金提供やその他の利益関係を持っている場合は開示する必要があるのです。毎年10月のこの時期に私の大学では提出が求められます。オンラインで簡単に提出できます。今年が2回目なのでサクサクできるのが嬉しい。何事も初めての時は時間かかるし不安しかないけど、それを乗り越えたらなんでもできる気になるから不思議。

その後は、土曜から続けているスクレイピングのデータを少しまとめた。12時半のミーティングでボスPに報告したいと考えている。

次にデータクリーニングを少し。これは14時のR先生とのミーティングで話すため、軽くデータを確認しただけ(300万人のプライマリーケアの患者データ、病名がフリーテキストという難題)。

10時半ごろ、友人からのテキストメッセージを受け取った。ボスPと廊下で偶然会って、久しぶりに話したとのこと。ボスPはWFHが多いため、意外な展開だった。すぐにボスPに連絡し、12時半からのAP&DミーティングをZOOMから対面に変更するようリクエストした。結果はもちろんオッケーで対面へ変更となった。

みんなラクだしZoomに移行するけど、Zoomの50回より対面の1回の方が大事だと私は思うのです。契約上、3月からボスPと働いているけれども、この6か月半で対面でのミーティングがたった1回しかなかった。今回のAP&Dミーティングは、私の業績評価だからZoomでの開催はいや。チャンスがあるなら大事なミーティングこそ対面、信頼関係を築く時間が欲しい。

 

AP&Dミーティングは5分遅れで始まり、5分遅れで終わった。

ミーティング前はそれなりに緊張。ボスPのオフィス↓

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ウィークリーミーティングではいつもガチガチの私だが、今回は比較的落ち着いていたと思う。ボスPはまるで女神のように見えた。微笑んでいた。

ミーティングでは予想していない方向へ話が進んでいったのだが、一つ言えるのは、ミーティング後、私の心は軽くなったということ。私が最近何に悩んでいたか、ミーティングが終わった後にわかった気がした。

ここ数ヶ月、私の体調が悪く、気力も異常に落ちていた。仕事の質も量も自分の満足できるものではなかったため、「チームのみんなをがっかりさせているのではないか」と感じていた。だから、今日のミーティングでもボスPに「もう少しできるんじゃないか」と言われるのではないかと不安に思っていた。

友人に「十分やっている」と言われ「むしろ周りよりやってる」、と言われても私は「やれていない」と心の底から感じていた。自己評価が低いため自信が全く持てずに悩んでいたようだ。

勘違いだと気づかせてくれたのはボスPの態度だった。ボスPは私の仕事を一切心配していない。これだけ片言なのに、仕事ができているという前提、仕事の質が高いという前提で、私の仕事を全面的に信じて会話してくれていた。それだけで十分だった。そもそもボスPと一緒に働いているプロジェクトの話はミーティングないではほとんどしていないのにそう思えたから不思議。

 

私も偉くなる機会がこの先あれば、彼女のようなボスになりたいなと思います(←現実問題、海外で働く限り、私の英語のレベルではリーダーになることはほぼ0だけど笑)。一見きりっとしていて話しかけにくいオーラがあり、怖そうに見えるけれど、笑顔と誠意を持って、部下に対しても尊敬をもって会話を進めてくれる。この器の大きさや人柄はとても大切です。真似できるならしなきゃと思います。

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で、ミーティング後は友人と大学の近くのパブでステーキを食べた。友人は今日はフリーらしく、昼からビールを飲んでいた(笑)。うらやましい。これだけお天気いいとビールも飲みたくなるよねー。お酒入れた後は、図書館でYouTube見るってさ(←勉強のYouTubeね。ビール飲んだ後に生物統計学が学べるのすごいな。)

 

解散して、14時からR先生とSWHBでミーティングを持った。1時間で終了。仕事の内容は15分だけで、残りは雑談。

 

R先生は私にとって、最近はメンターのような存在。R先生はもともとPhD留学生で、多くの経験がある。彼からは実践的なアドバイスも多い。めちゃくちゃ救われてる。

ただ、自身にはいつも言い聞かせていることがある。尊敬するのは良いが、崇拝するのは避けるべきだ。

私とR先生のバックグラウンドやスキルセットは異なる。そして、一般的なキャリアのアドバイスが私に必ずしも当てはまるとは限らない。むしろ私のキャリアの進め方は特殊だから、一般的なルールや常識は私には当てはまらないことが多いのだ。簡単に言えば、私の日常は非常識の中にあって、非常識な日常の中で常に新しいことを試みる状態だ。人が真似たくても特殊すぎて真似のしようがないとすら思う。私だけではなく、これは社会人やってたのに海外博士をする人は当てはまるのでは?。みんな変わってると思うよ。良い意味で自分の軸を持っていて、その軸だけを頼りに(自分の感覚を頼りに)、周りの人がだれも歩んだことがない道を手探りで進むのだから。もはや変態の域。

 

話かわるけど、R先生とのミーティングをしたSWHBビルは素敵だった。景色が美しいし、全てのデスクには電動昇降機能が付いている。


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コーヒーや紅茶、ミルクも飲み放題。最高だ。

私の希望としては、SWHBかCPCで働くこと。それほどどちらも素敵なビルだ。現在の私のオフィスはぼろくて歴史的な建築物で、何かと不便を感じることが多い。

12時半にミーティング、13時にランチ、14時にミーティング、15時半にようやくオフィスに戻り、PhDのMちゃんと雑談。その後、2時間集中してプロトコルを作成し、再びパブに行った(笑)。

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黒ビールを飲み、ぱっきーまおを食べ、優雅に帰宅。

実は酔った勢いでセブンイレブンに寄り道。

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友人おすすめのスムージー買ってみた。

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確か値段は4.5ドルだったと記憶している。

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なんか元気がでた1日でした。長い鬱からようやく抜けてきた。

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図々しく生きてみたい今日この頃。

では。