シドニー生活

中年研究者のお話

スーパーバイザーの快挙!

今日の午後、ビックニュースが飛び込んできた。

\(^o^)/

スーパーバイザーがグラントを獲得した!

その額

☆2.5M☆

(約2億円)

(>ω<)こりゃやばいことになったぞ!

 

今日を振り返ると、今日はKくんが午後から登校。数日前にKくんのP2がアクセプトされた話とか、K君のノートパソコンとモニターをセットアップしたり、久しぶりにオフィスに誰か居たので楽しく過ごした。ちなみにP2のコメントが最初に返却されたのはサブミットしてから7ヶ月後だったらしいよ!←遅すぎやしない?

 

で、午後遅にスーパーバイザーが我々を自分のオフィスへ呼んだのだ。いつもなら、チャットしたい=カフェなんだけど、なぜかオフィス。そしてグラントアプリケーションがアクセプトされた事を教えてくれた。

 

しかも、スーパーバイザーが獲得したグラントは、NHMRCの更に上、プレミアムなグランドだった。カテゴリーC1。国がらみの研究で、先日我々のオフィスを乗っ取ったチームが獲得したグラントより上らしい☝グラントにもランクがあるなんてオーストラリアはすごい国だぁ。

 

スーパーバイザーはグランド獲得総額は桁違いに高く、オーストラリアではハイプロファイラーの位置づけ。しかしそのほとんどが、ミドルだ。自分の名前でこの規模のグラントを獲得したのはこれが初めてだそうです。

(>ω<)めでたい

祝杯じゃ!

酒をもってこい!

 

スーパーバイザーも言っていたけど、今までやってきたことの集大成だと。本人が一番驚いていたかも。

How do you feel?

の質問に、

Scarely

と、返答するスーパーバイザー。失敗は許されないからね。大風呂敷を広げた以上は、もう結果をださねばならぬ。

 

私はスーパーバイザーの人生のターニングポイントに立ち会えて本当に嬉しかった!この瞬間にスーパーバイザーの学生でいられたことをラッキーに思う!

 

しかも、アプリケーションのハードコピーを見せてもらいながらのディスカッションは最高やった!オーストラリアのグラントアプリケーションは日本のものと項目自体は似ているけれど、書き方が全然違う!同じアプリケーションなのにこうも違うものかと学びが多すぎ。

前にも書いたと思うけど、特にCVは書き方が日本と全然違う。業績を数値にして書く必要がある。アプリケーションに名を連ねるハイプロファイラー達のCVはすごい。殆どの共同研究者は、グラント獲得総額は5M(ミリオン)超え、サイテーション総数3000以上はざらで5000や8000以上の人も。。。これ以外の数値も利用して研究者のスペックを数値で評価します。このスタイルが恐ろしいのだ。要は論文数やジャーナルのIFよりも、引用数が大切!いくらIFが高いジャーナルに掲載されても、世界中の人が引用していなければ意味がない。世界中の人が引用するような論文を書いて初めて研究成果になるのだ(怖すぎる)。

 

今回、スーパーバイザーがプレミアムなやつを自分の名前で獲得しただけでもミラクルらしいが、もっとミラクルがおきました!

なんとこのグラント獲得した5名中、3名が私の所属するスクールの先生。スーパーバイザー(元レベル5)、女R先生(レベル5)、男R先生(レベル5)。なんとプラクティスのリサーチしてる先生の中でもレベル5にオフィスをかまえている先生らが総なめしてもうた。

(TOT)感動の涙がとまらん。

こんなの初めての事らしいよ!Deanも感激!スクールのグラント獲得総額が一気に10ミリオン近く増えた〜。これはDeanの業績になるらしい。

 

しかも3人の中でも、男R先生が一番すごい。スーパーバイザーにとってRは初めてのinternational PhD studentでした。そうなの、PhD取得後にオーストラリアの永住権をとっているけど、元々はインドからきた留学生。そんな異国の地からやってきた留学生、オーストラリアで生まれ育ってもいない者が、オーストラリアのNHMRCの上のプレミアムなグランドをローカルそっちのけで獲得☝泣ける〜!快挙快挙!!

 

Rにはオフィスを引っ越すまでの1ヶ月半ほど仲良くしてもらっていたので、なんか人ごととは思えない。C先生がオフィスを引っ越した後、Rがそのオフィスへきた。スーパーバイザーの元学生さんなので、何度か挨拶程度の会話はした事があったけれど、引っ越してきたお陰で、RからはRがどのようにPhDを過ごしたのか、卒業後はどのようにキャリアを築いたのか、他にも研究、医療制度、ライセンス、永住権、学内の派閥などなど、とにかくいろんな話をする機会に恵まれました。Rは、私が何も言ってないのに、スーパーバイザーと一緒に働くことが博士課程の学生、特に留学生にとってどれだけ難しいかを理解していると何度も言ってました。だからこそ留学生の私が思い悩んでいないか気にかけてくれたのです(笑)。スーパーバイザーの悪口は私は最後まで言わなかったけど(ブログにもさすがにスーパーバイザーの悪口はあまり書いてこなかったけど)、話を聞く限りはスーパーバイザーは昔も今も同じだ(笑)。成長してないのだ(笑)。それもあってか、歴代の留学生同志は仲が良い(笑)。Rが私を気にかける理由にも納得。話はそれちゃったけど、これからはファカルティもスクールも誰もRを無視で出来なくなるってこと。Rの努力や成果がこのような形で報われて相当嬉しいぜよ!

 

(>ω<)こうなったら、彼らの勢いに私も乗っかりたいぜ!

と言う事で、

帰宅直前に、リバイスしたP2をスーパーバイザーに送りつけてきた!「スーパーバイザーが忙しくなるまでに、P2をなんとか片付けましょう」とメッセージを添えておいた(笑)。

 

あー、あまりにもめでたい話なので、ブログ書きながらも私のテンションが高いままだ!あのスーパーバイザーが2.5Mかぁ。これはすごいことになった!スーパーバイザーの元でメインに働くresearch managerさん、きっと苦労するだろうなぁ、なんて今から余計な心配までしております(笑)

 

では。